編集部が解説!Osanoの特長と評判、利用イメージ
Osanoをご検討中の中には「基本情報やスペックはわかったけれど、もっとわかりやすい評価が知りたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。Osanoは、WebサイトにJavaScriptを1行追加するだけで、50か国以上のデータプライバシー法に準拠できる同意管理プラットフォーム(CMP)です。
同意管理プラットフォームはまだまだ国内での認知度が低い一方、プライバシー保護に対する法規制が進んでおり、企業は生活者への適切な同意取得やデータ保護に対応していく必要に迫られています。そこでOsanoについてもっと分かりやすく知りたい、検討するための情報が欲しい、という方もいらっしゃると思います。
そこで、同意管理プラットフォーム「Osano」の特長・評判をミナオシ編集部が本音で解説します。
1分でわかるOsanoとは
Osanoはアメリカに本社を置くOsanoが提供する同意管理プラットフォームです。世界各国750,000以上のWebサイトで使われています。タグを挿入するだけで実装ができるので、ITツールの知識がない方でも簡単に利用できます。
Osanoの機能・サービス面での強みは以下の通りです。
- タグを挿入するだけで実装できる
- 個人データが自動でマッピングされ、検出できる
- 134のビジネスツールと連携できる
また本記事で解説するOsanoのメリット・改善して欲しいポイント、このような企業におすすめというポイントは以下の通りです。
- デスクトップ、モバイル端末、タブレット端末でも簡単に実装できる
- 公式サイトやツールの日本語対応をして欲しい
- 複数のビジネスツールを既に利用している方
- 英語に詳しい担当者がいる方
Osanoの仕組み・利用イメージ
Osanoを実際に利用するイメージや、どのような仕組みのサービスかを見てみましょう。
まず、Osanoの管理画面は下記のようになっています。
WebサイトにJavaScriptのタグを1行挿入するだけで、50か国以上のデータプライバシー保護法に準拠したOsanoを利用できるようになります。
- CCPA
- CPRA
- GDPR
Osanoの機能一覧
本章では、Osanoの主な機能やスペックを一覧でご紹介します。
主な機能やスペック | できること |
サードパーティーCookieのブロック | ユーザーが同意するまで、Cookieの読み込みがされない |
位置情報に基づいて、正しい同意要件を自動的に表示 | 50以上の国に合わせて、表示内容が自動で切り替えられる |
134のビジネスツールと連携 | 日本でもメジャーなSalesforce、HubSpot、GAとデータを統合できる |
プランはWebサイトの数と1か月あたりのユーザー数によって変化するだけなので、プランごとの機能に差はありません。4つあるプランのうちどれを選んでも、上記の機能を利用可能です。
ミナオシ編集部が読み解く、Osanoのメリット・改善して欲しいポイント
Osanoの製品の特長や口コミを調査・分析したところ、次のようなメリット・改善して欲しいポイントが見えてきました。
- デスクトップ、モバイル端末、タブレット端末でも簡単に実装できる
- 公式サイトやツールの日本語対応をして欲しい
メリット:外国籍ユーザーの利用に自動で対応できる
Osanoのメリットは、外国籍ユーザーの利用に自動で対応できることです。
Osanoは42の言語、50か国以上の同意の法律に対応しています。例えばGDPRが適応されるEU圏と、個人情報保護法がまだゆるい日本とでは、表示されるメッセージが変わるようです。
しかもこの法律の変更による内容更新はツール側で行われるので、利用者が法律改定の情報を敏感に察知する必要も、同意フォームに反映する必要もないため、初期設定をすれば気軽に使い続けられます。
改善して欲しいポイント:公式サイトやツールの日本語対応をして欲しい
Osanotの改善して欲しいポイントは、公式サイトやツールの日本語対応をして欲しいことです。
実際にミナオシ編集部がOsanoについて調べていた際、日本語で書かれた商品紹介ページや使い方ガイドが見つかりませんでした。さらに日本代理店企業がなく直接公式サイトからの決済となるため、日本語サポートが十分に受けられない可能性があります。
