編集部が解説!勤革時の特長と評判、利用イメージ
勤革時を検討されている方の中には「基本情報やスペックはわかったけれど、もっとわかりやすい評価が知りたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
勤革時は1つのIDにつき300円(税別)で利用できるシンプルな料金設計になっており、低価格ながら多様な打刻方法への対応、ベンダーによる丁寧なサポートを受けられるなど、コストパフォーマンスが高い勤怠管理システムです。
また、勤革時は勤怠管理システム業界シェアNo.1の「KING OF TIME」をNECがOEM供給を受けて提供している商品であり利用者数も多く、多様なニーズに対応できる機能が搭載されているため、安心感のあるシステムとも言えるでしょう。
とはいえ、勤怠管理ツールは類似の競合サービスも多いため、自社に合った勤怠管理システムが分からない、勤革時についてより詳しく知りたいという方もいらっしゃると思います。
本記事では、勤怠管理システム「勤革時」の特長・評判をミナオシ編集部が本音で解説します。
1分でわかる勤革時とは
勤革時は日本電気株式会社が提供する勤怠管理システムで、稼働実績15年以上、利用企業数4万2千、約240万人の利用者数実績※を誇ります。
※出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2021年版」勤怠管理SaaS市場 利用ID数(2022年7月時点 KING OF TIMEとの合算)
クラウドで提供されているため、リアルタイムで最新の勤怠状況の集計・確認が可能となっています。打刻方法も豊富に提供されており、自社に最適な勤怠環境を整えることができます。
勤革時の代表的な機能は以下の通りです。
- 集計機能
- 人件費の管理
- 警告機能
- シフト管理
- 残業管理
- 休暇管理
- 申請承認機能
- モバイル対応
- 管理者権限機能
- 海外対応
- エクスポート
- 多様な打刻方法
10年以上の稼働実績、上述の利用企業実績数からも勤怠管理システムとして満足度の高い機能が備わっていることがわかります。
また、導入前に30日間の無料トライアル期間が設けられているため、自社に適しているかを試した上で、安心して導入の意思決定を行うことができます。
本記事で解説する勤革時のメリット・改善してほしいポイント、導入をおすすめする企業は、以下の通りです。
- メリット1:社員一人あたり300円という低価格
- メリット2:規模や職種に合わせて打刻方法を選択できる
- 改善してほしいポイント1:GPS情報を取得できないことがある
- 改善してほしいポイント2:サポートの電話がつながりにくいことがある
- 勤怠管理システムを初めて導入する企業
- 多様な就業状況が存在する企業
- 勤怠管理に関する無駄なコストを削減したい企業
勤革時の仕組み・利用イメージ
勤革時を実際に利用する具体的なイメージが欲しい方もいると思います。そこで本章では、実際の打刻画面のイメージを参照しながら、機能面での特長もお伝えしていきます。
勤革時では、スマートフォン・PCどちらも利用可能で、いつでもどこでも打刻をすることができます。シンプルな操作画面のため、打刻操作ミスの可能性を限りなく減らすことが可能です。
また、GPS情報を取得することで打刻位置も確認することが可能です。
その他、顔認証やICカード、指紋認証など複数の打刻方法が提供されているため、自社に合わせた打刻方法を選択することが可能です。
管理者画面はエクセルに馴染んでいる方には親しみやすいUIになっており、退勤の状況をリアルタイムに確認可能です。
また、打刻忘れ、二重打刻等などのエラーの確認も容易で、具体的な理由も表示されるため該当者への指示も出しやすいでしょう。
勤革時の機能一覧
本章では、先ほど紹介した勤革時の主な機能をより詳しくご紹介します。
主な機能 | できること |
多様な打刻方法 | ・共有パソコンからパスワード入力 ・各自の端末(スマホ/PC/タブレット) ・社外でスマホ・携帯 ・Windowsのログオン・ログオフ ・ICカードリーダー(有料) ・指紋リーダー(有料) ・指静脈リーダー(有料) ・顔認証(有料) |
集計機能 | 割増残業集や年次勤務集計など必要に応じて集計タイプを変更することで、集計業務を効率的に行うことができます。 |
人件費の管理 | 人件費の予算配分を日次、週次、月次で把握することができます。 |
