Officeユーザーならすぐ使い慣れる。ExcelやPowerpoint, Sharepointなどとの互換性もよいため、バグやエラーなく使い進めることができる。表やグラフをすぐ作成し、さらにフィルターも一瞬でかけられるため、会議で想定外の質問が来たときすぐ答えられる（例えば、アメリカの売上に関する会議中に同商材別地域の売上が話題にあがったときなど）。作成者以外にも共有し、共有された人が自身でフィルタリングしながらデータを参照できる。表の色・フォントなどデザインもカスタマイズしやすく、オリジナリティを出すことも可能。

私の部署は20カテゴリ・全500もの商品を扱っており、販売している国も30にのぼる。ある商材の売上推移について一度グラフや表をつくっても、翌月に売上データが更新されるたびにまた新しくグラフや表を作り直していた。また、ブレスト会議の際、商材×地域の売上推移をいかなる組み合わせでもすぐ参照したいと感じた。その時、社内インフラの担当者に相談したところ、PowerBIを勧められた。

アプリの立ち上げに時間がかかること。新機能が追加されるたびにアップデートが必要であること。Excelと共通点が多いが、Excelではすぐ見つかるボタンがPower BIだと見つからないことがある。例えば表示単位をそろえることなど。加えて、データの追加は作業は楽だが、直感的にできるものではなく、PowerBI初心者は慣れるまで時間を要する。

Officeユーザー。データを見る習慣をつけたいが、なにから手を付ければいいか分からない人。人が作ったグラフや表はなんとなく自分ごととして見ることができず、自分でデータを作りたい人。色や配置・フォントなど、自分でカスタマイズすることでモチベーションが上がる人。