編集部が解説!UniConsentの特長と評判、利用イメージ
UniConcentをご検討中の中には「基本情報やスペックはわかったけれど、もっとわかりやすい評価が知りたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。UniConcentは、GDPR、CCPA、COPPA、LGPDに対応できる同意管理プラットフォーム(CMP)です。タグを導入するだけで利用が可能になり、Cookieが自動検出されます。
同意管理プラットフォームはまだまだ国内での認知度が低い一方、プライバシー保護に対する法規制が進んでおり、企業は生活者への適切な同意取得やデータ保護に対応していく必要に迫られています。そこでUniConcentについてもっと分かりやすく知りたい、検討するための情報が欲しい、という方もいらっしゃると思います。
そこで、同意管理プラットフォーム「UniConcent」の特長・評判をミナオシ編集部が本音で解説します。
1分でわかるUniConcentとは
UniConcentはイギリスに本社を置くTransfon Ltdが提供する同意管理プラットフォームで、世界各国5000社以上の企業に選ばれています。ワンタグを挿入するだけで実装ができるので、ITツールの知識がない方でも簡単に利用できます。
UniConcentの機能・サービス面での強みは以下の通りです。
- タグを挿入するだけで実装できる
- GDPR、CCPA、LGPD同意のメッセージやコンテンツをフルカスタマイズできる
- Cookieが自動スキャンされる
また本記事で解説するUniConcentのメリット・改善して欲しいポイント、このような企業におすすめというポイントは以下の通りです。
- デスクトップ、モバイル端末、タブレット端末でも簡単に実装できる
- 公式サイトやツールの日本語対応をして欲しい
- ITの知識がない方
- 細かい分析がしたい方
- 英語に詳しい担当者がいる方
UniConcentの仕組み・利用イメージ
UniConcentを実際に利用するイメージや、どのような仕組みのサービスかを見てみましょう。
ユーザーがウェブサイトに訪問した際、同意バナー上でCookie取得と利用の同意を行います。UniConcentの同意バナー上で同意・拒否された内容をもとに、同意が得られたタグのみが認識され、情報を取得します。
また、英語をはじめとし計26か国語に対応しており、世界各国で利用できるようになっています。
対応言語(26か国)
英語 | スペイン語 | ドイツ語 | フランス語 |
イタリア語 | ポルトガル語 | ポーランド語 | オランダ語 |
スウェーデン語 | ブルガリア語 | カタロニア語 | チェコ語 |
デンマーク語 | ギリシャ語 | エストニア語 | フィンランド語 |
ハンガリー語 | リトアニア語 | ラトビア語 | マルタ語 |
ノルウェー語 | ルーマニア語 | ロシア語 | スロバキア語 |
スロベニア語 | 中国語 |
UniConcentの機能一覧
本章では、UniConcentの主な機能やスペックを一覧でご紹介します。
主な機能やスペック | できること |
Cookieの自動検出 | Webサイトをスキャンすると、自動でCookieが検出される |
GDPR、CCPA、ePrivacyに対応 | 各国で必要なプライバシー管理に基づいて、情報が取得される |
同意マネージャーのカスタマイズ | 同意項目だけでなく、メッセージ、色、フォントなどもカスタマイズ可能 |
プランはWebサイトの数と1か月あたりのユーザー数によって変化するだけなので、プランごとの機能に差はありません。3つあるプランのうちどれを選んでも、上記の機能を利用可能です。
実際に利用したユーザーの口コミで読み解く、UniConcentのメリット・改善して欲しいポイント
UniConcentの製品の特長や口コミを調査・分析したところ、次のようなメリット・改善して欲しいポイントが見えてきました。
- デスクトップ、モバイル端末、タブレット端末でも簡単に実装できる
- 公式サイトやツールの日本語対応をして欲しい
メリット:デスクトップ、モバイル端末、タブレット端末でも簡単に実装できる
UniConcentのメリットは、デスクトップ、モバイル端末、タブレット端末でも簡単に実装できることです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
「モバイル端末、タブレット端末でも使いやすい」という主旨のコメントが見られました。
また、各端末において既存のサイト表示を崩さないかが心配になる方もいることでしょう。UniConcentは同意のポップアップカスタマイズが可能です。テンプレート化されてしまいがちな同意メッセージにオリジナリティを出すことができるので、Webサイトのビジュアルを崩すことなく、導入ができます。
改善して欲しいポイント:公式サイトやツールの日本語対応をして欲しい
UniConcentの改善して欲しいポイントは、公式サイトやツールの日本語対応をして欲しいことです。
