編集部が解説!クラウド勤怠管理システム「KING OF TIME」の特長と評判、利用イメージ
KING OF TIMEを検討されている方の中には「基本情報やスペックはわかったけれど、もっとわかりやすい評価が知りたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
KING OF TIMEはシンプルで使いやすい勤怠管理システムで、15種類の打刻方法を搭載しており様々な業種で利用することができます。
- 初期費用無料
- 豊富な勤怠管理機能
- 外部サービスとのAPI連携が可能
と低コストで豊富な機能を備えている点が特長で、勤怠管理システムをはじめて導入する企業におすすめです。
とはいえ、勤怠管理ツールは類似の競合サービスも多いため、自社に合った勤怠管理システムが分からない、KING OF TIMEについてより詳しく知りたいという方もいらっしゃると思います。
本記事では、勤怠管理システム「KING OF TIME」の特長・評判をミナオシ編集部が本音で解説します。
1分でわかるKING OF TIMEとは
KING OF TIMEは株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供するクラウド勤怠管理でシェアNo.1※の勤怠管理システムです。MFクラウドやfreeなどの給与計算サービスとの連携が可能です。
※富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」勤怠管理SaaS市場 利用ID数による
さらに、アラート機能によりあらかじめ設定した残業時間を超えた場合に、色やメールで通知することができるので、長時間労働の防止にも役立ちます。
KING OF TIMEの代表的な機能は以下の通りです。
- 残業時間の管理
- スケジュール、シフト管理
- フレックス、変形労働制
- 管理権限機能
- ワークフロー(申請・承認)
- 補助項目機能(工数管理・交通費精算)
- 休暇管理機能
- アラート機能、通知機能
- 各種給与ソフトとの連携
- エクスポート/インポート
- 勤務状況管理
- 海外対応、英語対応
- 働き方改革関連設定
- データ分析
- 人事労務の一元管理
- 在宅ワーク・テレワーク機能
また、導入前に30日間の無料トライアル期間が設けられているため、自社に適しているかを試した上で、安心して導入の意思決定を行うことができます。
本記事で解説するKING OF TIMEのメリット・改善してほしい点、このような企業におすすめというポイントは以下の通りです。
- メリット1:誰でも使いやすいシンプルなUI
- メリット2:様々な勤務形態や雇用形態に対応できる
- 改善して欲しいポイント1:電話サポートが予約制のためすぐに問い合わせができない
- 改善して欲しいポイント2:打刻がシンプルな反面、押し間違えることがある
- 勤怠管理システムを初めて導入する企業
- 従業員の直行直帰が多い企業
- 正社員とアルバイトなど複数の雇用形態がある企業
KING OF TIMEの利用イメージ
KING OF TIMEを実際に利用する具体的なイメージが欲しい方もいると思います。
そこで本章では、実際の打刻画面のイメージを参照しながら、機能面での特長もお伝えしていきます。
KING OF TIMEでは、スマートフォン・PC・タブレット共通でいつでもどこでも打刻をすることができます。上記の通りボタンを押すだけのシンプルな画面なので、操作に迷うこともありません。
また、管理者側の管理画面では、基準を超えた残業時間に対してアラート通知を行うことができます。
KING OF TIMEの機能一覧
本章では、KING OF TIMEの主な機能を一覧でご紹介します。
主な機能 | できること |
多様な打刻方法 | ・共有パソコンからパスワード入力 ・各自の端末(スマホ/PC/タブレット) ・社外でスマホ・携帯 ・Windowsのログオン・ログオフ ・ICカードリーダー(有料) ・指紋リーダー(有料) ・指静脈リーダー(有料) ・顔認証(有料) |
残業時間の管理 | 残業時間のリアルタイム把握はもちろん、基準残業時間の超過を可視化できます。 |
スケジュール・シフト管理 | 設定したスケジュールに対して実際の勤務時間のズレを表示できます。 |
フレックス・変形労働制 | 週、月、年単位での変形労働制に対応しています。 |
管理権限機能 | 様々な操作権限を持つ管理者を役割に応じて自由に作成できます。 |
