スクリーンキャプチャーは、PC画面に表示されている情報の画像保存や録画保存ができるソフトです。言語化しにくい情報を画像や動画で可視化して共有し、意思疎通を円滑化します。
キャプチャした画像や動画には、テキストや図形、ペンツールによる描画を挿入したり、注釈コメントを残して共有したりすることが可能です。
近年のスクリーンキャプチャーは、クリッピングとシンプルな編集機能に留めたフリーソフトから、音声付きでブラウザの指定範囲を録画できるブラウザキャプチャー、メディアプレイヤーやミキサー搭載で高度な動画編集を行えるソフトまで、目的や用途、細やかなニーズに合わせて、さまざまな機能・特徴を有するソフトが数多く登場しています。
以下、スクリーンキャプチャーについて、それぞれの特徴や機能、料金プランを紹介します。選定に際して、選び方や比較のポイントを確認したい方は選定ガイドもご参照ください。
まず、目的や用途によらず、スクリーンキャプチャーを比較・選定する際に押さえておくべきポイントが下記3点あります。
- 対応OSと推奨環境
- 画像・動画・音声の入出力形式
- 解像度とフレームレート
いくら高機能な製品でも、上記のスペックと利用環境が合わなければ使い物にならない可能性がありますので、必ずチェックしておきましょう。
1. 対応OSと推奨環境
スクリーンキャプチャーを探す際は、最初にOS(WindowsやMac)で絞り込みをかけましょう。気に入ったソフトを見つけても、利用しているOSに対応していなければそのソフトはインストールできません。また、スマホでの利用が想定される場合は、同様にiOSとAndroidの対応可否も併せて確認しましょう。
また、動画キャプチャーを利用する場合は、使用するパソコンのメモリ容量やCPUなどの推奨スペックも確認が必要です。Webブラウザ上の拡張機能として利用できるスクリーンキャプチャーもありますが、メモリが少ないと動作が重くなる可能性があります。
2. 画像・動画・音声の入出力形式
キャプチャーした画像・動画・音声は、利用するソフトによって入出力できる拡張子の種類が異なります。自社がよく利用する拡張子にスクリーンキャプチャーが対応しているのかを確認しましょう。
キャプチャーした画像と動画は、利用するソフトによって出力できる拡張子の種類が異なります。また、インポートできる画像、動画、音声の形式もソフトによって異なるため、自社がよく利用する拡張子にスクリーンキャプチャーが対応しているのかを確認しましょう。
3. 解像度とフレームレート
キャプチャーした画像や動画は、社内で使用するか社外で使用するかによって求められる品質が異なります。必要に応じて解像度やフレームレートを選択できるツールを選びましょう。
なお、高画質な画像や動画を多く作成・利用する予定がある場合は、ファイルサイズが大きくなるため、利用しているPCのストレージ、またはクラウドストレージの容量に余裕があるのかを確認しておきましょう。
【目的別】スクリーンキャプチャーソフトの機能要件
ここでは、「スペックを比較しても似たり寄ったりで選択できない」という方のために、スクリーンキャプチャーソフトの選び方のヒントを、利用目的に合うおすすめの機能とともに紹介します。
1. キャプチャーした画像や動画をチームで頻繁に共有する場合
キャプチャーした画像や動画をチーム内で共有したり、共同編集したりする場合は、Webブラウザ上で閲覧やダウンロードが行える「URL共有機能」があると便利です。
メールやチャットにキャプチャーファイルを添付することでも共有はできますが、都度ファイルをダウンロードしなければならず、頻繁に画像・動画がチャットに送られると、情報共有にタイムロスが生まれ、またチーム内で重複ファイルがいくつもできてしまいます。
URL共有機能を使えば、都度画像や動画をダウンロードする手間が省けるだけでなく、PCの容量節約にもつながります。
2. Web会議を録画する場合
スクリーンキャプチャーを使ってWeb会議を録画する場合は、別途「マイク音声キャプチャー機能」の搭載が必要となります。「マイク音声キャプチャー機能」は、デスクトップ上から聞こえる音声に加えて、自分の声や外部の音を録音するための機能です。
Web会議を録画する際にマイク音声キャプチャー機能がないと、自分の声が入っていない状態で録画することとなります。スクリーンキャプチャーはPC内の動画音声しか録音できないということを覚えておきましょう。自分の声や周囲の音をキャプチャーしたい場合には、Web会議に限らず「マイク音声キャプチャー機能」が必要です。
デモや無料版を利用して、マイク音声キャプチャー機能があるのか、音声の外部入力がどのような操作で切り替わるのかを確認しておきましょう。
3. キャプチャーした動画で簡単な動画を作りたい場合
キャプチャーした動画に簡単な編集を加えたい場合は、編集機能が搭載されているソフトがおすすめです。スクリーンキャプチャーと編集ソフトの両方を購入せずとも1つのソフトで録画から編集まで可能です。
付属の編集機能を使えば、業務マニュアル動画やPCの操作方法に関する解説動画などを作成できます。ただし、スクリーンキャプチャーに搭載されている編集機能は、テキストや画像を挿入したり音楽をつけたりといった簡単なものがほとんどです。
編集機能つきのスクリーンキャプチャーの導入を考えている方は、自分がどのくらいのレベルまで動画を編集したいのかイメージした上で、付属の編集機能で十分に目的を達成できるかどうかを判断しましょう。