これは実際にミナオシ編集部がUniConcentについて調べていた際、日本語で書かれた商品紹介ページや使い方ガイドが見つかりませんでした。26か国語のサポートの中にはまだ日本語対応がされておらず、サポートが十分に受けられない可能性があります。
英語力に富む人材が担当しないと、利用は苦戦するかもしれません。CMPツールとしては非常に優れているサービスであるため、今後改善がなされれば使い勝手はよりよくなるでしょう。
UniConcentとよく比較される類似サービス
ここまでUniConcentの機能やメリット・改善して欲しいポイントを見てきましたが、同意管理プラットフォームはUniConcentだけでなく、各社から提供されています。
では、それぞれのツールにどのような違いがあるのでしょうか。UniConcentとよく比較されるサービスの特長と費用、基本的な機能を比較してみました。
生産国 | 初期費用 | 月額料金 | 基本的な機能 | |
UniConcent | イギリス | 問い合わせ | 20ユーロ 50ユーロ | ・同意設定ページ管理 ・同意記録管理 ・GDPR対応 ・CCPA対応 ・個人情報保護法対応 ・レスポンシブ対応 ・サイトスキャンで各国別ポリシー自動生成 ・CRM連携 ・API連携 |
Trust 360 | 日本 | 10万円 | 50,000円~ | ・同意設定ページ管理 ・同意記録管理 ・GDPR対応 ・CCPA対応 ・個人情報保護法対応 ・レスポンシブ対応 ・サイトスキャンで各国別ポリシー自動生成 ・CRM連携 ・API連携 |
webtru | 日本 | 無料 | 0円 5,500円~ 11,000円~ | ・同意設定ページ管理 ・同意記録管理 ・GDPR対応 ・CCPA対応 ・個人情報保護法対応 ・CRM連携 ・API連携 |
dooi | 日本 | 問い合わせ | 問い合わせ | ・同意設定ページ管理 ・同意記録管理 ・個人情報保護法対応 ・API連携 |
OneTrust | アメリカ | 無料 | 57,600円/年額 | ・同意設定ページ管理 ・同意記録管理 ・GDPR対応 ・CCPA対応 ・個人情報保護法対応 ・レスポンシブ対応 ・サイトスキャンで各国別ポリシー自動生成 |
料金、基本的な機能を比較したところ、基本的な同意管理プラットフォームとして欲しい機能がそろっているツールは、UniConcentとTrust 360でした。
UniConcentとTrust 360との違いは、月額料金と対応言語です。UniConcentは月額費用が20ユーロ(日本円で約2,900円※レート145円の場合)と、同意管理プラットフォームの中では低価格で設定されています。しかし、日本語に対応していない分、運用コストがかかると予測されます。
担当者が英語に詳しく、同意管理プラットフォームの機能を最大限活用したい場合は、UniConcentは便利なツールかもしれません。
UniConcentの料金・費用
UniConcentの料金プランは、おもに3種類で構成されています。
Basic | Value | Enterprise | |
月額費用 | 20ユーロ (日本円約2,900円) | 50ユーロ (日本円約7,257円) | 問い合わせ |
Webサイト数 | 3 | 5 | 無制限 |
1か月あたりの最大ユーザー数 | 300,000 | 500,000 | 問い合わせ |
※レート145円の場合(2022年12月時点)
プランごとに、設定できるWebサイトの数と、1か月あたりの最大ユーザー数が決められています。最初にお試しで利用する場合は、Basicプランから始めてみるのが良いでしょう。このほかにも、Webサイトを無制限に設定でき、24時間年中無休のメールとチャットサポートが受けられるEnterpriseもあります。
月額費用は日本円で換算するとレートによって上下するため、大幅な円安が起こった場合は注意する必要があるでしょう。
UniConcent導入の流れ
UniConcentの導入の流れは以下4ステップになります。
- プランの申し込み
- タグの挿入
- 同意マネージャーのカスタマイズ
- 実装
CMPツールとしては非常にシンプルなため、始めやすいのがメリットです。しかし、日本語対応していない点は導入から実装、さらには運用に至るまで、不便に感じるでしょう。
まとめ|UniConcentの強みは、同意マネージャーがカスタマイズできること
UniConcentの製品の特長や口コミを調査・分析したところ、次のようなメリットや改善して欲しいポイントが見えてきました。
- デスクトップ、モバイル端末、タブレット端末でも簡単に実装できる
- 公式サイトやツールの日本語対応をして欲しい
以上の内容から、UniConcentはこのような企業におすすめです。
- ITの知識がない方
- 細かい分析がしたい方
- 英語に詳しい担当者がいる方
UniConcentを含む同意管理プラットフォームを検討する際に、お役立てください。