警告機能 | 管理者側が決めた警告基準、上限基準を超えた場合に管理画面で警告を受け取ることができます。 |
シフト管理 | 出勤・退勤予定時刻、早出・残業の限界時間などを設定し、オリジナルのシフトパターンを作成することができます。また、各従業員にシフトを割り当てることも可能です。 |
残業管理 | 就業ルールが異なる従業員ごとに産業計算の基準を設けることができます。残業の申請後に残業時間を反映することも可能です。 |
休暇管理 | 有給休暇、代休、夏休み、慶弔休暇などの勤怠管理に影響のある休暇をカウントし、システム上で管理することができます。 |
申請承認機能 | 申請承認機能では以下のような申請を行うことができます。 ・スケジュール申請 ・打刻申請 ・残業上限申請 ・勤怠確認申請 ・従業員登録申請 従業員から申請されたものを管理者側は承認/棄却を選択するだけで承認作業が完了します。 |
モバイル対応 | 携帯やスマートフォンから場所、日時を選ばずに申請、確認、打刻を行うことができます。 |
管理者権限機能 | 以下のような管理権限を担当者へ付与して管理することができます。 ・本部系権限 ・所属権限 ・従業員種別権限 |
海外対応 | 管理アカウントごとに表示言語を変更することができます。対応している言語は日本語と英語です。 |
エクスポート | 以下の形式で出力が可能です。 ・Excel ・CSV また、給与システムにも対応しています。 |
勤務実績や給与データの出力機能のほか、オリジナルのシフトパターンも作成することができるため、勤怠管理に関する機能を十分に網羅しているシステムと言えます。
実際に利用したユーザーの口コミで読み解く、勤革時のメリット・改善して欲しいポイント
勤革時の特長や口コミを調査したところ、次のようなメリット・改善して欲しいポイントが見えてきました。
- メリット1:社員一人あたり300円という低価格
- メリット2:規模や職種に合わせて打刻方法を選択できる
- 改善してほしいポイント1:GPS情報を取得できないことがある
- 改善してほしいポイント2:サポートの電話がつながりにくいことがある
メリット1:社員一人あたり月額300円という低価格
一つ目のメリットは、一人あたりの月額利用料金が300円(税別)という点です。実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
- 一人あたり月額300円の低価格
- 人数制限がないので中小企業でも導入しやすい
といった主旨のコメントが見られました。
勤革時は、1アカウントあたり300円/月(税別)と低価格なだけでなく、利用人数の制限がありません。料金は実際に打刻をおこなった人数に応じて発生する仕組みになっています。そのため、時期によって稼働人数が大幅に変動する企業や、なるべくコストカットをしたいと考えている企業にとっては嬉しい仕様となっています。
勤怠管理に関する無駄なコストを自動でカットしてくれる勤怠管理システムと言えます。
メリット2:規模や職種に合わせて打刻方法を選択できる
二つ目のメリットは、会社の規模や職種に合わせて打刻方法を選択できることです。実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
- 職種に合わせて打刻方法を設定できる
といった主旨のコメントが見られました。
勤革時では主に以下のような打刻方法が選択できます。
- 共有パソコンからパスワード入力
- 各自の端末(スマホ/PC/タブレット)
- 社外でスマホ・携帯
- Windowsのログオン・ログオフ
- ICカードリーダー(有料)
- 指紋リーダー(有料)
- 指静脈リーダー(有料)
- 顔認証(有料)
職種や勤務スタイルに合わせて柔軟に打刻方法を選ぶことができ、複数の打刻手段が混在していてもシステム上で一元管理が可能です。
改善してほしいポイント1:GPS情報を取得できないことがある
一つ目の改善してほしいポイントは、GPS情報を取得できない場合があることです。実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
- 位置情報が取得できないことがある
- 通信エラーで打刻したかどうかわからず、二度押してしまう時がある
といった主旨のコメントが見られました。
不正打刻や勤務時間の超過を防ぐために、勤務実態を細かく把握することは管理者として必須です。しかし、情報が正確に取得できなければデータを労務管理に活かすことができない恐れがあります。
