編集部が解説!タブレット タイムレコーダーの特長と評判、利用イメージ
タブレット タイムレコーダーをご検討中の方の中には、「基本情報やスペックはわかったけれど、もっとわかりやすい評価が知りたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。タブレット タイムレコーダーは、勤怠管理システムとしての基本的な機能を備えながら、顔写真登録・ビデオメッセージなどの新しい発想から生まれた機能でさまざまな企業へ導入されています。
オフィスシーンはもちろん、飲食店やクリニックにも導入実績があり、学習塾の入退出にもタブレット タイムレコーダー独自の機能が活用されています。
一方、勤怠管理システムは各社からさまざまなツール、機能、料金形態などが展開されており、何を基準に選んだらよいのかわからなくなることもあるでしょう。
そこで、勤怠管理システム「タブレット タイムレコーダー」の特長・評判をミナオシ編集部が本音で解説します。
1分でわかるタブレット タイムレコーダーとは
タブレット タイムレコーダーは、株式会社ネオレックスが提供する勤怠管理システムです。お手持ちのタブレット端末をタイムレコーダーとして打刻情報を登録し、自社ルールに合わせて自動集計することで、勤怠状況をリアルタイムで管理できます。
タブレット タイムレコーダーの機能的な強みは以下の通りです。
- 出勤管理
- シフト管理
- 休暇・年次有給管理
- 集計
- ビデオメッセージ機能
- 給与計算ソフトとの連携
- 体調管理
基本的な勤怠管理に対応した打刻管理機能がメインとなっているため、大人から子供まで誰でも直感的に操作できるシンプルさが特長です。タブレットが使用できる環境なら、すぐに導入して運用開始できます。
本記事でご紹介するタブレット タイムレコーダーのメリット・改善して欲しいポイント、そしてこのような企業におすすめといったポイントをまとめました。
- メリット1:iPadが利用できる環境ならすぐに導入できる
- メリット2:買い切りライセンスのため、ランニングコストがかからない
- 改善して欲しいポイント1:不規則な勤務体系だとタイムレコーダーとしての利用に限られる
- 改善して欲しいポイント2:ライセンス番号を記録しておかないとライセンス移行が難しい
- 少数規模の勤怠管理システムを探している企業
- とにかく迅速に運用スタートしたい企業
- 機能はシンプルでいいので、導入コストをなるべく抑えたい企業
タブレット タイムレコーダーの仕組みと特長
タブレット タイムレコーダーがどのような仕組みや特長を持つサービスか、詳細を解説します。下記画像は、実際のWeb打刻画面です。
利用者は、右側にある自分の名前を選択して「IN」「OUT」ボタンをタッチするのみで打刻登録できます。
誰でも簡単に打刻操作ができるため、子供の学習塾や学童保育の入退出システムで活用されることも。登録されている児童が入退出する際に、保護者へ自動的にメールが配信される仕組みになっています。
タブレットタイムレコーダーに搭載されている特長的な機能は以下の通りです。
機能 | 特長 | 目的 |
ビデオメッセージ | 打刻情報登録の際に、ビデオメッセージが添付できる | 従業員同士のコミュニケーションを活性化 |
体調管理 | 打刻情報登録の際に、カメラで打刻者の写真を撮影し登録 | 従業員の長時間労働を予防・健康リスクの管理 |
勤怠分析 | 打刻時に表示されるダッシュボードで勤怠を自己管理 | 残業時間やワークライフバランスの比率を見える化して精度の高いマネジメントを行う |
ビデオメッセージ機能の搭載により、家族間のコミュニケーションや結婚式の受付などのシーンでもタブレットタイムレコーダーが利用されています。
タブレット タイムレコーダーの機能一覧
本章では、タブレット タイムレコーダーの機能詳細をご紹介します。
打刻方法 | できること |
出勤管理 | 主な機能 ・打刻機能 ・パーソナルダッシュボード ・打刻時メール送信 パーソナルダッシュボードは、自分の勤怠状況をひと目で確認できます。 勤怠データには打刻時の写真が付与されているため、誰のデータなのかひと目でわかる仕様になっています。 |
休暇・有給休暇申請管理 | 主な機能 ・自動有休付与 ・LINE 休暇残日数確認 ・休暇・残業申請 ・休暇付与・残日数管理 ・承認フロー |
ビデオメッセージ | 相手を選択してビデオメッセージが送付できます。相手が打刻した際にビデオメッセージが自動再生される仕組みです。 |
見守り機能 | アプリの起動中にカメラへ映った人を検知して自動的に撮影します。 アドレスを設定しておけば、検知のたびに設定したアドレスへ自動的に送信可能です。 |
