【2024】コールセンターシステム(イン)を徹底比較!機能や価格・選び方を解説


インバウンド向けコールセンターシステム(CTIシステム)は、商品・サービスに関する問い合わせや会員登録・購入の受付、クレーム応対のような、顧客からの入電に対応するインバウンド業務を支援するシステムです。

案件処理の効率化、顧客情報や通話記録の一元管理、担当者の稼働状況や案件進捗の可視化など、あらゆる側面から電話応対業務やその体制構築をサポートします。

以下、インバウンド向けコールセンターシステム(CTIシステム)について、それぞれの特徴や機能、契約プラン、導入レビューを紹介します。製品の選定に際して、導入メリットや選び方などの詳細を確認したい方は、選定ガイドをご参照ください。

テレアポや電話商談、キャンペーン告知など、特にアウトバウンド業務の効率化や営業活動、販促プロモーションを目的としたコールセンターシステムについては、アウトバウンド向けコールセンターシステムの比較・おすすめサービス一覧をご参照ください。

コールセンターシステム(イン)で注目のサービス
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MiiTel
株式会社RevComm
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CallConnect
合同会社selfree
4
無料期間あり
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Twilio
株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズ
無料期間あり
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コールセンターシステム(イン)の比較・レビュー

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11人が「利用した」しています。
MiiTelは、株式会社RevCommが提供するコールセンターシステム(イン)です。会話内容を解析できるAIを搭載しており、自らの会話内容の改善点を自主的に発見して学ぶ姿勢がつくため、教育時間の大幅な短縮に繋がります。また、会話内容を自動で文字起こしを行う機能を標準搭載。これにより、会話内容のブラックボックス化問題を抑制するとともに、成約率の向上を実現します。さらに、導入後はオンラインミーティングで操作方法や運用方法についての疑問点を解消可能。システムの早期社内定着を実現することができます。

特長

  1. 会話内容をAIが自動解析し、定量的な評価を行うことで教育時間短縮を実現
  2. 自動録音・自動文字起こしにより、会話内容を透明化し成約率の向上を支援
  3. 導入後はオンラインミーティングにより、システムの社内定着をサポート

プラン・価格

  1. 初期費用
    0円
  2. 月額料金
    5,980円/月額
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4人が「利用した」しています。
CallConnectは、合同会社selfreeが提供するコールセンターシステム(イン)です。通話メモや録音データを、専用のストレージにて顧客情報に紐付けられる形で保管可能。また、通話時間や後処理にかかった時間、着信に対する応答率といった指標が自動で集計され、従業員単位・チーム単位でダッシュボード上に表示されるため、管理作業の手間を大幅に削減することができます。さらに、柔軟な連携機能によって、CRMやチャットツールなど、非常に多くのSaaS製品と連携することが可能。業務効率の向上を実現します。

特長

  1. 通話メモや録音データを社内共有可能。顧客満足度・成約率の向上を支援
  2. 従業員単位で発着信数を可視化することで指標管理の手間を削減
  3. CRMやチャットツールなどの外部製品と連携し、さらなる業務効率化を実現

プラン・価格

  1. Starter
    2,400円/月額~
  2. Basic
    4,600円/月額~
など
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Twilio

株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズ
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8人が「利用した」しています。
Twilioは、株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズが提供するコールセンターシステム(イン)です。企業が利用している電話システムをクラウド上に構築することにより、Web・モバイルアプリケーションなど他のSaaS製品との連携を実現します。また、柔軟なAPIを提供しており、利用中のシステムにコードを組み込むだけの簡単な方法で、さまざまな機能の実装が可能。そのほか、メールアドレスと認証用の電話端末、ブラウザの3つがあれば、誰でもすぐにサービスの利用を開始できます。

特長

  1. 電話システムをクラウド上に構築し、アプリケーションとの連携を実現
  2. 柔軟なAPIによって、自動転送や通話録音、SMS送信を自動化できる
  3. ブラウザからアカウント作成をすれば、すぐにサービスの利用を始められる

プラン・価格

  1. 電話番号の取得・維持費用(050番号)
    4.5ドル/月額
  2. 電話番号の取得・維持費用(0120 / 0800番号)
    25ドル/月額
など
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ftel

