編集部が解説!ジョブカン勤怠管理の特長と評判、利用イメージ
ジョブカン勤怠管理をご検討中の方の中には「基本情報やスペックはわかったけれど、もっとわかりやすい評価が知りたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ジョブカン勤怠管理は、シリーズ累計15万社以上の企業で使われている、バックオフィスの管理システムとして業界内でも有数の勤怠管理システムです。
ジョブカン勤怠管理は、
- 出勤管理
- シフト管理
- 休暇・申請管理
- 工数管理
の4つの機能から必要なものだけを選んで利用できるため、ミニマムな利用がしたい企業にもおすすめです。
勤怠管理システムは各社からさまざまなツール、機能、料金形態などが展開されており、何を基準に選んだらよいのかがわからなくなることもあるでしょう。
そこで、勤怠管理システム「ジョブカン勤怠管理」の特長・評判をミナオシ編集部が本音で解説します。
1分でわかるジョブカン勤怠管理とは
ジョブカン勤怠管理は、株式会社Donutsが提供する勤怠管理システムです。複雑なシフト作成・管理が簡単に行え、バックオフィス業務がよりスムーズになります。
ジョブカン勤怠管理の機能的な強みは以下の通りです。
- 多彩な打刻方法
- 高いカスタマイズ性
- 「働き方改革法」に対応
- 出勤管理
- シフト管理
- 休暇・申請管理
- スマートフォン(モバイル)操作
- 工数管理
- 集計
- 超過労働対策
- 外国語表示
- 医療機関特化
また、初期費用・サポート費用が0円で、30日間は無料で全機能のお試しが可能。プランも充実しているため、中小企業などのミニマムな利用から、500名を超える大規模企業にも使い勝手の良い勤怠管理システムです。
本記事で解説するジョブカン勤怠管理のメリット・改善してほしい点、このような企業におすすめというポイントは以下の通りです。
- メリット1:必要な機能だけを組み合わせて利用できる
- メリット2:8種類の打刻方法から選べる
- 改善して欲しいポイント1:UIの見やすさ・分かりやすさ
- 改善して欲しいポイント2:データの修正に手間と時間がかかる
- アナログな勤怠管理・年末調整に労力がかかっている方
- 無駄なく機能を使いたい方
- 人事労務を一元管理したい方
ジョブカン勤怠管理の仕組み・利用イメージ
ジョブカン勤怠管理を実際に利用するイメージや、どのような仕組みのサービスかを見てみましょう。
管理画面のイメージは下記のようになっています。
あらゆる勤務形態に対応しており、変形労働・フレックス・裁量労働などの勤務形態や、所属・雇用形態ごとに細かい設定ができます。管理画面はより使いやすく、見やすいオリジナルのフォーマットを簡単に作成できます。
またシステムは、
- 出勤管理
- シフト管理
- 休暇・申請管理
- 工数管理(単独利用不可)
の4つの機能からできており、必要な機能だけを選んでプランの契約が可能です。
ジョブカン勤怠管理の機能一覧
本章では、ジョブカン勤怠管理の主な機能をご紹介します。
主な機能 | できること |
出勤管理 | リアルタイムでスタッフの勤務状況を確認できます。 打刻方法 ・ICカード打刻 ・指静脈打刻 ・PitTouch Pro打刻 ・モバイルGPS打刻 ・LINE打刻/Slack打刻 ・PC/タブレット打刻 ・顔認証打刻 ・ジオフェンシング打刻 |
シフト管理 | スタッフがスマホやPCから申請したシフトを元に、管理者はシフト作成が可能です。 主な機能 ・シフト募集 ・LINEシフト確認 ・確定シフトの共有 ・人員の過不足判定 ・シフト自動作成 ・予実管理 ・予算管理 |
休暇・申請管理 | シンプルな休暇申請・承認フローなので、複雑な休暇管理を簡単に行えます。申請内容は各管理者へ自動通知され、ワンクリックで承認・却下ができます。 主な機能 ・自動有休付与 ・LINE 休暇残日数確認 ・休暇・残業申請 ・休暇付与・残日数管理 ・承認フロー |
工数管理 ※単独利用不可 | 各スタッフのプロジェクトやタスクを登録することで、スタッフやタスクごとの工数集計やデータ出力・分析が可能です。 主な機能 ・工数かんたん入力 ・工数集計ダウンロード ・プロジェクト・タスク登録 ・工数集計 |
また、管理画面のカスタマイズだけでも、およそ200以上の機能があり、まさに「足りない機能のない勤怠管理システムである」といってもよいほど、豊富な機能があります。