ワークフロー(承認・申請) | 打刻時間の修正、残業、休暇、スケジュールなどの申請を行うことができます。 申請承認を一元管理で処理を効率化します。 |
補助項目機能 | 工数管理や交通費精算が可能です。 在宅勤務の時間数などを記録集計することができ、交通費や各手当の集計なども可能です。 |
休暇管理機能 | 有給休暇、代休、振休、その他、企業独自の休暇を一括管理できます。 年5日有給取得義務も管理できます。 |
アラート機能・通知機能 | 残業時間だけでなく、遅刻回数などが一定の数値を超過している、あるいは打刻忘れや欠勤で不足している勤怠を抽出できます。 |
各種給与ソフトとの連携 | お使いの給与ソフトへ形成を合わせてエクスポートができます。 レイアウトから作成できるため、主要給与ソフトはもちろん、様々な給与ソフトへ対応可能です。 |
エクスポート/インポート | 打刻時間、時間計算結果、人件費概算などのデータをExcel、CSV、PDFなどの形式で簡単に出力できます。 |
勤務状況確認 | 日本国内だけでなく、海外含む複数の拠点の勤務状況がリアルタイムで管理できます。 |
海外対応・英語対応 | 英語表示への切り替え、海外のタイムゾーン設定に対応しています。 |
働き方改革関連設定 | 2019年4月施行の働き方改革に沿った勤怠管理が設定できます。 |
データ分析 | 従業員の働き方を可視化することで労務におけるリスクヘッジや生産性向上を意識づけるクラウド型のデータ分析ができます。 |
法改正や複雑な就業ルールに対応しており、勤怠管理システムとして必要な機能が網羅出来ているのは、導入する上で大きなメリットです。
実際に利用したユーザーの口コミで読み解く、KING OF TIMEのメリット・改善して欲しいポイント
KING OF TIMEの特長や口コミを調査したところ、次のようなメリット・改善して欲しいポイントが見えてきました。
- メリット1:誰でも使いやすいシンプルなUI
- メリット2:様々な勤務形態や雇用形態に対応できる
- 改善して欲しいポイント1:電話サポートが予約制のためすぐに問い合わせができない
- 改善して欲しいポイント2:打刻がシンプルな反面、押し間違えがある
メリット1:誰でも使いやすいシンプルなUI
一つ目のメリットは、誰でも使いやすいシンプルなUIのため導入がスムーズな点です。
実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
- ボタンを押すだけで記録できる
- 帳簿の出力がボタン1つで可能
といった主旨のコメントが見られました。
KING OF TIMEは打刻方法がシンプルなため、はじめて勤怠管理システムを導入する企業におすすめです。PCやタイムカードでの打刻とは異なり、スマホでどこからでも打刻できることは大きなメリットといえます。
メリット2:様々な勤務形態や雇用形態に対応できる
二つ目のメリットは、様々な勤務形態や雇用形態に対応できることです。実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
- 各部署やスタッフによって設定を変えられる
- 出勤パターンを自由に設定でき、申請方法もシンプル
といった主旨のコメントが見られました。
正社員やアルバイトなど複数の雇用形態が存在する場合に勤怠管理システムのパターンを自由に設定できるため、管理の工数が削減されます。
改善して欲しいポイント1:電話サポートが予約制のためすぐに問い合わせができない
一つ目の改善して欲しいポイントは、電話サポートが予約制のため直ぐに問い合わせができないことです。実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
改善して欲しい点として、「電話サポートが予約制なためサポートを受けるために時間が掛かる」といった主旨のコメントが見られました。
勤怠管理システムを利用する上で、タイムリーなサポートが無い点は不安要素の1つです。
しかし、現在ではメールだけでなくチャット対応もしているため問い合わせが比較的スムーズになっています。
改善して欲しいポイント2:打刻がシンプルな反面、押し間違えがある
二つ目の改善して欲しいポイントは、打刻がシンプルな反面、押し間違えがあることです。実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
改善して欲しい点として「打刻機能がシンプルなUIのため押し間違えが多い」といった主旨のコメントが見られました。
