【2024】問い合わせ管理システムを徹底比較!機能や価格・選び方を解説


問い合わせ管理システムは、さまざまなチャネルにおける顧客からの問い合わせを社内で統合し、問い合わせ案件やそれに紐づく顧客情報を一元管理できるシステムです。

主に、下記のような機能を備えています。

  • 複数チャネル(メール、問い合わせフォーム、LINE、SNSメッセージなど)の統合管理
  • 顧客情報(個人情報、問い合わせ内容、過去の対応履歴など)の一元管理 
  • 案件のステータス表示(未対応、対応中、解決済みなど)
  • 対応オペレーションのデータ分析・レポーティング

以下、問い合わせ管理システムについて、それぞれの特徴や機能、契約プラン、導入レビューを紹介します。製品の選定に際して、具体的な機能や活用方法、選び方などの詳細を確認したい方は、選定ガイドをご参照ください。

問い合わせ管理システムで注目のサービス
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WEBCAS mailcenter
株式会社WOW WORLD
5
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メールワイズ
サイボウズ株式会社
4.3
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問い合わせ管理システムの比較・レビュー

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メールディーラー

株式会社ラクス
3.5
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26人が「利用した」しています。
メールディーラーは、株式会社ラクスが運営する業界シェアNo.1*の問い合わせ管理システムです。メールや電話、LINE、大手モールなど様々なチャネルに対応し、すべての問い合わせを一元管理できます。導入実績8,000社以上。継続利用率は99.9%。チームで情報共有することで、問い合わせの対応漏れを防ぎ、迅速で丁寧な対応を実現します。*出典:ITR「ITR Market View:メール/Web/SNSマーケティング市場2024」メール処理市場:ベンダー別売上金額推移およびシェア(2009~2023年度予測)

特長

  1. メールの対応状況を見える化し、返信漏れを防止
  2. テンプレートやQA機能で対応レベルを平準化
  3. 応対履歴を可視化し適切な顧客コミュニケーションを実現

プラン・価格

  1. プラン名:お問い合わせください
    価格:お問い合わせください
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WEBCAS mailcenter

株式会社WOW WORLD
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3人が「利用した」しています。
WEBCAS mailcenterは、株式会社WOW WORLDが提供する問い合わせ管理システムです。シリーズ累計で10,000社以上の導入実績をもち、価格がオペレーター数によって変動しないため、多くのオペレーターを持つ企業ほど低コストで運用が可能です。また、「シンプルで誰でもすぐ利用できるシステム」をコンセプトに開発されており、機能を必要最低限に絞ることで簡単操作が可能になっています。

特長

  1. 大手企業や官公庁が多数採用
  2. オペレータを何人登録しても料金は定額。低コストな運用が可能
  3. 必要最低限の機能だけを搭載しており、誰でも簡単に操作できる

プラン・価格

  1. 初期費用
    3万円~
  2. ASP型
    5,000円~/月額
など
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メールワイズ

サイボウズ株式会社
4.3
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16人が「利用した」しています。
メールワイズは、 届いたメールを複数人で共有・対応できるサイボウズのメール共有・管理システムです。1ユーザー600円から利用できる低価格が魅力で、業界や業種を問わずこれまで15,000社以上の企業で導入されています。メールの処理状況を瞬時に判断でき、大量メールも楽々処理が可能。クレームにつながってしまう対応漏れや二重送信を防ぐことができます。

特長

  1. 1ユーザー600円の低価格、15,000社以上の導入実績
  2. チームでのメール共有に最適な機能を網羅
  3. 導入前、導入後も安心のサポート体制

プラン・価格

  1. 初期費用
    0円
  2. スタンダードコース
    月額600円/1ユーザー
など
CS cloudは、スタークス株式会社が提供する問い合わせ管理システムです。LINEからの問い合わせに対して、自動応答と有人応答での管理ができるツールです。自動応答の後に有人へと切り替えるため、最適な担当者へと問い合わせを振り分けることができます。管理画面では、対応のステータス管理や担当者設定、社内チャット、テンプレート管理など、有人対応のための機能を多く搭載。対応スタッフの人数や拠点数に関わらず、スムーズに運用可能です。また、セグメント配信や顧客情報連携にも対応しており、業務を効率化できます。

特長

  1. LINEの問い合わせを自動応答と有人応答で管理できるツール
  2. 多機能な管理画面で対応スタッフの人数や拠点数に関わらず運用可能
  3. セグメント配信や顧客情報の連携で効率的な業務を実現

プラン・価格

  1. 初期費用
    問い合わせ
  2. 月額費用
    問い合わせ
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SmartStage

株式会社クレオ
SmartStageは、株式会社クレオが提供する問い合わせ管理システムです。国産のクラウドITサービス管理ツールとして多くの企業に導入されています。トライアルから運用開始まで、最短3ヶ月で実現可能です。ツールにはテンプレートが用意されており、自由にカスタマイズすることも可能。業種ごとのニーズに柔軟に対応します。インシデント管理や問題管理、リリース管理など、ITシステムの運用に必要な機能がしっかりと搭載されており、ITサービスデスクの業務全般においてスムーズな管理を実現できます。

特長

  1. トライアルから運用開始まで最短3ヶ月で実現可能
  2. 自由にカスタマイズできるテンプレートで柔軟な対応が可能
  3. インシデント管理や問題管理などITシステム運用に便利な機能を搭載

プラン・価格

  1. 初期費用
    10万円~30万円
  2. Join
    10万円/月額
など
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WaWaD-Be

