【2023】CDNサービスを徹底比較!機能や価格・選び方を解説


CDNサービスとは、CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)を提供する事業サービス会社を指し、以下のようなソリューションを提供します。

  • ユーザーが世界中のどこからでも迅速にコンテンツをロードできる。
  • サーバーの負荷を低減し、サーバー運営コストを削減する。
  • DDoS攻撃を緩和し、Webサイトのセキュリティを向上させる。

以下、CDNサービスについて、それぞれの特徴や機能、料金プラン、導入レビューを紹介します。製品の選定に際して、CDNの役割や必要性、サービスの基本機能などの詳細を確認したい方は、選定ガイドをご参照ください。

CDNサービスで注目のサービス
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Amazon CloudFront
Amazon Web Services, Inc.
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アカマイ・テクノロジーズ合同会社
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CDNサービスの比較・レビュー

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Amazon CloudFront

Amazon Web Services, Inc.
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66人が「利用した」しています。
Amazon CloudFrontは、Amazon Web Services, Inc.が提供するCDNサービスです。AWSが提供する他のソリューションとAPIによって連携・統合。AWSのデベロッパーツールを利用できるため、スムーズな運用を実現します。また、AWS Shield Standardを標準搭載し、ネットワークとアプリケーションの両方を保護することで、高い安全性を確保。さらに、カスタムTLS証明書の無料発行や従量課金制の料金システムなど、コスト最適化を実現する仕組みを提供しています。

特長

  1. AWSとの密接なAPI連携で、スムーズな運用とリアルタイムな観測を実現
  2. ネットワーク、アプリケーションの両方を保護し、高い安全性を確保
  3. カスタムTLS証明書の無料提供、従量課金制を採用し、コストを最適化

プラン・価格

  1. オンデマンド料金(10TBまで)
    0.085ドル/月額
  2. オンデマンド料金(40TBまで)
    0.080ドル/月額
など
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Fastly

Fastly Inc.
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Fastlyは、Fastly Inc.が提供するCDNサービスです。高速配信とキャッシュファイルの即時消去により、従来のCDNでは実現が難しいとされていた、動的コンテンツのキャッシュが可能となっており、サーバーへのアクセス負荷を軽減することができます。また、リアルタイム・ログストリーミング機能を活用すれば、ユーザーのアクセスログをリアルタイムに取得することが可能となります。さらに、「GeoIP機能」により、ユーザーの地域ごとに適したコンテンツの配信を実現できます。

特長

  1. 高速配信とキャッシュファイルの即時消去により、サーバーへの負荷を軽減
  2. リアルタイム・ログストリーミング機能により、迅速な障害把握が可能
  3. ユーザーのアクセスポイントを解析し、最適なコンテンツ配信を支援

プラン・価格

  1. データ転送基本料金(~10TBまで)
    約15円/GB
  2. データ転送基本料金(10~50TBまで)
    約10円/GB
など
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Akamai CDN

アカマイ・テクノロジーズ合同会社
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1人が「利用した」しています。
Akamai CDNは、アカマイ・テクノロジーズ合同会社が提供するCDNサービスです。高度なWebパフォーマンス最適化機能により、UXの強化とCV率の向上を支援します。また、世界各地に専用サーバー網を構築。コンテンツを複数の場所にキャッシュすることで、コンテンツリクエストを高速で処理することが可能です。さらに、業界トップクラスのマネージド型CDNソリューションを提供。複雑化・高コスト化しがちなインフラ管理を最適化し、展開時間と初期コストの縮小を実現できます。

特長

  1. Webパフォーマンス最適化機能により、UXの強化とCV率の向上を実現
  2. 分散された専用サーバー網を構築し、コンテンツの配信を高速化
  3. マネージド型CDNにより、管理を複雑化することなくビジネスの拡大を支援

プラン・価格

  1. 初期費用・運用費用
    問い合わせ

CDNサービスの選定ガイド


本記事では、CDNおよびCDNサービスについて、その役割や活用メリットをわかりやすく解説しています。

CDNサービスとは

CDNサービスとは、CDN(Contents Delivery Network:コンテンツ配信ネットワーク)の仕組みを提供する事業サービス会社を指します。CDNとは、Webコンテンツが迅速にかつ安定的に配信されるよう、地理的に分散して設置されたサーバーグループです。

CDNサービスを利用すれば、自社のオンラインサービス(Webサイトやアプリケーション)にアクセスするユーザーに対し、世界各地に張り巡らされたキャッシュサーバーから効率的にコンテンツ配信を行うことができます。

