【2023】RDB(リレーショナルデータベース)を徹底比較!機能や価格・選び方を解説


RDB(リレーショナルデータベース)は、データを行と列のテーブル形式で管理し、複数テーブルの関係性を定義することによって、複雑なデータ処理を可能にするデータベースです。国際規格であるSQL言語によってデータベース操作(データの登録、更新、削除、取得など)を行います。

効率的なデータ管理を行うための手法である「リレーションの正規化(データの正規化)」が可能で、データの一貫性を確保しながらデータの追加・変更・更新を実行できます。

以下、RDB(リレーショナルデータベース)について、それぞれの特徴や機能、契約プラン、導入レビューを紹介します。選定に際して、RDBの導入メリットやNoSQLとの違いなどの詳細を確認したい方は、選定ガイドをご参照ください。

RDB(リレーショナルデータベース)で注目のサービス
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Amazon Relational Database Service
アマゾンウェブサービスジャパン株式会社
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PostgreSQL
The PostgreSQL Global Development Group
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SQL Server 2017
日本マイクロソフト株式会社
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RDB(リレーショナルデータベース)の比較・レビュー

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Amazon Relational Database Service

アマゾンウェブサービスジャパン株式会社
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37人が「利用した」しています。
Amazon Relational Database Serviceは、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社が提供するリレーショナルデータベース管理です。管理が簡単な製品で、最新パッチのイントールやメンテナンスを必要としません。また、自動バックアップ機能やデータベースのスナップショット機能が備わっているため、データの復旧が容易です。セキュリティ機能も高く、データベースの暗号化やネットワークアクセスの制御によって外部の攻撃から守られています。

特長

  1. 最新パッチのイントールやメンテナンスが不要で管理が簡単
  2. 自動バックアップ機能やスナップショット機能により安全な使用が可能
  3. データベースの暗号化、アクセス制御による高いセキュリティ機能

プラン・価格

  1. 初期費用・月額費用
    0円
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PostgreSQL

The PostgreSQL Global Development Group
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29人が「利用した」しています。
PostgreSQLは、The PostgreSQL Global Development Groupが提供するリレーショナルデータベース管理です。オープンソースのデータベースシステムであり、無料でダウンロードすることができます。データベースの管理に利用できる機能が多く搭載されており、多言語への対応や文字列の検索、テーブルの分割などによって管理業務を効率化します。また、カスタム関数を作成したりプログラミング言語でコードを作成したりと、高い拡張性を持つ製品です。

特長

  1. 無料でダウンロードできるオープンソースのデータベースシステム
  2. 多言語対応、文字検索、テーブル分割などのデータ管理機能を搭載
  3. 高い拡張性によりカスタム関数の作成やプログラミングコード記述が可能

プラン・価格

  1. 初期費用・月額費用
    0円
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SQL Server 2017

日本マイクロソフト株式会社
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12人が「利用した」しています。
SQL Server 2017は、日本マイクロソフト株式会社が提供するリレーショナルデータベース管理です。無償版と有償版で6つのエディションが提供されており、システムの規模に合わせて選択することができます。GUIでの利用ができる製品であるため、データ管理にコマンド入力での操作を必要としません。機能を拡張する際には独自言語を扱う必要がありますが、使用することで通常のプログラミング言語と同じように柔軟な拡張が可能です。

特長

  1. 6つのエディションからシステムの規模に合わせて選択
  2. GUIによりコマンド入力での操作は不要
  3. 独自言語により通常のプログラミング言語のような拡張が可能

プラン・価格

  1. 月額費用
    0ドル
  2. Express
    0ドル
など
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RDB(リレーショナルデータベース)
無料期間あり
注目サービス

MySQL Enterprise Edition

日本オラクル株式会社
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9人が「利用した」しています。
MySQL Enterprise Editionは、日本オラクル株式会社が提供するリレーショナルデータベース管理です。24時間365日のサポート体制が整っている製品で、アドバイザーからサーバーの性能の問題やセキュリティホールについてのアドバイスを受けることが可能です。システムにはデータベースの監視や負荷原因をチェックする機能が備わっており、エラーが起こった際に問題のコードを特定することでパフォーマンスを改善。そのほか、データモデルの作成やスキーマの設計を行う開発者向けの機能も搭載しています。

特長

  1. 24時間365日のサポート体制、アドバイザーからの能動的なアドバイス
  2. データベースの監視や負荷原因を特定する機能を搭載
  3. 複雑なデータモデルの作成やスキーマ設計などの開発者用機能を搭載

プラン・価格

  1. 初期費用
    0円
  2. 年間サブスプリクション
    60万円/年額
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Oracle Database 12c

日本オラクル株式会社
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3人が「利用した」しています。
Oracle Database 12cは、日本オラクル株式会社が提供するリレーショナルデータベース管理です。クラウド対応を念頭において設計された世界初のデータベースであり、2014年時点で国内でのソフト市場シェア1位を獲得しています。既存のアプリに変更を加えることなくデータベースを統合することが可能で、統合前と変わらずに動作します。また、データの古さや使用頻度に応じて自動で圧縮や移動を行うため、管理にかかる手間を削減することができます。

特長

  1. 国内シェア1位の、クラウド対応設計のデータベース管理ソフト
  2. 既存のアプリに変更を加えることなくデータベースを統合可能
  3. データの古さや使用頻度を自動的に判断し圧縮や移動が可能

