Discordの特徴はなんと言っても汎用力の高さである。社内のSNSを作ることもできるし、あらゆる業務をBOTで自動化できる。コミュニティ運営において必要な機能は全て外部のBOTで補える、いうならば、「なんでもできる」コミュニケーションツールである。

NFTのファンコミュニティを運用するために使用した。顧客との直接コミュニケーションをとり、最新の開発状況をアップデートし、キャンペーンを実施し、ホワイトリストを管理する、私のNFTプロジェクトにおいてDiscordはマーケティングの中心的な役割をした。また、サークル運営においては内部および外部のコミュニケーションツールとして利用した。

Discordは外部に有用なBOTが溢れているからこそ価値を持つものである。しかしながら、最近BOTが増えすぎたせいか、BOTの規約が厳しくなっているようだ。例えば、招待数に応じてロールを付与する機能が最近禁止されたらしく、この機能を持つボットが使えなくなってしまっていた。このツールが価値を持つのはBOTの自由度が高いからであったのに、今後そのような規制を増やしてしまうとイノベーションが阻害されて、利便性が下がってしまうのではないかと思う。

ファンコミュニティやサークル、会社を運営している全ての人におすすめできるサービスである。人に応じて見れるチャンネルやメッセージを送信できるかどうかなど何から何までカスタマイズできるので、コミュニティ運営においてはこのサービスに勝るものはない。会社運営においてもnotionなど外部サービスを使うより、Discord内でタスク管理を完結した方が、なんだかんだ分かりやすく、視認性が高いのでおすすめだ。