無料であるにもかかわらず、Excelのファイルをほぼそのまま読み取ることができたり、簡易的な関数も利用できることは大きなメリットだと感じます。また、表示されるファイルの行と列の数も必要最低限に抑えられており、個人的な表計算等を行う際にはとても管理しやすい形だと思います。また、iPhoneやiPad等があれば、パソコンから転送し、Numbersで簡単に確認できるのもメリットだと思います。

私個人の話になりますが、Excelを開くたびにどうしても煩わしく感じておりました。大量の行と列が新規ファイル作成の際には表示される。理由はよくわかります。扱うデータ量が増えれば増えるほどExcelの本領が発揮されてくるものではあるものの、どうしても不要に感じていました。そんな時に、Numbersに目を付けました。必要最低限の行列のみが表示されており、こちらの都合で行列の追加ができる。表示も見やすく、とても作業が楽になったのを覚えています。

標準の空白のファイルを作成する際に、A列と１行目が必ずグレーで表示されてしまうのは、少々いただけないかなと思います。表計算等の都合で確かに分けることは簡単になりますが、可能であれば、個々の点はExcelと同様に背景色なしで作成できたらいいのになと思います。

膨大な量のデータではなく、客先等で臨時で少量のデータを利用して資料を作成する場面がある方にはとても便利かと思います。例えば、営業職であれば、見積書のフォーマットを事前に作成して、客先等で急ぎで出さなければならない時などに、iPhoneやiPad上から入力を行い、PDFデータを書き出すといった使い方ができます。私は営業職の頃、それのおかげで客先での対応をスピード感をもってこなすことができました。