ワンタッチで打刻できる点は使いやすくメリットですが、押し間違えが多発するといったケースがあるようです。PCでも同様のケースがあるようで、ダブルクリックをすると出勤時間が二重になってしまいます。
誰でも使いやすいことはメリットですが、押し間違いが発生すると修正の工数が発生するので注意が必要です。
KING OF TIMEとよく比較される類似サービス
ここまでKING OF TIMEの機能やメリット・改善して欲しいポイントを見てきましたが、勤怠管理システムはKING OF TIMEだけでなく、各社から提供されています。
本章では、KING OF TIMEとよく比較されるサービスの特長と費用、基本的な機能を比較してみました。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 基本的な機能 |
KING OF TIME | 0円 | 300円/登録人数 | ・WEB打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 ・自動集計・予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
レコル | 0円 | 100円~/1人あたり | ・豊富な打刻方法(チャットツール連携もあり) ・休暇、スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 |
Sync Up | 0円 | 0円~3,000円 1店舗あたり | ・自動集計、予実管理 ・シフト希望やヘルプの調整に対応 |
タブレット タイムレコーダー | 11,000円 | 0円 | ・Web打刻機能 ・iPadをタイムレコーダーシステムとして利用できる |
勤次郎Smart | 0円 | 200円~/1人あたり | ・豊富な打刻方法 ・休暇、スケジュール管理 |
Touch On Time | 0円 | 300円~/1人あたり | ・豊富な打刻方法 ・休暇、スケジュール管理 |
料金、基本的な機能を比較したところ、基本的な勤怠管理システムとして欲しい機能が揃っているツールは、
- KING OF TIME
- レコル
- Touch On Time
- 勤次郎Smart
の4つでした。これら4つはアカウント数や打刻人数によって金額が変動するため、従業員が少ない企業では、コストカットにつながります。
勤怠管理システムを選ぶときは機能の他に、コスト面や管理工数も考慮して選ぶことをおすすめします。
KING OF TIMEの料金・費用
KING OF TIMEは月額300円/1人あたりのワンプライスで全機能を使うことができます。
しかし、基本機能とは別に3種のサポートプランが存在します。
無料サポート | プレミアムサポート 活用支援 | プレミアムサポート 運用支援 | プレミアムサポート 導入支援 | |
価格/期間 | 利用料金のみ | ¥30,000/ 2時間 | ¥50,000 / 1ヶ月 *1年契約 一括払い | ¥500,000 / 2ヶ月 *1000ID以上:¥1,000,000 / 3ヶ月 |
概要 | 全てのお客様がご利用可能 | 2時間のスポット支援 | 専用回線での優先サポート インポート代行あり | 2ヶ月の伴走支援 インポート代行あり |
質問者 | admin全権管理者のみ | admin全権管理者 任意のご担当者/他 複数名 | admin全権管理者 任意のご担当者/他 複数名 | admin全権管理者 任意のご担当者/他 複数名 |
担当者 | オペレーター | 専任コンサルタント | 専任チーム | 専任コンサルタント |
メール対応 | 〇 | 〇 | 〇 優先対応 | 〇 |
チャット対応 | 〇 | ー | 〇 優先対応 | 〇 |
電話予約 | 〇 | ー | 〇 | ー |
専用電話窓口 | ー | ー | 〇 | ー |
その他 | 無料体験期間中の方のみ打刻機のレンタルが可能 | Web会議システム使用 (Teams) | KING OF TIME テスト環境のご提供 | Web会議システム使用 (Teams) |
KING OF TIMEでは、毎月1日~末日時点での登録人数に応じた従量課金制で料金が決定します。
企業規模によりますが、1人あたり300円という月額料金で利用できる点は大きなメリットです。
KING OF TIMEでは、アカウントに対する費用以外にサポートを受けるためのプランが存在するため、30日間の無料トライアルを利用した上で、そもそも導入すべきかどうか、またサポートプランの必要性があるかないか、などを確認しましょう。
