PDF編集ソフトは、PDFファイル内のテキストの編集や画像の置換、PDFページの追加・削除・並び替えといったPDFファイルの編集を行うソフトです。
以下、PDF編集ソフトについて、それぞれの特徴や機能、導入費用を紹介します。製品の選定に際して、導入メリットや選び方などの詳細を確認したい方は、選定ガイドをご参照ください。
なお、本ページでは、ビジネスでの活用を前提とし、機能性やセキュリティ対策の観点から主に有料版ソフトを紹介しています。
本記事では、PDF編集ソフトについて、その役割や機能、比較のポイントを紹介しています。
PDF編集ソフトとは
PDF編集ソフトとは、PDFファイル内のテキストの編集や画像の置換、PDFページの追加・削除・並び替えといったPDFファイルの編集を行うソフトです。
PDF(Portable Document Format:ポータブルドキュメントフォーマット)は、Adobeシステムズが開発したテキストや図表などを紙に印刷する時の状態を保存するためのファイル規格です。プラットフォームや環境に依存しないドキュメント共有をコンセプトに開発されており、もともとPFDは編集ができない仕様となっています。
PDF編集ソフトの中には、テキストの直接編集のほか、編集・閲覧権限を付与するパスワード機能や、電子署名機能、画像上の文字情報を編集可能なテキストに変換するOCR(Optical Character Recognition:光学式文字認識)機能など、ビジネス向けの機能を搭載しているものがあります。
PDF編集ソフトの選び方
PDFは、主にデバイスや閲覧環境に依存しない情報共有を目的としたファイル形式です。編集ソフトの選定の際には、想定される活用シーンにおいて、スムーズに情報共有を行えるかどうか、情報漏洩リスクはないかといった観点で、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 用途に合った機能
- 操作性
- セキュリティ対策
1. 用途に合った機能
PDF編集ソフトは、利用の目的・用途によって求められる機能が異なります。PDFファイルを自社でどのように活用するのかを明確にし、必要な機能をあらかじめ洗い出しておきましょう。
たとえば、会社のパンフレットや公開資料など、著作権を保護すべき資料の作成をするのであれば透かし機能(ウォータマーク)が欲しいところです。FAXや紙をスキャンしたファイルを編集する機会が多ければ、スキャン画像のテキスト部分を認識し文字データに変換するOCR機能が役立ちます。
ほかにも、PDFに電子署名を押せるスタンプ機能(PDF署名機能)など、現代のビジネスシーンに合わせた機能もあり、ハンコ文化の脱却や業務効率の改善に活かすことができます。
2. 操作性
企業や部門単位でソフトを導入する際には、PDF編集ソフトを誰が使用するのかという点も重要です。ソフトの使いやすさは作業効率に大きく影響し、個人で意見が分かれやすいため、複数人での利用が想定される場合は、代表者一人の感覚で操作感の良し悪しを判断しないようにしましょう。
3. セキュリティ対策
PDF編集ソフトをビジネスで利用する以上、閲覧や編集の権限設定やパスワード設定、墨消し(ドキュメント内の情報を黒く塗りつぶす機能)など、セキュリティ対策が十分に施されているかは選定基準として外せないポイントです。
無料版ソフトは、セキュリティ機能やサポート範囲が限定されており、基本的に情報漏洩の責任は利用側が負うことになります。トライアル期間を利用する際には、機密情報ではなくテストデータを用意してセキュリティ機能を試してみましょう。
PDF編集ソフトの機能一覧
最後に、PDF編集ソフトの代表的な機能をまとめて紹介します。
- 変換:PDFファイルとWordやPowerPointなどのファイルを相互変換する
- 結合(統合):複数の異なるPDFファイルを1つのファイルにまとめる、
- 分割:1つのPDFファイルのページを分割し、複数ファイルに分ける
- 直接編集:Wordのようにドキュメント上にあるテキストや画像を直接編集することができる
- パスワード設定:閲覧権限や編集権限を管理できる
- 墨消し:ドキュメント内の情報を黒く塗りつぶす
- しおり(ブックマーク):PDFドキュメントの目次を作成し、読みたいページにすぐに移動できる
- 透かし:ドキュメントに「sample」などの文字を入れる機能PDF文書の利用を制限したり、書類や画像の権利元を主張するときに使用する
- スタンプ(電子署名):デジタルIDによる電子印影等を入れ込む
- OCR:画像上の文字情報を編集可能なテキストに変換する

