画面表示内容がシンプルで、操作性も良いところだと思います。利用方法についての特別な説明はほぼ不要で、アプリさえインストールされていれば、誰でもすぐに利用できます。取引先との間で利用する際にも、アカウントを作ってログインしたりする手間がなく使いやすいです。また、Microsoft Teamsなどでは、Windowsのシステム領域への画面共有（操作）が許可されていないことがありますが、Team Viewerを使うと、遠隔地からソフトをインストールしたり、設定変更などをすることが可能です。

世界中で多くのユーザーに使用されているTeam Viewerは、アメリカやヨーロッパの海外拠点で使われていました。メールのやりとりだけでは解決に時間がかかっていた案件なども、Team Viewerのチャットや画面共有によって共有しやすくなります。

シンプルで使いやすく、セキュリティも高いのですが、有償版と無償版のボーダーラインや有償版のメリットが見えにくいです。個人利用は無償、商用利用は有償といっても、会社でソフトウェアのインストールが禁止されていなければ、個人的に簡単にダウンロードすることができてしまいます。最初は個人利用として使えていたのが、ある日突然ブロックされて使用不可になると、急ぎで使いたい時にとても困ることになります。また、有償と無償版の機能に差もないため、知らずに違反しているユーザーがいてもシステム部門で把握しづらいという恐れもあります。

テレワークやハイブリッド勤務が定着してきている昨今の例えば、Google Chromeリモートデスクトップでは、ヘルプデスクの目的でシステム管理者がユーザーPCにアクセスしようとすると、相手のGoogleアカウントでのログインが必要となってしまいます。Microsoft365ユーザならTeamsでの画面共有も可能ですが、これから購入しようと考えるのであれば、接続が安定していて操作しやすいTeamViewerを検討してみることもおすすめしたいと思います。とくにヘルプデスク業務での利用のような、1台のPCから複数PCへ接続するような用途では、TeamViewerがおすすめです。