導入でも述べたように、デバッグ等でgrep検索をする機会が多い状況の方こそメリットがある。 なぜなら、サクラエディタを使ったgrep検索は早く、結果が見やすいからだ。（速さは体感になるが、秀丸エディタと同等） さらには、検索結果をクリックすることで対象のファイルをすぐ開けることも可能で、デバッグのエラー解析において、単純ながら非常に役立っている。

プログラムをデバッグしていると、エラーが起こった関数や変数がどこで定義されているかを調べるためにgrep検索をすることが多い。 このサクラエディタは、エディタでありながらgrep検索の機能が優れている。

grep検索は優秀だと述べたが、一点改善点がある。 それはドットやかっこ等を含むワードで検索した際、それらを含んだ一つのワードして認識されないことだ。 ではどうなってしまうかというと、ワードと記号を別のものとして検索してしまい、期待している結果に余分なものが含まれることとなってしまう。

grep検索機能が優秀なので、大量のファイル（特にテキストファイル）を扱う方におすすめしたい。 また、Windows標準のメモ帳を使っている方がいたら、こちらのほうが機能が多く見やすさが上なので、メモ帳を採用する利点がなければ、こちらをおすすめしたい。