コムソル株式会社
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8人が「利用した」しています。
ftelは、コムソル株式会社が提供するコールセンターシステム(イン)です。着信時、電話番号に紐付いて保管されている過去ログを即座に表示するポップアップ機能を標準搭載。顧客を待たせることのないスムーズな応対を実現。顧客満足度と成約率の向上に繋げます。また、企業ごとの利用環境に合わせたシステムのカスタマイズが可能。コストを最小限に抑えながら運用することができます。さらに、製品に搭載されている録音機能を用いて録音された音声は日付別で整理され、管理画面で簡単に再生することが可能です。

特長

  1. 電話番号から過去ログを自動で呼び出し可能。スムーズな応対を実現
  2. 柔軟なカスタマイズと利用料金設定により、コストを最適化できる
  3. 通話開始から終了までを録音。音声ログは管理画面で管理できる

プラン・価格

  1. 初期費用
    問い合わせ
  2. 月額料金
    5,000円/月額
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3人が「利用した」しています。
カイクラは、株式会社シンカが提供するコールセンターシステム(イン)です。顧客情報と各顧客への対応履歴を保管しておけるデータベースを標準搭載。情報を常に最新の状態に保つことができます。また、迷惑電話の番号を登録できる機能が備わっており、電話を取る前に迷惑電話かどうかをひと目で把握可能に。さらに、搭載された分析機能を活用すれば、曜日、時間帯別の電話量をグラフで確認することができるほか、発信や着信の多い相手先もリスト化することが可能。適切な人材配置や業務配分を促進します。

特長

  1. 顧客情報と履歴を一元管理し、社内で常に最新の情報を共有可能
  2. 迷惑電話があった場合、番号を登録し次回以降の対応を回避できる
  3. 曜日、時間帯別の電話量をグラフで確認可能。適切な業務配分を実現

プラン・価格

  1. 初期費用
    13万円
  2. 月額料金
    20,000円/月額
など

コールセンターシステム(イン)の選定ガイド


コールセンターシステム(CTI)とは

コールセンターシステムとは、コールセンター、営業部門やヘルプデスクなどにおける電話業務の効率化や品質改善を目的とした業務支援システムの総称です。

発着信時のオペレータの自動割り当てによる架電効率化、顧客情報や通話記録の一元管理、担当者の稼働状況や実績の可視化など、あらゆる側面から電話応対業務やその体制構築をサポートする機能を搭載しています。

また、その多くはクラウド型システムであり、導入に必要とされるものはインターネット環境と各オペレーターのPC・ヘッドセットのみです。在宅勤務者を含め、複数拠点でもシステムを分ける必要がなく、通話記録やオペレーターの稼働状況も一括管理できます。

コールセンターシステムの種類

コールセンターシステムは、顧客からの受電に対応する「インバウンド業務向け」と、企業やコールセンターから顧客に発信する「アウトバウンド業務向け」に分類され、それぞれの業務に適した機能が搭載されています。

インバウンド型の主な業務は、顧客からの問い合わせや商品申し込みなどの電話応対です。オペレーターの稼働状況や専門性、発信者の番号などから、受電時に適切な担当者に自動で振り分けたり、顧客情報や応対履歴を自動で呼び出したりといった機能が揃っています。

一方で、アウトバンド型の主な業務は、テレアポや電話商談、キャンペーン告知のような企業から顧客へのコールです。ワンクリック発信やプレディクティブ発信(複数の連絡先に同時発信して繋がってから空いているオペレーターに接続する)による架電効率の向上、トークスクリプトや会話分析機能による商談支援を目的として利用されます。

なお、本記事では、インバウンド型のコールセンターシステムを中心に解説を進めていきます。掲載サービスの中には、アウトとインの両方に対応しているシステムもありますが、インバウンド型の機能を主体としたサービスをお探しの方は、「アウトバウンド向けコールセンターシステムの比較・おすすめサービス一覧」をご参照ください。

コールセンターシステムとCTIシステムとの違い

コールセンターシステムと並べて表記されるのが「CTIシステム」です。CTI(Computer Telephony Integration)とは、コンピュータと電話を統合する技術を指します。音声や発着信のデータをデジタル化して、電話回線を使わずともネットワーク回線を介して通話ができます。

