SEOの観点で、対象サイトの基本的な現状分析が網羅的に行えることです。このツールひとつでコンテンツの評価、インデックス（≒ページ数）の充実度、タグ記述の状態が確認でき、webサイトの基本的な健康状態がわかるのがメリットだと思います。UIも非常にわかりやすく、例えばジュニアメンバーなどでも使いこなしやすいのではないでしょうか。

広告代理店という業務形態であり、クライアント企業のwebサイト分析・提案（もしくはクライアント企業の競合企業のwebサイト分析）を行う機会が多かったため、このサービスを利用しました。Webサイトのアクセス数を増やすという目的においてはインターネット広告という手段も考えられますが、クライアントの業種の特性として、説得力があり、専門性があり、かつ十分な情報量のコンテンツが求められましたので、SEOが重要視されていました。

私の印象としては「SEOの基本項目を網羅的に分析できるツール」の位置づけでしたので、その応用版としてより深い分析機能（共起分析、検索ニーズ分析など）もオプションとしてあっても良いのかな？と思います。ただそれはあくまでもnice to haveかと思いますので、基本的な内容を確認できるツールとしては十分です。

web全般を対象とする広告代理店、webコンサル、webプロダクション企業には必須ではないでしょうか（笑）。具体的な提案に直結しなくても、SEOの基本を理解するという意味でも利用する意義はあると思います。 一方で事業会社のwebサイトご担当・内製でしっかりSEO対策をしたい方などにはこのツールだけでは足りないかも知れません。