プラン・価格

  1. 月額費用
    0円
  2. Standard Edition 2
    42,000円
など

RDB(リレーショナルデータベース)の選定ガイド


本記事では、RDB(リレーショナルデータベース)について、その役割や導入メリットを紹介しています。

RDB(リレーショナルデータベース)とは

RDBとは、データを行と列のテーブル形式で管理し、複数テーブルの関係性を定義することによって、複雑なデータ処理を可能にするデータベースです。個人から大企業の業務システムまで規模を問わず幅広く活用されており、一般的にデータベースと呼ばれるものはRDBのことを指します。

また、RDBを制御・管理するソフトウェアは、RDBMS(Relational Database Management System:RDB管理システム)と呼ばれ、SQL言語を使用してシステムを動かします。

RBD(リレーショナルデータベース)を導入するメリット

データベースには、設計思想に沿ったいくつかの型があり、「相互に関連付けをできる」点がRDBの特徴となります。データベース管理にRBDを導入するメリットは以下の3点です。

  1. SQLでデータを操作できる
  2. リレーションの正規化によってデータ管理の効率化を図れる
  3. データ構造の定義なしでアプリケーションを開発できる

1. SQLでデータを操作できる

RDBは、最も普及しているデータベース言語であるSQL(Structured Query Language)によって操作を行うデータベースです。基本的なデータベース操作(データの登録、更新、削除、取得など)は、RDBMSの種類によらず同じSQL文で記述できます。

SQLは国際標準としてISOで規格化されているため、レファレンスも十分に揃っており、SQLさえ習得すればどのRDBMSも扱うことができるようになっています。

2. リレーションの正規化によってデータ管理の効率化を図れる

RDBでは、データベースのメンテナンス効率を高める手法となる「リレーションの正規化(データの正規化)」が可能です。データベース管理において、具体的には以下のようなメリットがあります。

  • データの追加・変更・更新をすばやく実行できる
  • 外部システムとの連携や移行を行いやすくなる
  • 保存に必要なデータベースの容量が削減できる

データの一貫性を確保し、効率的なデータ管理を行うには、データベースの設計段階から「リレーションの正規化」を行なっておく必要があります。

リレーションの正規化とは

リレーションの正規化は、データのグループを分離してリレーション(関係性)を作成し、データの整合性が維持しやすいテーブル構造にすることです。エクセルのような表計算ソフト上の関数や数式をイメージしてみましょう。セルに値のみを入力した表は、正規化されていない非正規状態の表となります。

非正規構造では、データの一部を変更した場合に、他に連動するすべての値も一つずつ置き換えていかなくてはなりません。これでは、データの更新漏れや欠落といった矛盾が発生しやすく、またデータの重複によって余分なデータ領域を消費することにもなります。

データベースの整合性を維持し、統計の作成や検索、データ変更などに幅広く対応できるテーブル構造を作成できるのが、RDBにおけるリレーションの正規化です。

非リレーショナル型データベース「NoSQL」とは

1960年代に誕生してからデータベースの主要システムとして利用されてきたRDBですが、近年は多種多様で膨大なデータの活用・管理が求められるようになり、クラウドシステムでの稼働やビッグデータの扱いにおいて、RDBは「処理が重い」「分散性がない」といった不満もでてきました。

そういった、現代のニーズに合うデータベースシステムとして開発されたのが、SQLを使わずにデータにアクセスできる「NoSQL(Not only SQL)」です。

RDBとNoSQLの違い

NoSQLは、RDBが対応できない部分を改善するという開発背景がある一方で、NoSQLでは再現できないRBDの特性もあります。

以下は、RDBとNoSQLを簡易に比較したものです。

RDBNoSQL
処理方式トランザクション処理結果整合性に基づく処理
データの型複数テーブルで構成さまざまな型が存在
・カラム指向型
・キー・バリュー型
・ドキュメント指向型
・グラフ型
分散性×
拡張性×
一貫性×
検索性×

RDBは「データ処理の一貫性と常にアクセスできる可用性」に重点を置いており、書き込み部分のスケールアウト(分散)はできず、拡張にかかる技術的・時間的コストも大きいです。また、大規模なデータを扱うようになると処理速度が遅くなってしまいます。

一方で、NoSQLは「大量のデータを高速で処理すること」を優先する代わりに、データの整合性が保証されず、複雑なデータ構成での統計や検索ができないというデメリットがあります。

このように、得意・不得意領域が両者異なるため、何を優先するかによってどちらを選ぶべきかが変わります。NoSQLは、登場直後から2016年頃までは需要拡大を続けましたが、以降は伸びが緩やかになり、現在も依然としてRDBを利用する企業が多いようです。

RDB(リレーショナルデータべース)に関するよくある質問

RDBとは何ですか?

RDBとは、行と列の表形式でデータを管理し、複数の表の関係性を定義することで、データの管理・処理を行うデータベースです。一般的にデータベースと呼ばれるものはRDBのことを指します。

RDBMSとは何ですか?

RDBMS(Relational Database Management System:RDB管理システム)は、SQL言語を使用してRDB(リレーショナルデータベース)を制御・管理するソフトウェアです。

RDBとNoSQLの違いは何ですか?

RDBは「データ処理の一貫性」に重点を置いており、分散性や拡張性、大規模データの処理速度に難点があります。NoSQLは「大量のデータを高速で処理すること」を優先する代わりに、データの整合性が保証されず、複雑なデータ構成での統計や検索ができません。

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