サーバーグループのうち、ユーザーの物理的所在地に最も近いサーバーを介して、コンテンツ配信が実施されるため、ユーザーはどこからアクセスしてもコンテンツが読み込まれるのを待たずに済みます。

キャッシュサーバーとは、Webサイト上のコンテンツファイルのコピーを一時的に保存し、ユーザーからの要求があった際に、オリジンサーバーに代わってコンテンツを配信するサーバーのことです。結果として、本来オリジンサーバーが負うべき配信負荷が軽減されます。

CDNサービスの活用メリット

CDNは、安全かつ大規模なインターネットトラフィックを実現する分散サーバーシステムです。世界各地に分散配置されたサーバーシステムを自社のWebサイトやアプリケーションに利用することによって、以下のようなソリューションを期待できます。

  1. Webサイトのパフォーマンス向上
  2. サーバー負荷の低減
  3. DDoS攻撃対策

1. Webサイトのパフォーマンス向上

CDNの第一の目標は、最速ルートでコンテンツをユーザーの元に届けることです。クリックしてすぐに新しいコンテンツが表示されるのと、クリックからページの読み込みや動画のバッファリングで数秒間待たされるのとでは、ユーザーが体感するWebサイトのパフォーマンスは大きく異なるでしょう。

また、ロード時間の短い優れたユーザーエクスペリエンスを提供する高速Webサイトは、検索エンジンにも好まれます。Webコンテンツにおける検索順位は、訪問者数や認知獲得数に大きなインパクトを与える要因です。

特に海外ユーザーをターゲットとする事業を展開するWebサービスは、現地でのコンテンツ表示速度の課題をCDNサービスによって解消できるでしょう。

2. サーバー負荷の低減

Webサイトへのトラフィックが突発的に急増しアクセスが集中した際に、自社で準備したサーバーインフラのみ(主にオリジンサーバー)では、表示するコンテンツの容量の大きさに耐えきれずオリジンサーバーがダウンしてしまいます。

しかし、CDNサービスが提供するのは広範に分散したサーバーインフラです。オリジンサーバーにかかる負荷を複数のサーバーに分散することで、多くの人が同時にコンテンツにアクセスしても、オリジンサーバーがクラッシュすることなく、ユーザーがコンテンツにアクセス可能な状態が維持されます。

ネットワーク帯域をはじめ、オリジンサーバーの要件を抑えることができれば、サーバー運用コストの削減にもなるでしょう。

3. DDoS攻撃対策

DDoS攻撃(Distributed Denial of Service)は、大量のデータを送りつけてリクエストを殺到させ、サーバー負荷がかかる状態を意図的に作り出すサーバー攻撃で1つです。無論、正常なユーザーからのアクセスを阻害し、Webサイトが閲覧できない状態になります。

CDNサービスを利用していれば、オリジンサーバーの代わりにキャッシュサーバーがDDoS攻撃を受けてくれます。インターネット上の脅威が日々変化し続けていることを考えると、DDoS攻撃だけでなく、さまざまな攻撃を緩和して、Webコンテンツとユーザーを保護することがCDNサービスのセキュリティ要件として求められることとなるでしょう。

CDNサービスを導入するべきケースとは

CDNは、中小規模のWebメディアから世界最大規模のECサイトや動画配信サービスまで、さまざまな企業のコンテンツ配信における課題解決を担っています。

以下のようなケースでは、CDNサービスの導入を検討してみるとよいでしょう。

  • ECサイトへのアクセスが急増しており、オリジンサーバーの増強を考えている
  • 海外にコンテンツ配信を展開している
  • 動画配信、ライブストリーミングなどリッチコンテンツを取り扱っている

特に、表示速度を高速化させたいというニーズ(表示速度が低下しているという課題)に対しては、CDNサービスの導入は有効と言えるでしょう。

CDNサービスに関するよくある質問

CDNとは何ですか?

CDN(コンテンツ配信ネットワーク)とは、Webコンテンツが迅速にかつ安定的に配信されるよう、地理的に分散設置されたサーバーグループです。画像やページの表示速度を高速化し、また突発的なアクセス急増の緩和(分散)によって、サーバーダウンやDDoS攻撃を防ぎます。

CDNサービスは、どんな課題やニーズに対応できますか?

Webサイトやコンテンツの表示速度を高速化したいケース、またはアクセス急増や動画配信時などによって一時的なレスポンス悪化やサーバーダウンが生じるケースには、CDNサービスの導入が有効です。

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