【2023】ファイル暗号化ソフトを徹底比較!機能や価格・選び方を解説


ファイル暗号化ソフトは、ソフト内のフォルダにファイルをドラッグ&ドロップするだけで読み取れない形式に変換(暗号化)できるツールです、機密情報などの第三者に知られたくない情報をセキュアな状態で保存するために利用されます。

ファイルを読み取れる状態にするには、パスワードや生体認証などの「鍵」が必要です。この鍵によってファイルを復号することで、情報の閲覧や編集を行うことが可能になります。

以下、ファイル暗号化ソフトについて、それぞれの特徴や機能、契約プラン、導入レビューを紹介します。製品の選定に際して、導入メリットや選び方などの詳細を確認したい方は、選定ガイドをご参照ください。

ファイル暗号化ソフトで注目のサービス
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FinalCode
デジタルアーツ株式会社
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ファイル暗号化ソフトの比較・レビュー

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ファイル暗号化ソフト
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注目サービス

アタッシェケース

HiBARA Software
4.5
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14人が「利用した」しています。
アタッシェケースは、HiBARA Softwareが提供するファイル暗号化ソフトです。ファイルをドラッグ&ドロップするだけで簡単に暗号化可能。また、暗号化ファイルを実行形式(.exe)ファイルとして出力できます。これにより、利用中のデバイスにアタッシェケースがインストールされていない人でも、暗号化されたファイルを開けます。そのほか、世界標準の暗号アルゴリズムを採用し、第三者からの解析に強い暗号化ファイルを作成可能です。

特長

  1. ドラッグ&ドロップ操作とパスワード入力だけの簡単な暗号化作業
  2. .exe形式での書き出しに対応しており、ファイルの共有をスムーズに行える
  3. 世界標準の暗号アルゴリズムを採用し、第三者からの解析に強い

プラン・価格

  1. 初期費用・運用費用
    無料
  2. 商用ライセンスオプション
    問い合わせ
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FinalCode

デジタルアーツ株式会社
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5人が「利用した」しています。
FinalCodeは、デジタルアーツ株式会社が提供するファイル暗号化ソフトです。ファイル作成・保存時や、ダウンロードした瞬間に自動で暗号化可能。暗号化をユーザーに意識させることなく、高いセキュリティを実現します。また、ファイルに対して閲覧権限を細かく設定できるため、閲覧権限を設定した暗号化ファイルをメールやブラウザで共有可能です。ファイルのアクセス権限設定を行う際に、組織階層を定義できるため、管理者を複数体制にしたり、各組織の業務特性を考慮しながら組織にあったセキュリティ構築を行えます。

特長

  1. システムが自動で暗号化・復号を行うため、作業の手間がかからない
  2. 閲覧権限を設定し、メールやブラウザで暗号化ファイルの共有が可能
  3. 組織図や役職・役割に応じたファイル管理体制を設定できる

プラン・価格

  1. 標準ライセンス
    12,000円/1ライセンス
  2. パブリックライセンス
    8,400円/1ライセンス
など
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ファイル暗号化ソフト
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Full Disk Encryption

日本電気株式会社
Full Disk Encryptionは、日本電気株式会社が提供するファイル暗号化ソフトです。ハードディスクをOSごと暗号化可能。OSごと暗号化することで、起動時の認証はOSが起動する前に必要となるため、第三者からの不正なアクセスを防止できます。PC起動時の認証は、ユーザ名やパスワード、証明書、トークンなど、すべての認証情報を入力する必要があり、極めて強力なセキュリティを実現。高いパフォーマンス維持率も実証されており、ユーザーの業務に支障を与える心配はありません。

特長

  1. OSを含む、ハードディスク内のファイルすべてを強制的に暗号化可能
  2. PC起動時の複数回認証設定により、極めて強力なセキュリティを実現
  3. 業務に影響をほとんど与えない高いパフォーマンス維持率を実証

プラン・価格

  1. 初期費用・運用費用
    問い合わせ
InterSafe ILP powered by AXLBOXは、AXLBIT株式会社が提供するファイル暗号化ソフトです。本製品はクラウド上で提供されるため、自社でサーバーを開発・構築する必要がなく、短期間で導入できます。また、管理者のデバイス(PC)からファイルへのアクセス権限に関する詳細なコントロールを行えるため、個人情報漏洩を防止し、組織レベルでのPCセキュリティ対策を実現。さらに、データはすべて自動的に暗号化され、常にセキュアな状態で保存されるので、情報漏えいを防止できます。

特長

  1. クラウドサービスでの提供なので、サーバー構築が不要
  2. デバイス制御機能により情報持ち出し権限の詳細なコントロールが可能
  3. ファイル自動暗号化・セキュリティUSB作成で、持ち出し後の安全性を向上

プラン・価格

  1. InterSafe IRM
    500円/月額
  2. InterSafe SecureDevice Ultimate
    320円/月額
など
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ファイル暗号化ソフト
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NonCopy2