実際に利用したユーザーの口コミで読み解く、ジョブカン勤怠管理のメリット・改善して欲しいポイント
ジョブカン勤怠管理の製品の特長や口コミを調査したところ、次のようなメリット・改善して欲しいポイントが見えてきました。
- メリット1:必要な機能だけを組み合わせて利用できる
- メリット2:8種類の打刻方法から選べる
- 改善して欲しいポイント1:UIの見やすさ・分かりやすさ
- 改善して欲しいポイント2:データの修正に手間と時間がかかる
メリット1:必要な機能だけを組み合わせて利用できる
一つ目のメリットは、必要な機能だけを組み合わせて利用できることです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
- 必要な機能だけを選んで利用できる
- 無駄なコストが発生せず安価で利用できる
という主旨のコメントが見られました。
実際に利用されている方の中には、出勤管理だけを利用しているという小規模から、同シリーズの他のシステムと併用している企業もあります。
ミニマムで利用できるプラン選択ができるのも、支持される理由の一つのようです。
メリット2:8種類の打刻方法から選べる
二つ目のメリットは、勤務形態に合わせて6種類の打刻方法から選べることです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
- 出張が多いため、スマホから出退勤処理できるのがありがたい
- ICカード打刻で勤怠入力の不正を未然に防げる
という主旨のコメントが見られました。8種類もの打刻方法から勤務形態に合ったものを選択できる点が、支持されています。
実際にジョブカン勤怠管理では、下記の打刻方法を提供しています。
ICカード打刻 | ICカードリーダー、またはNFC搭載のiPhone端末にFeliCa/MIFARE規格のICカードをタッチして打刻ができます。 |
指静脈打刻 | 指の静脈パターンを機器で読み取る「生体認証」で打刻ができます。 |
PitTouch Pro打刻 | パソコン不要。Felica/Mifare規格のICカードで打刻ができます。 |
モバイルGPS打刻 | モバイルのGPS機能を用いて打刻ができます。 |
LINE打刻/Slack打刻* | INEのトーク画面、Slackのチャンネルにて打刻ができます。 |
PC/タブレット打刻 | マイページで打刻ができます。 |
顔認証打刻 | マスクを外さず、顔認証・検温・打刻が同時に行えます。 |
ジオフェンシング打刻 | 位置情報を活用し、”打刻できる場所”を制限できます。 |
外部機器を必要とするICカード打刻、指静脈認証打刻、PitTouch Pro打刻、顔認証打刻は本体代が発生します。30日間の無料期間内であればレンタル代も無料なので、お試しの段階から複数の打刻方法を試せるのもありがたいですね。
改善して欲しいポイント1:UIの見やすさ・分かりやすさ
一つ目の改善して欲しいポイントは、UIの見やすさ・分かりやすさです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
ジョブカン勤怠管理しか使ったことがないユーザーからはUIについての言及はありませんでしたが、複数の勤怠管理システムを利用したことのあるユーザーからは、UIを改良するとより良くなるだろう、というコメントがありました。
細かい点ではありますが、パソコンやスマートフォンの操作に慣れていない従業員がいる場合は、個人の管理画面の操作が難しいと感じる方もいるかもしれません。
改善して欲しいポイント2:データの修正に手間と時間がかかる
二つ目の改善して欲しいポイントは、データの修正に手間と時間がかかることです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
「従業員の数が多いと、情報の登録に手間がかかってしまう」という主旨のコメントが見られました。現在はスタッフ情報の一括登録もできるようになったようですが、CSVファイル形式でないと読み込めないのは少し難点です。
スタッフ情報の登録は、このような画面で登録ができます。
ジョブカン勤怠管理とよく比較される類似サービス
ここまでジョブカン勤怠管理の機能やメリット・改善して欲しいポイントを見てきましたが、勤怠管理システムはジョブカン勤怠管理だけでなく、各社から提供されています。