改善してほしいポイント2:サポートの電話がつながりにくいことがある
二つ目の改善してほしいポイントは、サポートの電話がつながりにくいことがある点です。実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
- サポートの電話がつながりにくく時間がかかることがある
- 急ぎのトラブルの際は困ることがあった
といった主旨のコメントが見られました。
勤怠管理システムは自社の就業ルールに応じた設定をする必要があったり、初めて導入する企業では操作がうまくいかないことがあります。こういったトラブルに対応するため、サポートにコンタクトが取りやすい状況への改善が望まれます。
また、企業側でも、サポートに電話がつながった際に何を解決したいのかをしっかり準備しておく必要があるでしょう。
勤革時とよく比較される類似サービス
ここまで勤革時の機能やメリット・改善して欲しいポイントを見てきましたが、勤怠管理システムは勤革時だけでなく、各社から提供されています。
本章では、勤革時とよく比較されるサービスの費用と特長を比較してみました。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 特長 |
勤革時 | 0円 | 300円〜/アカウント数 | ・豊富な打刻方法 ・顧客満足度93%の高評価 ・充実した安心サポート |
KING OF TIME | 0円 | 300円~/1人あたり (税別) | ・15種類の打刻方法 ・誰でも使いやすいUI/UX ・勤怠管理クラウドシステムでシェアNo1 |
レコル | 0円 | 100円~/1人あたり (税別) | ・豊富な打刻方法(チャットツール連携もあり) ・休暇、スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 |
Sync Up | 0円 | 0円~3,000円 1店舗あたり | ・自動集計、予実管理 ・シフト希望やヘルプの調整に対応 |
タブレット タイムレコーダー | 11,000円 (税別) | 0円 | ・Web打刻機能 ・iPadをタイムレコーダーシステムとして利用できる |
勤次郎Smart | 0円 | 200円~/1人あたり | ・豊富な打刻方法 ・休暇、スケジュール管理 |
Touch On Time | 0円 | 300円~/1人あたり (税別) | ・豊富な打刻方法 ・休暇、スケジュール管理 |
料金、基本的な機能を比較したところ、勤革時はカスタマーサポートや料金体系、打刻方法からシステムに詳しくない方でも扱える勤怠管理システムだということがわかりました。
よく比較される7つのツールの中でも、勤革時は打刻方法が豊富であり、Webブラウザや指紋認証など、企業に合わせて打刻方法を柔軟に変更できます。
打刻方法が豊富であれば、仮にスマホに関する知識がない方でも簡単に打刻できる方法を選ぶことができます。従業員に合わせた打刻方法を採用することで安定した勤怠管理を実現できるでしょう。
また、一人あたり300円(税別)というシンプルな料金体系も勤怠管理システムを初めて導入する企業にとっては分かりやすいものとなっています。
勤革時の料金・費用
勤革時は月額300円/人のワンプライスで全機能を使うことができます。
1社あたりの月額料金の目安(税別) | サービス提供内容 |
300円/1ID | ・クラウド基盤利用料 ・「勤革時」利用料 ・運用費用(システム運用、AP運用など) |
勤革時では、打刻人数に応じた従量課金制で料金が決定します。契約期間、使用人数の制限はありません。
打刻認証機器シリーズ(指紋認証、指静脈認証、顔認証等)の利用を希望する際は別途購入費用が発生するため、詳細を確認したい場合は勤革時の営業担当に連絡をする必要があります。
使用感を試してから導入したいという方のために、30日間の無料トライアルも用意されています。なお、30日間のトライアル期間では「顔認証タイムレコーダーアプリ」も無料体験できるため、興味がある方は試用してみることをおすすめします。
勤革時導入の流れ
勤革時の導入の流れは、以下の通りです。
- トライアル申し込み
- 30日の無料体験スタート
- 契約開始
30日間の無料体験後、同意することで有料プランへ移行できます。同意しなかった場合にはアカウントが停止されます。
なお、承諾なく有料プランへ移行することはありません。
勤革時を導入した企業事例3選
本章では、勤革時公式サイトで公開されている、導入企業の事例をご紹介します。
