編集部が解説!TeamSpiritの特長と評判、利用イメージ
TeamSpiritをご検討中の方の中には「基本情報やスペックはわかったけれど、もっとわかりやすい評価が知りたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。TeamSpiritは勤怠管理だけでなく、工数管理・経費精算など、複数の機能を一つに融合した「働き方改革プラットフォーム」としてサービスを提供しています。
TeamSpiritを活用することで勤怠管理に関連した工数を大幅に削減し、より効率的な働き方を実現できます。
とはいえ、勤怠管理システムは各社からさまざまなツール、機能、料金形態などが展開されており、何を基準に選んだらよいのかがわからなくなることもあるでしょう。
そこで、勤怠管理システム「TeamSpirit」の特長・評判をミナオシ編集部が本音で解説します。
1分でわかるTeamSpiritとは
TeamSpiritは株式会社チームスピリットが提供する勤怠管理システムです。勤怠管理に存在する手間や確認、差し戻しの工数を削減し、業務の効率化を実現します。
TeamSpiritの代表的な機能は以下の通りです。
- 多彩な打刻方法
- リアルタイム集計
- レポート機能
- 勤務の見える化
- 勤怠登録
- 工数管理
- 打刻時SNS投稿
また、シフト管理、社員情報管理、マイナンバー管理などの機能をオプションで加えることもできます。
本記事で解説する、TeamSpiritのメリット・改善して欲しいポイント、このような企業におすすめというポイントは以下の通りです。
- メリット1:UI/UXが使いやすい
- メリット2:オリジナルのレポートを抽出できる
- 改善して欲しいポイント1:勤務時間を確認するのにやや手間が発生
- 改善して欲しいポイント2:運用支援の料金が割高
- 企業独自のカスタムレポートを作成したい企業
- 勤怠管理だけでなく工数管理などもまとめて管理したい企業
- UI/UXが使いやすい勤怠管理システムを利用したい企業
TeamSpiritの利用イメージ
TeamSpiritがどのような仕組みや特長を持つサービスか、詳細に解説します。
管理画面のイメージは下記のようになっています。
TeamSpiritの勤怠管理は「働く人たちに負担が掛からない」というコンセプトで設計されています。PCやスマホアプリからクリック一つで出退勤打刻を完了することができ、オフィスワークだけでなく直行直帰や在宅勤務など、多様な働き方にあった勤怠管理を実現します。
TeamSpiritの機能一覧
本章では、TeamSpiritの主な機能やスペックを一覧でご紹介します。
主な機能 | できること |
打刻機能 | 多様な打刻方法を用意し、従業員の働き方改善を実現します。 ・PC ・モバイルアプリ打刻 ・ICカード打刻 ・PCログ打刻 出社・テレワーク・直行直帰などにも対応可能です。 |
リアルタイム集計 | TeamSpiritはフレックスタイム制をはじめ固定労働時間制、変形労働時間制など、どんな勤務体系でも労働時間をリアルタイムで自動計算します。 |
レポート機能 | 36協定や安全管理に基づいたアラームやレポートを自動生成が可能です。 年間有給消化義務などのアラートもできます。 |
勤務の見える化 | 出社・テレワーク・直行・直帰など勤務場所登録ができるほか、ダッシュボードでメンバーの出勤状況も一覧化が可能です。 |
勤怠登録 | レポート画面から出退勤の打刻や休暇申請など勤怠関連申請を行えます。 |
工数管理 | 勤怠管理システムと連動した工数管理ができます。 「労働時間」と「工数」が合致した、厳密で矛盾のない管理がかんたんに実現できます。 |
打刻時SNS投稿 | 出社・退社の打刻と同時にその日の予定や簡単なコメントをつぶやけば、手軽に社内のチームメンバーやプロジェクトメンバーへ自分の状況を共有することが可能です。 |
また、TeamSpiritには経費精算や電子稟議機能もデフォルトで搭載されており、煩雑なバックオフィス業務をまとめて管理することができます。