勤怠分析 | 勤務時間や残業時間の総計、推移を確認できます。 |
体調管理 | 出勤打刻時に、「◎」「◯」「△」「×」の中から自分の体調に当てはまるものを選択して打刻します。 管理者は従業員の調子が把握でき、変化を記録しておけます。 |
集計 | 主な機能 ・打刻時間の集計 ・給与計算ソフトとの連携 ・クラウドストレージとの連携 ・PDF形式・CSV形式へ出力 利用している給与計算ソフトが連携不可な場合は、汎用フォーマットで出力も可能です。 |
IN/OUTを選択するだけで打刻でき、さらに打刻時に自動で表示されるパーソナルダッシュボードで直近の勤怠状況をひと目で確認可能です。また、同時にその日の体調を簡単に登録できる機能も備わっているため、管理者は打刻情報とともに従業員の体調も管理できます。拠点間に距離がある・直接対面しないなど従業員の体調やモチベーションを把握しにくい勤務体系にも適しています。
基本的な打刻機能に加え、タブレット端末のカメラを活用したビデオメッセージ機能や見守り機能が利用できることもタブレットタイムレコーダーの魅力です。従業員同士のコミュニケーションの充実や、利用者が打刻したタイミングでリアルタイムに通知を受け取ることができます。
また複数の給与システムやクラウドサービスと連携しているため、労務管理の工数削減が期待できます。
実際に利用したユーザーの口コミ評価で読み解く、タブレット タイムレコーダーのメリット・改善して欲しいポイント
タブレット タイムレコーダーの製品の特長や口コミを調査したところ、次のようなメリット・改善して欲しいポイントが見えてきました。
- メリット1:iPadが利用できる環境ならすぐに導入できる
- メリット2:買い切りライセンスのため、ランニングコストがかからない
- 改善して欲しいポイント1:不規則な勤務体系だとタイムレコーダーとしてしか利用できない
- 改善して欲しいポイント2:ライセンス番号を記録しておかないとライセンス移行が難しい
メリット1:iPadが利用できる環境ならすぐに導入できる
一つ目のメリットは、iPadが利用できる環境ならすぐに導入できることです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
- iPadが利用できる環境ならすぐに導入できる
- シンプルな使い方を求めている方におすすめ
といった主旨のコメントが見られました。
子供から大人まで直感的な操作で打刻可能であること、アプリを入れればその日から利用開始できることが魅力のようです。タイムカード方式の打刻方法を採用している会社にとっては、従業員も違和感なく移行できるでしょう。
メリット2:買い切りライセンスのため、ランニングコストがかからない
二つ目のメリットは、買い切りライセンスのため、ランニングコストがかからないことです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
- 買い切りのライセンスのため、イニシャルコストだけで済む
- 打刻時に顔写真を撮って打刻する仕様で簡単に本人確認ができる
といった主旨のコメントが見られました。
特にタイムカード方式の打刻方法を採用している企業は、消耗品であるタイムカードの準備や購入も不要なため、コストと工数削減にも繋がるでしょう。
改善して欲しいポイント1:不規則な勤務体系だとタイムレコーダーとしての利用に限られる
一つ目の改善して欲しいポイントは、不規則な勤務体系だと打刻情報しか登録できず、タイムレコーダーとしての利用に限られることです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
- 変則的なシフト設定やメンバーが入れ替わるなどの勤務環境では、単純な打刻機能しか活用できない
- 勤怠に特化したアプリなので、不規則な勤務体系にも柔軟に対応してくれるとなお良い
といった主旨のコメントがありました。今のところ、始業時間が定まっている・出勤メンバーが固定になっている企業と相性が良いサービスといえます。
改善して欲しいポイント2:ライセンス番号を記録しておかないとライセンス移行が難しい
二つ目の改善して欲しいポイントは、ライセンス番号を記録・保管しておかないとライセンス移行が難しいことです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
打刻タブレットの故障時に、ライセンス番号を保管していないと移行が難しいといった声が見られました。ライセンスを登録したタブレット端末が故障した場合、ライセンス番号が不明な状態だと別端末への移行が難しい仕様になっているようです。