では、それぞれのツールにどのような違いがあるのでしょうか。ジョブカン勤怠管理とよく比較されるサービスの特長と費用、基本的な機能を比較してみました。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 基本的な機能 |
ジョブカン勤怠管理 | 0円 | 2,000円~/10名以降従量課金 | ・WEB打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・自動集計・予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
KING OF TIME | 0円 | 300円/打刻人数 | ・WEB打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 ・自動集計・予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
jinjer勤怠 | 問い合わせ | 300円〜/アカウント数 | ・WEB打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 ・自動集計・予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
マネーフォワード クラウド勤怠 | 0円 | 3,980円~/6名以降従量課金 | ・WEB打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 ・自動集計・予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
TeamSpirit | 各プランにより変動 | 600円~/50名以降従量課金 | ・WEB打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・自動集計 ・予実管理 |
料金、基本的な機能を比較したところ、ジョブカン勤怠管理は基本的な勤怠管理システムとして欲しい機能がそろっており、機能やユーザー数によって柔軟にプランを変えることができることがわかりました。
さまざまな打刻方法が用意されており、勤務形態や従業員の使いやすいものを選べる点が、便利です。打刻管理だけの利用から、勤怠管理全般の管理で利用するなど、使い方は企業の状況によって選びやすいです。
また、最初の1か月は有料プランも無料でお試しができるので、気になった方は実際に試してみてもいいでしょう。
ジョブカン勤怠管理の料金・費用
ジョブカン勤怠管理の料金プランは、「利用する機能の数」と「ユーザー数」によって変動します。
初期費用・サポート費用 0円 | 30日間無料で全機能を制限なく利用できます。 |
無料プラン | 有料プラン | ||||
利用機能数 | 1~4つ ※機能制限あり | 1つ | 2つ | 3つ | 4つ |
利用料金 (1ユーザーあたり) | 0円/月 | 200円/月 | 300円/月 | 400円/月 | 500円/月 |
月額費用は、利用機能数とユーザー数によって変動する仕組みです。出勤管理、シフト管理、休暇・申請管理、工数管理の4つの機能のうち、どれか一つだけを利用する場合は、1ユーザー当たりの利用料金は月額200円です。もし4つのすべての機能を利用する場合は、1ユーザー当たり月額500円かかります。
このほかに、月額最低利用料金が2,000円と設定されているため、機能数が1つの場合は10名以上、4つの場合は4名以上でないと、1ユーザー当たりの単価が高くなってしまうので、注意してください。
ジョブカン勤怠管理導入の流れ
ジョブカン勤怠管理の導入の流れは以下5ステップになります。
- 無料アカウント発行:1分で無料アカウントが発行できます。
- 初期設定:スタッフ、部署やグループ、雇用形態を登録し、集計項目を設定します。
- 無料お試し:30日間すべての機能を無料でお試しできます。お試し期間中は、打刻機器のレンタルも無料です。
- 有料申込:30日後も引き続き利用の場合、ジョブカン勤怠管理の設定画面から有料プランの申込みをします。
- 本運用開始:アカウントを継続して利用できます。
初期設定や運用に困った場合、ジョブカンに運用レクチャーや設定代行も有料で依頼できます。