実際に利用したユーザーの口コミで読み解く、TeamSpiritのメリット・デメリット
TeamSpiritの製品の特長や口コミを調査したところ、次のようなメリット・改善して欲しいポイントが見えてきました。
- メリット1:UI/UXが使いやすい
- メリット2:オリジナルのレポートを抽出できる
- 改善して欲しいポイント1:勤務時間を確認するのにやや手間が発生
- 改善して欲しいポイント2:運用支援の料金が割高
メリット1:シンプルで使いやすいUI/UX
一つ目のメリットは、UI/UXがシンプルで使いやすいところです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
- 無駄な機能が少なく、UI/UX観点で非常に使いやすくなっている
- 申請メニューも何を入力すればいいかわかりやすい構成になっている
という主旨のコメントが見られました。
TeamSpiritのサービス画面は下記のようになっています。
TeamSpiritはこのように操作画面もシンプルで、各種申請も視覚的にわかりやすいため、従業員にとって使いやすくなっています。
そのため複雑な勤怠管理などは必要なく、単純に出勤退勤時間を記録しておきたいという考えの方に向いているといえます。
メリット2:カスタマイズしたレポートを抽出できる
二つ目のメリットは、複数の条件によってカスタマイズしたレポートを抽出できることです。
- 残業時間や欠勤の有無などの条件でカスタマイズしたレポートを出せる
- 人事・労務担当にとっては非常に便利な機能
という主旨のコメントが見られました。
例えば、TeamSpiritのレポートでは下記のようなものを作成することができます。
例えば上記のレポートでは、「36協定に抵触するケース」などの条件に該当する人だけを抽出して表示しています。
取得したデータや集計結果を直感的に表示するTeamSpiritのダッシュボードを活用することで、チームや部門・部署単位など様々な切り口から自社の「今の働き方」がどのようなものかを直感的に把握し、課題にいち早く対応することが可能となります。
改善して欲しいポイント1:勤務時間を確認するのにやや手間が発生
一つ目の改善して欲しいポイントは、勤務時間を確認するのにやや手間が発生するということです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
TeamSpiritでは、所定労働時間に過不足があった場合、管理画面上の色で判別することが可能です。しかし具体的な時間などを見るには直接カーソルを合わせて選択する必要があります。
数が少なければそこまで問題ありませんが、確認が多くなった場合工数がかかり、人によってはストレスを感じてしまうかもしれません。
改善して欲しいポイント2:運用支援サービスの料金が割高
二つ目の改善して欲しいポイントは、運用支援サービスの料金が割高なことです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
TeamSpiritには無料のベーシックサポートと有償のプレミアサポートの2つのサポートプランがあります。
設定のカスタマイズなどの運用支援サービスを受けたい場合は、プレミアサポートを利用する必要があります。価格は依頼内容によって変動しますが、もっと安価でサポートを提供して欲しいと感じる方もいるかもしれません。
TeamSpiritとよく比較される類似サービス
ここまでTeamSpiritの機能やメリット・改善して欲しいポイントを見てきましたが、勤怠管理システムはTeamSpiritだけでなく、各社から提供されています。
では、それぞれのツールにどのような違いがあるのでしょうか。TeamSpiritとよく比較されるサービスの費用、特長を比較してみました。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 特長 |
TeamSprit | 150,000円〜 | 600円〜/1人あたり | ・勤怠管理、工数管理。経費精算など、複数の機能を一つに融合 ・会社固有の業務ルールの反映と周辺システムとの連携による柔軟なカスタマイズ性 ・ユーザーフレンドリーなUIを実装 |