英語力に長けている担当者がいないと、利用するには苦戦するかもしれません。ただしOsanoは、CMPツールとして優れているサービスであるため、今後改善がなされれば使い勝手はよりよくなるでしょう。
Osanoとよく比較される類似サービス
ここまでOsanoの機能やメリット・改善して欲しいポイントを見てきましたが、同意管理プラットフォームはOsanoだけでなく、各社から提供されています。
では、それぞれのツールにどのような違いがあるのでしょうか。Osanoとよく比較されるサービスの特長と費用、基本的な機能を比較してみました。
サービス名 | 生産国 | 初期費用 | 月額料金 | 基本的な機能 |
Osano | アメリカ | 無料 | 0円 13,509円(約100ドル) 27,018円(約200ドル) 74,169円(540ドル)~ | ・同意設定ページ管理 ・同意記録管理 ・GDPR対応 ・CCPA対応 ・個人情報保護法対応 ・サイトスキャンで各国別ポリシー自動生成 ・API連携 |
UniConcent | イギリス | 問い合わせ | 20ユーロ 50ユーロ | ・同意設定ページ管理 ・同意記録管理 ・GDPR対応 ・CCPA対応 ・個人情報保護法対応 ・レスポンシブ対応 ・サイトスキャンで各国別ポリシー自動生成 ・CRM連携 ・API連携 |
Trust 360 | 日本 | 10万円 | 50,000円~ | ・同意設定ページ管理 ・同意記録管理 ・GDPR対応 ・CCPA対応 ・個人情報保護法対応 ・レスポンシブ対応 ・サイトスキャンで各国別ポリシー自動生成 ・CRM連携 ・API連携 |
webtru | 日本 | 無料 | 0円 5,500円~ 11,000円~ | ・同意設定ページ管理 ・同意記録管理 ・GDPR対応 ・CCPA対応 ・個人情報保護法対応 ・CRM連携 ・API連携 |
料金、基本的な機能を比較したところ、Osanoは基本的な同意管理プラットフォームとして欲しい機能がそろっており、選べるプランが豊富だとわかりました。
初期費用が無料で、月額費用も他のツールと比べて高くないため、金額面の導入はしやすいかと思いますが、日本語に対応していない分、運用コストがかかると予測されます。
また、30日間は無料でお試しができるので、気になった方は実際に試してみてもいいでしょう。
Osanoの料金・費用
Osanoの料金プランは、おもに3種類で構成されています。
Developer | Business | Business + | Enterprise | |
月額費用 | 無料 | 13,509円(約100ドル) | 27,018円(約200ドル) | 74,169円~ |
ユーザー数 | 1 | 2 | 5 | 無制限 |
ドメイン数 | 1 | 2 | 4 | 無制限 |
データコネクタ数 | 1 | 2 | 5 | 変数 |
1か月あたりの最大ユーザー数 | 5,000人 | 30,000人 | 50,000人 | 無制限 |
プランごとに、管理できるユーザーの数、設定できるWebサイトの数、データコネクタ(JavaScriptコードを含むHTMLファイル)の数、1か月あたりの最大ユーザー数が決められています。最初にお試しで利用する場合は、Developerプランから始めてみるのが良いでしょう。
BusinessとBusiness+プランでは、30日間無料のお試し期間があります。
Osano導入の流れ
Osanoの導入の流れは以下3ステップになります。
- プランの申し込み
- タグの挿入
- 実装
同意管理プラットフォームツールとしては非常にシンプルなため、始めやすいのがメリットです。しかし、日本語対応していない点は導入から実装、さらには運用に至るまで、不便に感じるでしょう。
まとめ|Osanoの強みは、外国ユーザーにも自動で対応できること
Osanoの機能やメリット・改善して欲しいポイント、料金プランについて解説しました。改めて本記事の結論をまとめてみましょう。
- デスクトップ、モバイル端末、タブレット端末でも簡単に実装できる
- 公式サイトやツールの日本語対応をして欲しい
以上の内容から、Osanoはこのような企業におすすめです。
- 複数のビジネスツールを既に利用している方
- 英語に詳しい担当者がいる方
Osanoを含む同意管理プラットフォームを検討する際に、お役立てください。