会社設立システムは、設立時に必要な法人登記申請書などの書類の作成から、設立後に必要となる事業用口座・クレジットカードなどの準備まで、会社設立に関わる一連の書類作成と作業を支援するシステムです。
ガイドに沿った操作により、必要事項が所定欄に入力された書類の作成が可能なため、専門知識がなくとも会社設立手続きを独力で完了できます。専門家に依頼することなく会社設立手続きを行え、その手間とコストの最小化が期待できます。
また、開業後に必要となるシステムやサービスの特典・割引を用意しているベンダーも多く、初めて会社を設立する人から特に評価の高いシステムです。
以下、会社設立システムについて、それぞれの特徴や機能、契約プランを紹介します。製品の選定に際して、導入メリットや選び方などの詳細を確認したい方は、選定ガイドをご参照ください。
本記事では、会社設立システムについて、その役割や導入メリット、サービス比較のポイントを紹介しています。
会社設立システムとは
会社設立システムとは、定款や申請書などの会社の設立時に必要な書類の作成から、設立後に必要となる銀行口座やクレジットカードの準備まで、会社設立に関わる一連の作業を支援するシステムです。
会社設立システムを活用すると、ステップに沿って必要項目を入力するだけで前提知識がなくても必要書類を作成することができるため、コストを抑えながら法人の設立を行うことが可能です。また、手続きについて不明な点があれば、専門家をアサインしてくれるオプションもあるため、初心者でも安心して会社の設立手続きを行うことができます。
会社設立システムの導入メリット
従来、会社を設立するには、定款をはじめとした法人登記書類を自分で調べながら作成する必要があり、作成を司法書士や税理士へ代行してもらうとなると、相応の費用も発生していましたが、会社設立システムを利用することで、コストを抑えながら会社設立の作業がスムーズに行えます。
具体的には以下の2つのメリットを享受することができます。
- 必要書類の作成効率化・抜け漏れ防止
- 設立コストの抑制
1. 必要書類の作成効率化・抜け漏れ防止
会社設立システムの最大の特徴は「専門知識がなくても法人登記の必要手続きを行える」ことでしょう。
会社の設立には税務署への届け出をはじめ、青色申告の承諾書、定款といったさまざまな書類を準備しなければならず、わからない部分は自分で調べながら作成しなければなりません。
しかし、会社設立システムでは、ステップに沿って必要項目を入力するだけで必要書類の作成をオンラインで完結させることができます。書類作成作業や手続きに行き詰った場合でも司法書士や税理士に作成を代行・援助してもらえるオプションがあるため安心です。
また、自身で開業手続きを行う際に起こりがちなミスの一つとして書類漏れや不備が挙げられますが、その心配もありません。株式会社や合同会社、事業内容等を選択することで、項目に応じた必要な申請書や届出を自動で用意してくれます。
会社設立にかかる手間やコスト、ミスを削減し、会社設立直後から本業にリソースを割り当てることが可能です。
2. 設立コストの削減
会社設立システムでは、司法書士などの専門家に書類作成代行を依頼せずとも、システムのナビゲーションに従って操作を進めるだけで、会社設立の手続きを済ませることができます。また、電子定款を発行する機能も搭載されているため、紙で定款を作成・提出する際にかかる収入印紙税(約4万円)も不要となります。
会社設立システムの選び方・比較ポイント
会社設立システムの比較検討時にチェックしておくべき製品仕様は下記2点です。
- サポート体制
- 会社設立単体か、 シリーズ製品か
また、以下のような会社設立後に必要になるサービスやオフィス用品の優待特典があると経費削減にもなります。
1. サポート体制
会社設立システムのベンダーの中には、操作方法などのチャットサポートをはじめ、専門家の紹介や法人印鑑の購入サポートを提供していることがあります。会社設立の事務手続きに時間を掛けず、本業にいち早く集中できるよう、会社設立に関するサポート体制を確認しておきましょう。
株式や資本金、決算時期等は一度決めてしまうと簡単には変更ができませんが、会社の立ち上げ経験がない場合、それを知らずに決定してしまう可能性があります。
こういった相談・サポートや専門家の紹介サービスは、有料のオプションで提供されていることが多いですが、設立後の失敗リスクを減らすことができるでしょう。
また、以下のような会社設立後に必要になるサービスやオフィス用品の優待特典があると経費削減にもなります。
- 法人口座の振込手数料無料
- 法人クレジットカード初年度年会費無料
- グループウェア利用料金初年度割引
- PC購入割引
- バーチャルオフィス入会金無料
- クラウドファンディング仲介手数料割引、など
ベンダーによって提供されているものが異なるため、自社で利用を想定しているものを洗い出し、会社設立システムのサポートとして用意されているかを確認しておきましょう。
2.会社設立単体か、 シリーズ製品か
会社設立システムには、会社設立を支援する機能のみが提供されているものと、同ベンダーから、シリーズとして会計ソフトや経費精算システムなども提供されているものがあります。
すでに会計ソフトなど業務システムを導入している場合は会社設立の機能だけで十分ですが、シリーズ製品の利用によってトータルのサービス利用料を抑えられるなどのメリットもあるため、初めて会社を設立する場合はシリーズ製品から優先的に検討してみるとよいでしょう。
また、シリーズ製品を選ぶ場合は、会社設立システムだけでなく、会計ソフトや経費精算システムなどの今後利用する可能性が高いシステムについても、画面の見やすさや操作性、連携性などを一緒に確認しておきましょう。
会社設立システムの主な機能・サービス一覧
会社設立システムの代表的な機能一覧です。※機能名称や内容は製品によって異なることがあります。
- 書類テンプレート利用
- 電子定款対応
- 専門家による代行
- 銀行口座申請書類作成
- クレジットカード申請書類作成
- 印鑑購入申し込み
- 合同会社対応
- 設立後ソフト割引特典
- 経費精算システム連携
- 会計ソフト連携