設定代行 | ベーシック 418,000円(税込) | プロフェッショナル 506,000円(税込) | |
レクチャー | 1時間サポート(1回) 33,000円(税込) | 1ヶ月サポート(3時間) 99,000円(税込) | 2ヶ月サポート(10時間) 253,000円 (税込) |
ジョブカン勤怠管理を導入した企業事例3選
本章では、ジョブカン勤怠管理公式サイトで公開されている、導入企業の事例をご紹介します。
- 事例1「株式会社Synergy Career」
- 事例2「AI inside 株式会社」
- 事例3「株式会社マルシメ」
事例1「株式会社Synergy Career」
株式会社Synergy Careerは、大阪に本社を置く就活生向けのWebメディア「就活の教科書」を運営し、採用や就職支援を提供している従業員数1〜50名の会社です。
同社では、Googleカレンダーで勤怠管理を行い、従業員自身で勤務時間を計算していたため、工数がかかりヒューマンエラーが多発していました。また、フルリモート出勤のため、勤務状況を月末でしか把握できていないという課題がありました。
ジョブカン勤怠管理を導入したことで、出勤時間の計算の手間がなくなり、スムーズに給与計算まで行えるようになりました。また、管理画面からそれぞれの出勤状況を確認できるようになり、勤怠管理の効率が向上したということです。
- Googleカレンダーで勤怠管理をしており工数がかかりエラーも多発
- 勤務状況を月末の段階でしか把握できなかった
- 出勤時間計算の手間がなくなり、スムーズな給与計算が可能に
- 管理画面から出勤状況を確認できるため勤怠管理の効率が向上
事例2「AI inside 株式会社」
AI inside 株式会社は、AIの推論・学習プラットフォームの研究開発および、自社開発のSaaS型AI-OCR「DX Suite」の開発、販売、サポートを行っている従業員数51〜100名の企業です。
以前は打刻をタイムカードで実施し、紙ベースで稟議申請なども運用していたため、残業などをしっかり管理できているとは言えない状況でした。
そこで、ジョブカン勤怠管理とジョブカンワークフローの2サービスを利用し、給与計算業務においては導入前と比較して7〜8割業務時間が削減、稟議も申請者・承認者双方の効率化を実現できたということです。
- 勤務時間の管理を厳密にできていなかった
- 各社員の残業時間を管理できるように
- 給与計算業務にかかる時間が7~8割削減された
事例3「株式会社マルシメ」
株式会社マルシメは、秋田県内に3店舗を展開するスーパーマーケットや、仕出し・ケータリングサービス、高齢者向けお弁当の宅配サービス、お困りごと相談サービス、お買い物バスの運行等を提供する地域密着型の101〜300名規模の企業です。
同社では、オンプレミス(自社保有型)の管理ソフトで人事労務を管理していましたが、紙でのファイリングが必要なほか、同時に管理ソフトで編集できないなどの悩みを抱えていました。
また、年末調整やタイムカードはすべて紙で進行しており、200名ほどの従業員を4〜5名でチェックする工程に非常に時間がかかっていました。
そこで、シリーズ展開のあるジョブカン(勤怠管理・給与計算・労務管理・経費精算/ワークフロー)を利用することで労務関係を一元化し、給与計算業務のコスト削減、各種届出の作業時間も削減されたとのことです。
- 人事情報の一元管理ができていなかった
- 業務効率の改善・一元管理ができるようになった
- 勤怠管理・年末調整の集計・検算業務が簡単になった
まとめ|ジョブカン勤怠管理の強みは、人事労務を一元化できること
ジョブカン勤怠管理の機能やメリット・改善して欲しいポイント、料金プランについて解説しました。改めて本記事の結論をまとめてみましょう。
- メリット1:必要な機能だけを組み合わせて利用できる
- メリット2:8種類の打刻方法から選べる
- 改善して欲しいポイント1:UIの見やすさ・分かりやすさ
- 改善して欲しいポイント2:データの修正に手間と時間がかかる
以上の内容から、ジョブカン勤怠管理はこのような企業におすすめです。
- アナログな勤怠管理・年末調整に労力がかかっている方
- 無駄なく機能を使いたい方
- 人事労務を一元管理したい方
ジョブカン勤怠管理をはじめ、勤怠管理システムを検討する際に、お役立てください。