KING OF TIME導入の流れ
KING OF TIMEの導入の流れは、以下の通りです。
- 無料体験申し込み
- 無料体験スタート
- 正式導入
上記の3ステップで導入することができます。無料体験終了後、正式導入となります。環境などは無料体験の設定を引き継ぐことができるので無料体験から正式導入までスムーズに行うことができます。
また、無料期間中のサポートはオペレーターによる無料サポートです。正式導入の際に手厚いサポートが必要だと感じた場合は、有料サポートプランの検討をおすすめします。
KING OF TIMEを導入した企業事例3選
本章では、KING OF TIME公式サイトで公開されている、導入企業の事例をご紹介します。
- 「アークスグループ」従業員数約15,000名
- 「株式会社フィナンシャル・エージェンシー」従業員数約600名
- 「日本パーキング株式会社」従業員数約120名
※従業員数は2022年12月時点のKING OF TIME公式サイト掲載時表記によるものです
事例1「アークスグループ」従業員数約15,000名
アークスグループは北海道内で10社、167店舗を展開している流通企業グループです。給与支払いに関してはシステム化していましたが、打刻はタイムカードで行っていたため集計・入力業務が発生していました。
- 労務管理の手間やコストが大きく掛かっていた
- 作業毎に掛かった時間が分からないため作業効率の改善に繋がらなかった
- 労働時間の集計入力業務が不要になり、大きくコストを削減できた
- 実労働時間を分刻みで分析できるため、作業効率の改善に活用できた
参考:導入事例|KING OF TIME
事例2「株式会社フィナンシャル・エージェンシー」従業員数約600名
株式会社フィナンシャル・エージェンシーは保険代理店、保険サービス関連のアウトソーシング及びコンサルティングを行っています。
10年以上使用している勤怠管理システムは保守費がかさんでいたこともあり、他社サービスと比較した結果、KING OF TIMEを導入しました。
- 保守費などでコストがかさんでいた
- 従業員が自分で残業時間を控えていたので人的ミスが多かった
- 1名あたり月300円の利用料金によりコストを抑えることができた
- アラート機能で残業時間の管理が容易になり、人的ミスが軽減した
- 有給の残日数が簡単に確認できるため有給消化のスケジュールが立てやすくなった
- 時間休に対応できるシステムなので柔軟な働き方が可能になった
参考:導入事例|KING OF TIME
事例3「日本パーキング株式会社」従業員数約120名
日本パーキング株式会社は駐車場ブランド「NPC24H」を手がけています。平成元年に創業し、今では全国1,700箇所の駐車場を管理・運営しており、短期サブリース運用をはじめ、自社所有や長期賃貸を組み合わせ、現在も新規駐車場は増加しています。
- 表計算ソフトで管理していたため集計・入力に丸2日掛かっていた
- 休暇管理を紙で行っていたため取得日数や残日数などの管理が煩雑になっていた
- 集計・入力業務にかかる日数が2日から0日になり手間を大きく削減できた
- 勤怠と休暇をリアルタイムで把握した上で、時間有給制度を導入できた
- 人事総務の人数を減らし、他の業務に人員を回すことができた
参考:導入事例|KING OF TIME
まとめ|KING OF TIMEは誰にでも使えるシンプル勤怠管理システム
KING OF TIMEは勤怠管理システムとして基本的な機能を備えており、外部のサービスとAPI連携をすることで様々な活用ができる勤怠管理システムです。クラウド勤怠管理システムでシェアNo.1※を獲得しており、幅広い業態に対応することができます。
KING OF TIMEの機能やメリット・改善して欲しいポイント、料金プランについて解説しました。改めて本記事の結論をまとめてみましょう。
- メリット1:誰でも使いやすいシンプルなUI
- メリット2:様々な勤務形態や雇用形態に対応できる
- 改善して欲しいポイント1:電話サポートが予約制のためすぐに問い合わせができない
- 改善して欲しいポイント2:打刻がシンプルな反面、押し間違えがある
以上の内容から、KING OF TIMEはこのような企業におすすめです。
- 勤怠管理システムを初めて導入する企業
- 従業員の直行直帰が多い企業
- 正社員とアルバイトなど複数の雇用形態がある企業
KING OF TIMEを含む勤怠管理システムを検討する際に、ぜひお役立てください。