【2024】印刷通販を徹底比較！機能や価格・選び方を解説

本記事では、印刷通販サービスについて、その特徴や選び方のポイントを紹介しています。

印刷通販サービスの特徴（メリット・デメリット）

印刷通販サービスは、Webサイト上でデザインデータの印刷注文ができるサービスです。自宅やオフィスに居ながら、デザインデータの入稿から印刷条件の設定、発注、支払い、受け取りまで完了します。

実店舗の印刷業者と比較すると、印刷通販には下記のような特徴があります。

1. 費用を抑えられる

印刷通販サービスは、デザインデータの準備から入稿、用紙やインクの種類などの発注条件の指定などを全て顧客側が行うため、営業担当者を介する実店舗印刷業者と比較して大幅に低価格で利用できます。

また、多くの印刷通販サービス事業は、大型輪転印刷機を保有する印刷会社との提携でサービスを展開しており、オフィス費や機材維持費がかからない点も、品質を落とさずに低価格を実現できる理由でしょう。

2. いつでも発注できて納期が早い

オンラインサービスである印刷通販は、24時間いつでも発注をかけることができます。色校正などを行わず、入稿したデザインデータを印刷するのみであれば、発注から最短で当日発送のサービスもあるほど納期は早いです。

また、通常の印刷業者では、案件相談をしてから納品日が決まりますが、印刷通販の場合は、発注から納期までの日数があらかじめ固定されているため、納期から逆算してデータ作成や発注作業を行うことができます。

3. デザインの変更や印刷物の相談はできないことが多い

通常、印刷通販サービスでは、企画やデザインの相談をしたり、用紙サイズや印刷方法の提案を受けたりすることができません。中にはデザインテンプレートが用意されている場合もありますが、カスタマイズや内容の取り決めは自社で行う必要があります。

印刷デザインのノウハウや販促物の完成イメージに不安がある場合は、実店舗の印刷会社への相談も視野に入れてみても良いでしょう。

印刷通販サービスの選び方・比較ポイント

印刷通販サービスは、印刷部数や入稿形式、希望納期などによって、適正な料金や選定の軸が変わります。発注条件と何を優先するかを明確にした上で、以下のポイントに留意してサービス選定を行いましょう。

1. 料金

印刷通販サービスは、料金設定が各社で大きく異なります。印刷通販の利用に必須のサービスでも、基本料金に含まれず有料オプションとして設定されている場合があるため、料金だけにとらわれず、用紙の種類や納期、最低発注枚数なども含めて比較検討を行いましょう。

2. 納期の早さ

納期を急ぐ原稿がある場合に、優先して比較したいのが納期の早さです。土日・祝日を営業日としてカウントしてくれるサービスもあり、また発注条件によっては、即日発送やデータ入稿から数時間後の発送に対応してくれるところもあります。

納期を早められる分、スピード印刷として追加料金がかかるケースもあるため、納期と料金のバランスを考慮しながら検討を行いましょう。

3. 品質

印刷通販の料金の安さは、オンライン運営による事務所費や人件費の最小化、発注条件の統一などの工夫から来るものではあるものの、やはり仕上がりの確実性や品質保証の面では、従来の印刷業者よりも劣り、またサービスによって差が出やすいところです。

実際に注文してみないとわからない点も多いですが、以下のように比較検討の段階で判断基準にできるものもいくつかあります。

サンプル送付は、実際に自社で発注するものとデザインや用紙が異なり、必ずしもイメージ通りの仕上がりにならないこともあるため、参考程度に捉えておきましょう。料金はかかりますが、初回クーポンやお試し印刷サービスなどを利用して、自社で入稿したデザインを少部数発注すると確実です。

また、印刷通販では通常行なっていない色校正サービス（色味の認識誤差を確認・調整する試し刷り）を利用できるかどうかも、サービス品質を判断する基準となります。

4. サービスサイトの利便性

印刷通販では、データ入稿や発注要件の入力は自分で行います。発注ミスも自己責任となるため、手間取らずに入稿できるか、発注でミスを起こしにくいか、といったサービスサイトの使いやすさは重要です。

はじめてチラシや冊子を作る場合は、デザインテンプレートが用意されているサイトを使ってみてもよいでしょう。デザインテンプレートは、用途に合ったサイズの見本となるほか、既にある程度のデザインが施されているため、初心者でもクォリティの高い販促チラシを作ることができます。

5. サポート体制

営業担当者が介入しない印刷通販サービスは、基本的に発注から納品まで自己完結させます。

そのため、万が一の不具合やトラブルに対する連絡先や保証内容については、利用前に確認しておきましょう。