１．コンピューターと言われるものであればほとんど導入可能であること。企業間で行われるシステム間ファイル授受がホストでもサーバーでもほとんどカバーできる。２．運用信頼性への配慮がされたツールであること。送信側でも受信側でも履歴・ステータスを運用環境に合わせた方法で確認できるため、高い信頼性が求められる業務でも安心して利用できる。

システムが企業毎のクローズな世界からオープンになり始めた約30年前、企業間のファイル授受を物理媒体（CMTやFD）からデータ伝送に変更するニーズが出始めた。セキュリティを確保しつつホストからオープン系まで同じプラットフォームで導入できる製品として評価したのがHULFTだった。

設定の難しさについては改善の余地があるかもしれません。高機能・安全であるが故ですが設定しなければならない項目やオプションが多いと思います。基本はSEが設定することが想定されている製品なのであまり問題にはなりませんが、小規模システムになるとSEではなく情報システム部門の要員がユーザ要件を聞き取り対応することもあります。その場合難しさを感じる場合があるかもしれません。

媒体でデータ授受を実施している企業は一日も早くHULFTを代表とするファイル転送ツール導入をお勧めしたいです。CMTやFDはすでに生産終了しており搬送するときの喪失リスクがあります。データ伝送時の暗号化もオプションにあり伝送品質・信頼性は高いと思います。利用企業も多く導入はスムーズではないかと思います。