良い点としては、豊富な機能。ウェブライティングのプロ集団「ウェブライダー」が開発しており、100を超える視点から文章をチェックしてくれます。エラーを100％拾い上げてくれるわけではありませんが、それまで逐一、目視で確認していたのが、数秒あれば修正箇所を可視化してくれるので生産性は爆上がりしました。単なる誤字脱字チェックのみならず、文章の改善案をリアムタイムでアドバイスしてくれますし、カスタム辞書を利用すれば、会社ごと、個人ごとに独自の表記ルールを設定できるので、業務の標準化も期待できます。

定期的に外部ライターの原稿を校正する機会があり、複数人でその業務に当たっていましたが、校正の基準やクオリティーが担保されていないと感じることが頻繁にありました。そういった問題を解決できて、業務の効率化と生産性の向上も同時に達成できるツールを探していたところ、「文賢」に巡り合いました。

1つ目は、各種チェック機能の精度向上。日本語の特性上、誤字脱字等を100％拾うのは相当難しいと言えますが、ツール使用後に見直しているとスルーされている箇所も少なくないので、精度向上には期待しています。もう1点は、スマホはともかく、タブレットでも快適に使えるような仕様になると嬉しいです。基本、PCで使うことを想定したツールとなっていて、スマホやタブレットでは思うように使えません。タブレットでもPCと同じような作業環境が整えば、「いつでも、どこでも使えるツール」として利用者がさらに増えそうな気がします。

文章を書く・チェックする全ての人。特に、WEBライター、校正・編集者、広報・PR関係者におすすめです。ライティング力の向上はもちろん、誤字脱字など無駄なミスが減るだけでクライアントの信頼を得やすくなるはずです。企業としても、より正しく、適切な文章を世の中に配信できるメリットがあります。初期費用に加えて、月額料金がかかる点を懸念される方も多いですが、導入すれば、業務の効率化や標準化、生産性の向上は間違いなく達成できるので、トータルで見ればコスパはかなり良いと思います。