ライセンス購入の際に、メールでライセンス番号が送付されるため、万が一のトラブルに向けてしっかりと番号を控えておきましょう。
タブレット タイムレコーダーとよく比較される類似サービス
ここまでタブレット タイムレコーダーの機能やメリット・改善して欲しいポイントを見てきましたが、勤怠管理システムはタブレット タイムレコーダーだけでなく、各社から提供されています。
では、それぞれのツールにどのような違いがあるのでしょうか。タブレット タイムレコーダーとよく比較されるサービスの費用、基本的な機能を比較してみました。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 基本的な機能 |
タブレット タイムレコーダー | ~3人まで無料 利用人数10人ごとに11,800円(税込) | 0円 | ・Web打刻機能 ・休暇、スケジュール管理 ・自動集計・予実管理 ・ビデオメッセージ機能 |
ジョブカン勤怠管理 | 0円 | 2,000円~/10名以降従量課金 | ・Web打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇、スケジュール管理 ・自動集計、予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
KING OF TIME | 0円 | 300円/打刻人数(税別) | ・Web打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇、スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 ・自動集計、予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
jinjer勤怠 | 問い合わせ | 300円〜/アカウント数 | ・Web打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇、スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 ・自動集計、予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
マネーフォワード クラウド勤怠 | 0円 | 3,980円~/6名以降従量課金 | ・WEB打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 ・自動集計・予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
この中で、シンプルな機能でもっともコスパが良く、迅速に運用開始できるのはタブレットタイムレコーダーといえます。手持ちのiPadがあればその日にアプリをインストールして運用開始できる上、利用者3人までは全ての機能を無料で利用可能です。
一方で、誰でも使いやすいシンプルな打刻機能ゆえ複雑なシフト設定や勤務体系だと管理しづらい部分もあるのも事実です。初めて勤怠管理システム導入を検討する企業や、誰でも使えるようなシンプルな操作性を重視している企業はタブレットタイムレコーダーを検討してみてはいかがでしょうか。
タブレット タイムレコーダーの料金・費用
タブレット タイムレコーダーの料金プランは「利用ユーザー数」によって変動します。
初期費用 | ~3人まで無料 利用人数10人ごとに11,800円(税込) |
タブレット タイムレコーダーは10人以下であれば初期費用はライセンス費用の11,800円だけで利用開始でき、月額費用はかかりません。利用ユーザーが増えるごとにライセンスを追加購入するだけで、利用可能人数を増やすことができます。
例を挙げると、11人で利用する際は20人分のライセンス料金(23,600円)を購入すれば、期間制限なく利用可能です。
3人まではライセンス料も無料で利用できますので、気になる方はぜひダウンロードして実際に操作してみることをおすすめします。
PCや専用打刻機の購入が不要で、iPadがあればその日に導入開始できるため、初期費用も抑えることが可能です。また、利用人数の枠内であればメンバーの入れ替えもできるため、退職時の設定もスムーズです。
タブレット タイムレコーダー導入の流れ
タブレット タイムレコーダーの導入の流れは以下3ステップになります。
- iPadを用意する
- App Storeから「タブレットタイムレコーダー」アプリをダウンロード
- メンバーを登録
タブレット タイムレコーダーは3ステップで導入可能で、迅速に運用スタートできる勤怠管理アプリとなっています。また3人までは無料で利用できるため、試用期間を設けて実際に操作してから導入するかどうか検討が可能です。