ジョブカン勤怠管理 | 0円 | 2,000円~/10名以降従量課金 | ・導入実績も50,000件以上 ・労務管理、勤怠管理、給与計算を組み合わせたパッケージ ・販売有り ・LINE連携が可能 |
VWS勤怠 | 0円 | 220円〜 / 1人あたり | ・豊富な打刻方法 ・業種に応じてシフト設定が可能 ・主要な会計ソフトと連携が可能 |
KING OF TIME | 0円 | 300円/打刻人数 | ・15種類の打刻方法 ・誰でも分かりやすいUI / UX ・勤怠管理クラウドシステムでシェアNo1 |
マネーフォワード クラウド勤怠 | 0円 | 3,980円~/6名以降従量課金 | ・経営管理、会計システムを中心に、バックオフィス業務全般を効率化 ・勤怠集計から給与計算まで一気通貫で可能 ・社会保険労務士に労務関係の相談が可能 |
jinjer勤怠 | 問い合わせ | 300円〜/アカウント数 | ・豊富な打刻方法 ・使いやすいUI ・従業員データを一括管理 ・法改正に自動で対応 ・契約継続率99.4%、サポート満足度91.6%と高い満足度 |
TeamSpiritは初期費用がかかりますが、工数管理・経費精算などの機能がはじめから付いています。その他の勤怠管理では有料のオプションを加えることで、勤怠管理にその他のバックオフィス管理の機能を利用できるようになります。
そのため、勤怠、経費、工数の管理を一元化し、長期的に利用するならTeamSpiritの利用がおすすめです。
TeamSpiritの料金・費用
TeamSpiritの料金プランは、「パッケージ」と「ユーザー数」によって変動します。
TeamSpirit | TeamSpirit Shift | TeamSpirit HR | TeamSpirit Leaders | TeamSpirit EX | |
初期費用 | 150,000円 | 200,000円 | 250,000円 | 200,000円 | 個別対応 |
月額費用 | 600円〜/1人あたり | 700円〜/1人あたり | 900円/一人 | 600円/1人+6,000円/1人 | 個別対応 |
特長 | スタンダードパッケージ | シフト管理機能搭載 | 社員情報管理の搭載 | プロジェクト原価管理を搭載 | 大企業向けに管理機能強化 |
月額最低料金はTeamSpiritで初期費用150,000円と50ライセンス30,000円の計180,000円から利用できます。なお、機能や操作感を実際の画面操作を見ながら無料で試すことができる無料デモが提供されています。
TeamSpirit導入の流れ
TeamSpiritの導入の流れは以下5ステップになります。
- 打ち合わせ:現状のヒアリングを行って、企業に最適なプランを提示
- 無料デモ:実際の画面操作を見ながら無料で操作・機能を確認
- 見積もり:個別に見積もり
- 契約:導入スケジュール・運用方法を担当コンサルタントがヒアリングし、より詳しい運用方法を提案
- 初期データ登録:サポートと一緒に企業ごとの初期データを登録する
- 本番運用開始:導入完了
TeamSpiritを契約した全ての企業に無料のサポートを提供しており、困った場合は相談することができます。
TeamSpiritを導入した企業事例3選
本章では、TeamSpirit公式サイトで公開されている、導入企業の事例をご紹介します。
- 事例1「株式会社クレスコ」
- 事例2「株式会社GABA」
- 事例3「大創株式会社」
事例1「株式会社クレスコ」
株式会社クレスコはIT戦略のコンサルティングから、それを具現化するITシステムの企画・設計・運用支援を行っている企業です。
以前は、勤怠管理をExcelで行っており、一部の社員は勤務表の入力・提出のためだけに出社する必要がありました。正確な勤怠情報をリアルタイムに把握することができないため、過重労働が発生するリスクもあったほか、法制度や社内制度が変更されるたびにExcelのマクロや関数を修正しなくてはならず、勤務表にバグが発生することもあり課題となっていました。