これら音声や通話のデータはパソコン上のさまざまなアプリケーションと連携でき、以前は、コールセンターシステムを構築するためにCTIが別途導入されていました。現在は、コールセンターシステムにCTIが組み込まれていることが一般化し、コールセンターシステムもCTIシステムもほぼ同義のものとして使用されています。

インバウンド型コールセンターシステム(CTI)の導入メリット

インバウンド型コールセンターシステム(CTI)を構築することには、下記のようなメリットがあります。

  1. 電話応対の効率化による生産性向上
  2. 顧客応対の品質向上
  3. 新人やマネジメントの工数削減
  4. 在宅勤務制度やサテライトセンターの導入

1. 電話応対の効率化による生産性向上

コールセンターシステムは、入電時に発信元の電話番号を表示し、またシステム内の顧客データと照合させて、適切な担当者へ自動接続することができます。コールの応答前に発信元がわかることで、担当者への取り次ぎ時間、および迷惑電話や営業電話などの不要案件に割く無駄な時間を削減可能です。

また電話応対時には、規定のフォーマットに従って新規案件や顧客情報を入力する、あるいは既存の顧客データに情報を追記するだけで、時系列に沿った応対記録を残していくことができます。

ほかにも、通話の文字起こしや情報要約、レポートの自動発行など、電話応対のオペレーションで自動化できる作業はすべてシステムに任せることができるため、1件あたりの対応時間を短縮して、生産性向上や人手不足解消、担当振り分けの最適化を図ることが可能です。

2. 顧客応対の品質向上

コールセンターシステムでは、顧客情報や過去の対応履歴などあらゆる情報を一元管理することが可能です。システムにログインさえすれば、問い合わせ案件の対応状況や進捗もひと目で把握できるため、折り返し電話の対応漏れや重複を防止します。

また、トークスクリプトやFAQ(質問と回答例)もシステム上に集約されており、顧客から問い合わせを受けた際に、検索して適切な回答例を呼び出すことで、顧客に待ち時間を与えずに課題や疑問を速やかに解消できます。

熟練スタッフの顧客応対をもとにトークスクリプトを作成し、よくある問い合わせとその解決法をシステムに蓄積していくことで回答の一貫性を確保し、また各担当者の経験や知識の差に寄らず、応対品質の均質化を図ることが可能です。

3. 教育やマネジメントの工数削減

問い合わせ案件や応対履歴の一元管理、およびリアルタイム性の高い情報共有や進捗の可視化は、オペレーターの負荷低減だけでなく、教育やマネジメントの効率化にも有効です。

たとえば、対応中の電話をリアルタイムでモニタリングし、オペレーターのみに聞こえるアドバイスや指示を出したり、通話データをまとめて確認・分析して後からフィードバックを行ったりと、必ずしも常時同行せずとも教育を行うことができます。

また、オペレーターの稼働状況や応対履歴などのデータの集計・分析機能も備わっており、入電数と問い合わせ内容を時間帯別にグラフ化して人員配置を最適化したり、各オペレーターの対応件数や1件あたりの処理時間をモニタリングして業務負荷をコントロールしたりといったことが可能です。

このように、教育・マネジメント工数を抑えながら、全体の応対品質を底上げし、また業務オペレーションの改善を図ることができます。

4. 在宅勤務制度やサテライトセンターの導入

コールセンターシステムの多くはクラウド型システムであり、パソコンとネットワーク環境(インターネットやIP電話)さえあれば導入・利用できます。

複数拠点でも通話記録やオペレーターの稼働状況を1つのシステム上で一括管理できるため、サテライトセンターの設置や多拠点展開も可能です。また、在宅勤務やリモートワークも含めて人員確保ができるようになり、採用候補者の枠も広がります。

注目度の高いサービス
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Web上で商談や営業を行うツールです。電話商談から素早くツール連携して資料や画面を共有することもできます。
入電時、事前に録音された案内再生や入電理由に応じたオペレーターへの振り分けを自動対応するツールです。
カスタマーセンターや社内のサポート窓口などの問い合わせ対応業務を自動化・効率化するシステムです。
企業側のコールセンターから顧客に電話をかける業務であるアウトバウンド業務をサポートするサービスです。
顧客からの電話を受けるインバウンド業務を、顧客情報や応対履歴の表示などにより効率化するシステムです。
社外オペレーターが、企業が求める用途や条件に合わせて電話対応を行い情報共有をしてくれるサービスです。