- 「横浜マリノス株式会社」従業員数約100名
- 「IGRいわて銀河鉄道株式会社」従業員数約300名
- 「カワセ印刷株式会社」従業員数約60名
※従業員数は2022年12月時点の勤革時公式サイト掲載時表記によるものです
事例1「横浜マリノス株式会社」従業員数約100名
横浜マリノス株式会社は神奈川県の横浜市、横須賀市、大和市をホームタウンとし、サッカーの普及や選手の育成活動を通じた地域貢献などをクラブ理念に掲げるプロサッカークラブ「横浜F・マリノス」を運営する企業です。
従業員が出退勤状況をエクセルに直接入力して提出し、それを集計するというスタイルで勤怠管理を行っていたため、集計作業だけで3日ほどの工数がかかっていました。
勤革時の導入後は、従業員の出退勤状況をWeb上で集計・確認できるようになったため、3日かかっていた集計作業が1日で済むようになりました。
- 勤怠管理の集計作業に大変な工数がかかっていた
- 親会社の監査で従業員の出退勤状況をより正確に把握する必要があった
- 約3日かかっていた月末の勤怠管理作業が、ほぼ1日で済むようになった
- 分単位まで明確に記録できるため従業員の働いている状況が見える化された
参考:導入事例|勤革時
事例2「IGRいわて銀河鉄道株式会社」従業員数約300名
IGRいわて銀河鉄道株式会社は、岩手県を中心に沿線市町や地元企業等が出資する「第三セクター方式」の鉄道会社です。
勤怠管理におけるほぼすべての業務を紙で行っており、記入内容も社員の主観的なものであったため、正確な勤怠管理のために勤怠管理システムの導入を決定しました。
勤革時の導入後は、残業申請・有給休暇申請等がシステム化され、従来の紙を利用していたころよりもチェックに割く時間が減少しました。また、イレギュラーな時間単位の有給休暇制度やフレックスタイム制を導入した際にも管理が容易になりました。
- 紙で社員全員の残業申請や有給休暇申請などを行っており効率が悪かった
- 時間単位の有給休暇制度やフレックスタイム制に紙の管理で対応することが難しかった
- 出退勤時間の管理は社員の主観によるものとなっていた
- 残業申請・有給休暇申請などの勤怠管理に関する業務が効率化した
- 時間単位の有給休暇制度やフレックスタイム制を容易に導入できた
- 会社全体における勤怠管理への意識が向上した
参考:導入事例|勤革時
事例3「カワセ印刷株式会社」従業員数約60名
カワセ印刷株式会社は、東京都港区と荒川区を拠点とした印刷会社です。全国でも数社しかない超軽量紙の印刷・加工を得意としています。
勤怠管理を
- 紙のタイムカードによる打刻
- 紙の申請による勤怠申請
- Excelへの入力・集計
という手順で行っており、2拠点からタイムカードを回収するのに時間がかかっていたと言います。
勤革時の導入後、拠点ごとにタイムカードを回収する必要はなくなり、給与計算にかかる時間も半減。また、従業員は自身の出退勤の記録や申請・承認の状況をすぐに確認できるため、勤怠に関する問い合わせの減少にも繋がっています。
- タイムカード作成や回収のために拠点間を移動する時間・労力がかかっていた
- 紙からエクセルへ転記する工数がかかっていた
- 申請プロセスが見えないため、クレームや問い合わせにその都度対応する必要があった
- 拠点間で人や書類を移動させる必要がなくなり、勤怠書類の保管スペースも少なくなった
- 従業員は自分で出退勤の記録や申請・承認状況が確認できるため、勤怠に関する問い合わせが減少した
参考:導入事例|勤革時
まとめ|勤革時は柔軟な使い方ができる高コスパな勤怠管理システム
勤革時は勤怠管理に必要な機能を一通り網羅しており、モバイルやWebに関する知識がない人でも、使いやすい打刻方法を選定することで確実な勤怠管理を行うことができます。
本記事では勤革時の機能やメリット・改善して欲しいポイント、料金プランについて解説しました。改めて結論をまとめてみましょう。
- メリット1:社員一人あたり300円という低価格
- メリット2:規模や職種に合わせて打刻方法を選択できる
- 改善してほしいポイント1:GPS情報を取得できないことがある
- 改善してほしいポイント2:サポートの電話がつながりにくいことがある
以上の内容から、勤革時はこのような企業におすすめです。
- 勤怠管理システムを初めて導入する企業
- 多様な就業状況が存在する企業
- 勤怠管理に関する無駄なコストを削減したい企業
勤革時を含む勤怠管理システムを検討する際に、ぜひお役立てください。