初回起動時には、丁寧な機能紹介や操作説明が表示されるため導入は難しくないでしょう。また、公式HPにも説明が掲載されているので誰でも簡単に運用開始できます。
タブレット タイムレコーダーを導入した企業事例3選
本章では、タブレット タイムレコーダー公式サイトで公開されている、導入企業の事例をご紹介します。
- 事例1「株式会社IWAKI STYLE」
- 事例2「AI inside 株式会社」
- 事例3「株式会社マルシメ」
事例1「株式会社IWAKI STYLE 」
株式会社IWAKI STYLEは、京都や大阪などの近畿地方を中心に店舗設計から施行までを行っているデザイン事務所です。事務所スタッフは5人ですが、各現場で働く職人や協力業者といったパートナー社員は31~50人ほどになります。
各現場に勤怠管理用のタブレットを設置し、それぞれのスタッフの勤怠情報を日々把握するために活用しています。
「現場で働いてもらっている職人達の出入りを管理したい」といった課題を抱えていたため、1番操作性がシンプルであり、導入のしやすい点から導入を決めたそうです。職人たちの中には年配の方も多く、IN・OUTをタップするだけで抵抗感なく操作できるのが良かったといった声が聞かれました。
- 現場を出入りするスタッフの管理
- シンプルな操作性で、批判や抵抗もなくスムーズに導入できた
- 現場の状況がひと目で把握できるようになった
事例2「View Cafe YOUR TIME」
View Cafe YOUR TIMEは、北海道の小樽~札幌に向かう国道沿いにあるカフェです。四季折々の絶景と地元の食材が楽しめ、地元住民の方にはもちろん観光客や写真家も多く訪れる人気のカフェになります。
当初は別の勤怠管理システムを利用していましたが、打刻忘れや勤怠情報修正の手間が多発していたため、よりシンプルで使いやすいシステムの導入を検討していたそうです。さまざまなサービスを比較・検討したところ、もっとも利用時のオペレーションが少ないことがタブレット タイムレコーダー導入の決め手になりました。
過去に導入していた勤怠管理システムは、自分のIDでログインしてから打刻といった操作が必要でしたが、自分の名前を選択して打刻するだけのタブレットタイムレコーダーを導入してからは打刻ミスが減ったといった声が上がっています。
- 打刻ミスの削減
- 勤怠情報修正の工数削減
- シンプルな操作により打刻ミス削減ができた
- 休憩管理が簡単に把握できるようになった
- 利用している給与計算ソフトへ直接データを取り込めるため、給与計算の手間が激減した
事例3「学童保育あすぱらきっず」
学童保育あすぱらきっずは、神奈川県海老名市で運営されている学童保育施設です。「地域の子供は地域で育てる」をモットーに、勉強・農業体験・食育など多彩なカリキュラムも取り入れながら運営しています。
学童保育では、誰が何日間利用したのか・何人利用したかといった情報を市に提出する義務があります。タブレットタイムレコーダーの導入によって従来の手入力からCSVファイルで出力できるようになったため、工数削減に繋がっています。
過去に導入していた勤怠管理システムは多彩な機能が備わっていましたがうまく使いこなせなかったのに対し、タブレットタイムレコーダーはシンプルでありながら使いたい機能が備わっている点が評価されています。
- 子供でも使えるシンプルな操作性のタイムレコーダーの導入
- 市へ提出する児童の利用状況データの作成に伴う工数の削減
- 打刻時の写真・メッセージ配信で保護者も利用状況が把握できるため、安心感につながった
- CSVファイルで打刻情報を出力できるため、市へ提出する利用状況データの作成工数が削減できた
まとめ|タブレット タイムレコーダーの強みは、誰でも操作できるシンプルな機能と操作性
タブレット タイムレコーダーの機能やメリット・改善して欲しいポイント、料金プランについて解説しました。改めて本記事の結論をまとめてみましょう。
- メリット1:iPadが利用できる環境ならすぐに導入できる
- メリット2:買い切りライセンスのため、ランニングコストがかからない
- 改善して欲しいポイント1:不規則な勤務体系だとタイムレコーダーとしての利用に限られる
- 改善して欲しいポイント2:ライセンス番号を記録しておかないとライセンス移行が難しい
以上の内容から、タブレット タイムレコーダーはこのような企業におすすめです。
- 少数規模の勤怠管理システムを探している企業
- とにかく迅速に運用スタートしたい企業
- 機能はシンプルでいいので、導入コストをなるべく抑えたい企業
タブレット タイムレコーダーをはじめとした勤怠管理システムを検討する際に、お役立てください。