TeamSpiritを導入したことで一人ひとりの労働時間や休暇取得状況がリアルタイムで「見える化」されるようになりました。そのため、長時間労働になりそうな社員がいた場合には、その上司や職場に注意を促し、課題にいち早く対応・是正することができるようになっています。また、勤怠管理から給与計算までの流れも非常にスムーズになり、給与担当者の負担も大幅に削減されました。
- 勤怠管理方法がExcelのため従業員に負担がかかっていた
- 勤怠情報のリアルタイムな把握ができず、過重労働発生リスクがあった
- 最新法令や社内制度を遵守しつつ、効率的な勤怠管理が可能に
- 労働時間や休暇状況が見える化され、先手の労務管理が実現
参考:導入事例|TeamSpirit
事例2「大創株式会社」
大創株式会社は、電化製品や食器、お菓子など、デリケートな商品を輸送する際に欠かせない緩衝材を制作する企業です。
以前は紙のタイムカードで勤怠管理をしており、月締めをするまで労働時間を確認することができませんでした。また、月締めの手順が複雑で
- 紙のタイムカードの情報を表計算ソフトに打ち込み集計
- 残業計算をしてプリントアウト
- 各部門長の承認作業
- 本社で再度確認
- 有給休暇の残日数の照合や給与計算
と非常に工数がかかるものでした。
TeamSpiritを導入してからは長時間労働になっていないかをダッシュボードで確認でき、特に残業が多くなっている場合は自動でアラーム通知をすることで、従業員の長時間労働が改善されました。
また、表計算ソフトへの転記や集計作業、承認フロー、エラーチェック、レポート作成などが自動化でき、申請した社員から担当者までがミスなく効率的に業務を遂行することができるようになりました。
- 長時間労働を是正したいが労働時間の見える化ができなかった
- 月締め時まで労働時間を把握できず、対応が後手になっていた
- 勤怠管理や経費精算のペーパーレス化が急務
- 労働時間の見える化や自動アラート通知で、長時間労働を改善
- 作業自動化により、月次決算を4日間短縮、給与支払い日も1日前倒しできた
参考:導入事例|TeamSpirit
事例3「株式会社池下設計」
株式会社池下設計は建築設計から生産設計、施工管理に至るまで、建設プロジェクト全般に携わる企業です。
社員が660名ほどいますが、そのうち約7割の社員は社外にて業務にあたっており、同じ池下設計の社員であっても、出退勤の時間や休日など勤務体系がバラバラのため、従業員の就業時間や休日の管理に苦労していました。
また、元々使っていた勤怠管理について社員からは「システムが遅い、操作性が悪い」と多くの不満も挙がっていました。
TeamSpiritを導入したところ、100種類以上ある複雑な勤務体系に全て標準機能で設定することができ、締め作業などが楽になりました。また、従業員からは「操作性が良く、反応が速い。モバイル版があるから、どこからでも入力できる」と好評で、苦情は一切なくなりました。
- 現場ごとに異なる就業時間や休日の管理に苦労していた
- 旧勤怠システムは、社員から操作性や表示速度に不満の声が上がっていた
- 100を超える複雑な勤務体系を全て標準機能で設定できた
- 操作性や表示速度、利便性も社員に高く評価されている
参考:導入事例|TeamSpirit
まとめ|TeamSpiritの強みはオリジナルのレポートを作成できるところ
TeamSpiritの機能やメリットや改善して欲しいポイント、料金プランについて解説しました。改めて本記事の結論をまとめてみましょう。
- メリット1:UI/UXが使いやすい
- メリット2:オリジナルのレポートを抽出できる
- 改善して欲しいポイント1:勤務時間を確認するのにやや手間が発生
- 改善して欲しいポイント2:運用支援の料金が割高
以上の内容から、TeamSpiritはこのような企業におすすめです。
- 企業独自のカスタムレポートを作成したい企業
- 勤怠管理だけでなく工数管理などもまとめて管理したい企業
- UI/UXが使いやすい勤怠管理システムを利用したい企業
TeamSpiritをはじめ、勤怠管理システムを検討する際にぜひお役立てください。