サイエンスパーク株式会社
NonCopy2は、サイエンスパーク株式会社が提供するファイル暗号化ソフトです。セキュアフォルダと呼ばれる指定の場所へ暗号化したいファイル・フォルダを格納するだけで、コピー制御とファイル暗号化を同時に実施。情報入力などのわずらわしい工程は、一切ありません。また、持ち出しを禁止しているファイルは、ワークフロー機能により持ち出し権限を設定することが可能。そのほか、ネットワーク環境の制御を設定し、Wi-FiやBluetoothの接続先を制限することで、不正なアクセスを防止します。

特長

  1. 指定のフォルダへデータを格納するだけのシンプルな工程で暗号化が可能
  2. 承認ワークフローにより、厳重な持ち出し権限管理が可能
  3. ネットワーク接続を制御し、外部からの遠隔操作を防止

プラン・価格

  1. NonCopy2 デバイス制御
    12,000円/1ライセンス
  2. NonCopy2 フォルダ制御
    15,000円/1ライセンス
など

ファイル暗号化ソフトの選定ガイド


本記事では、ファイル暗号化ソフトについて、その役割や製品の比較ポイントを紹介しています。

ファイル暗号化ソフトとは

ファイル暗号化ソフトとは、第三者がファイルの内容を読み取れない形式に変換(暗号化)するソフトです。該当ファイルをソフト内のフォルダにドラッグ&ドロップするだけで暗号化が完了します。

暗号化されたファイルは、復号しない限り閲覧・編集は不可で、復号するにはパスワードや生体認証などの鍵が必要になります。

万一、ファイルデータが流出したとしても第三者がデータの内容を読み取ることはできず、情報漏洩のリスクを抑えることができ、重要データをセキュアな状態で保管することが可能です。

また、暗号化したファイルがウイルスに感染していたとしても、復号鍵を知っているユーザー以外はファイルを開くことができないため、感染拡大を防ぐこともできます。

ファイル暗号化ソフトの選び方・選定ポイント 

ファイル暗号化ソフトの選び方・選定ポイントは以下の3つです。

  1. 操作性
  2. セキュリティ強度の信頼性
  3. 製品価格

1. 操作性

従業員にとって使いにくければ、ファイルの暗号化作業や復号作業に手間がかかれば業務に支障が出ます。また、暗号化されていない機密ファイルをそのまま外部に送ってしまったり、手間を惜しんで暗号ソフトを利用しないないなんてことも発生するかもしれません。

デモ版や試用期間などを利用して、暗号化完了までの時間、復号作業の簡単さ、スマートフォンでの操作性などを一通り検証しておくことをお勧めします。

従業員数や部署数の多い大規模な企業では、一部の部署のみなどスモールスタートで試験運用を行い、暗号化や復号化のしやすさを確認してから、本導入を検討することも一手です。

2. セキュリティ強度の信頼性

暗号化ソフトは、暗号が簡単に解除されることがないかなどのセキュリティ強度が重要です。

サービスサイトに掲載されている実績では、過去実績がある導入事例が多く掲載されています。セキュリティ強度の信頼性を確認するために、自社に近いサービスや規模、課題を持った企業の事例を参考にしましょう。

3. 価格

一般的に、ファイル暗号化ソフトの価格は、契約期間と端末の登録台数の掛け合わせで設定されています。

法人向けのファイル暗号化ソフトの価格には、ライセンス数(導入台数)が段階別に設定されており、自社で想定される使用台数に合わせて契約でき、導入台数によって割引が受けられることが多いです。あらかじめ利用する際の規模を想定しておくとよいでしょう。

中には無料で提供されているソフトもありますが、「サポート体制がない」「セキュリティ強度が担保されていない」「機能に制限がある」など、セキュリティの根幹にかかわるデメリットがあります。確実にセキュリティ対策を行いたいのであれば有料のものを検討しましょう。

ファイル暗号化ソフトの機能一覧

最後にファイル暗号化ソフトの代表的な機能を一覧にまとめます。機能の名称や内容はサービスによって異なることがあります。

ファイルの暗号化
  • ローカルフォルダー自動暗号化:利用頻度の多い権限のテンプレートをフォルダーに適応し、自動で権限を割り当てる。
  • 共有フォルダー自動暗号化:ドラッグ&ドロップするだけで自動的に暗号化できるフォルダを作成する。
  • パスワード省略機能:鍵となるパスワードを省略することができる。
  • 印刷上透かし追加:「サンプル」などの文字を透かして入れることができる。
  • ファイル上書き保存:暗号化ファイルを編集・再暗号化することができる。
  • ファイルリモート消去:指定された権限を越えるアクセス時に相手のパソコンから暗号化ファイルを削除することができる。
ユーザー管理・内部統制
  • 所有権限譲渡:暗号化ファイルを、任意のセキュリティ設定で暗号化しなおすことができる。
  • 行動履歴ログ管理:誰が、いつファイルの作成やファイルにアクセスしたのかを管理できる。
  • ログレポート出力:行動ログをCSV形式でダウンロードできる。
  • 二段階認証:ID/パスワードやワンタイムパスワードを組み合わせて認証作業を行う。
  • アクセス権限機能:作成者・閲覧者を変更したりすることができる。
  • デバイス制限:デバイスのOSの種別およびMACアドレスから指定することができる。

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