株式会社アイアットOEC
WaWaD-Beは、株式会社アイアットOECが提供する問い合わせ管理システムです。顧客情報や商談情報など、ニーズに合わせて自由にフォームを作成、共有できます。データベースを有効活用するための機能が多く搭載されており、顧客管理でAランクの顧客のみをリスト化したり、クレーム管理で問い合わせを集計したり、といったことが可能です。システムはクラウド型のデータベースを利用しているため、インターネットがあれば、どこからでも利用可能。社内からの接続のみに制限することもでき、セキュリティ機能も充実しています。

特長

  1. ニーズに合わせて自由にフォームを作成、共有できるシステム
  2. 集計や絞り込みなどデータベースを有効活用するための機能を搭載
  3. クラウド型のデータベースでどこからでも利用可能なシステム

プラン・価格

  1. 初期費用
    問い合わせ
  2. 月額費用
    2,500円~/月額
問いマネは、クロスセル株式会社が提供する問い合わせ管理システムです。複数人でのメール対応に特化しており、ネットに繋がる環境であればどこからでも利用可能。導入社数は2,000社を超えています。一つひとつのメールに対して、状態や担当者、重要度を表示することができるため、二重対応や返信漏れが起こりません。また、メールボックスごとにテンプレートの登録が可能です。スタッフ間の共有テンプレート、個人のテンプレートと、状況に合わせて使用することで、メール対応業務を効率化し、高い品質を保てます。

特長

  1. 導入社数2,000社超え、複数人でのメール対応に特化したツール
  2. 状態や担当者、重要度を表示することで二重対応や返信漏れが防げる
  3. 共有テンプレートと個人テンプレートでメールの打ち間違いを防止

プラン・価格

  1. 初期費用
    11,000円
  2. スタンダードサーバープラン
    3,124円/月額
など
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desknet’s CAMS

株式会社ネオジャパン
desknet’s CAMSは、株式会社ネオジャパンが提供する問い合わせ管理システムです。日系コンピュータが行う顧客満足度調査において6年連続で1位を獲得している、ユーザーからの評価が高い製品です。メールと電話の対応履歴を一元管理し、重複対応や返信の漏れを防止できるだけでなく、対応履歴を後から検索し活用することもできます。アクセス権限を1つの情報に対して、ユーザーを個人ごと、部門ごとに設定することができるため、手間なく詳細な管理が可能です。

特長

  1. 顧客満足度6年連続1位のユーザーからの評価が高い製品
  2. メールと電話の対応履歴を一元管理し、検索機能も搭載
  3. 1つの情報ごとにアクセス権限を設定できる

プラン・価格

  1. desknet's CAMS
    15万円〜
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yaritori

Onebox株式会社
yaritoriは、Onebox株式会社が提供する問い合わせ管理システムです。導入が簡単なツールで、必要な設定は最短1分で完了。操作性やデザインの視認性も良く、140社以上に導入されています。複数人でのメール対応に特化しており、ステータス表示による対応状況の可視化や、スタッフ間のチャットでの情報共有が可能です。サポート体制も充実しており、サービス画面から直接チャットで問い合わせ可能。休日のサポートにも対応しています。

特長

  1. 操作性、視認性が良く1分で導入完了、140社が導入するシステム
  2. ステータス表示やチャット機能で複数人でのメール対応に特化
  3. 充実のサポート体制、ツールから直接チャットで問い合わせが可能

プラン・価格

  1. 初期費用
    0円
  2. ライト
    980円/月額
など

問い合わせ管理システムの選定ガイド


本記事では、問い合わせ管理システムについて、その役割や製品比較のポイントを解説しています。

問い合わせ管理システムとは

問い合わせ管理システムとは、顧客からの問い合わせや、それに紐づく顧客情報を一元管理できるシステムです。Webサイトの問い合わせフォームやチャットボット、メール、LINE・Facebook・TwitterといったSNSなど、さまざまなチャネルからの問い合わせを社内で統合・共有することができます。

各案件が担当者や担当部門に依存することがなく、システムにログインしさえすれば問い合わせ内容やリアルタイムでの対応状況が閲覧可能です。情報共有のタイムラグや対応漏れがなくなることで、問い合わせ管理オペレーションの効率化を図ることができます。

問い合わせ管理システムでできること

問い合わせ管理システムの特徴的な機能・役割は、主に3つあります。

  1. 複数チャネルの統合
  2. 案件プロセスの可視化
  3. 分析・レポーティング

1. 複数チャネルの統合

問い合わせ管理システムでは、複数チャネル(メール、問い合わせフォーム、SNS、チャットなど)の問い合わせを一つのシステム上に集約して管理することができます。

企業が顧客との接点を増やすにつれ、顧客から企業への問い合わせ手段も多様化していきます。それぞれ別の窓口に問い合わせが分散すると、「この案件はどの部署の誰が対応したのか」「過去に対応履歴がないか」といったことが不明瞭になりがちです。また、担当者同士での情報共有にどうしてもタイムロスがあるため、重複対応が発生しやすくなります。

大量かつ複数チャネルの問い合わせが一つの問い合わせ管理システム上に統合されれば、複数の管理ツールを行き来することなく、適正な案件対応や情報管理を行うことが可能です。システムにログインしさえすれば常に最新版の情報を確認できるため、変更や進捗に応じて都度の情報共有や認識合わせの手間も省かれます。

2. 案件プロセスの可視化

問い合わせ管理システムでは、案件ごとの「未対応」「対応中」「解決済み」などのステータス表示によって、「誰がどの案件をどこまで対応しているか」をひと目で把握できます。個々が「今、誰が何をすべきか」を確認しながら案件に取り組むことで、チーム全体の生産性向上にも繋がるでしょう。

また、管理者は、担当者の稼働状況や全体の進捗を俯瞰的に見て、状況に応じて対応の優先順位付けや、担当者の指定を行うことができます。搭載機能にもよりますが、問い合わせ種別や顧客の属性、件名や本文中の特定キーワードなどから事前に条件指定を行い、優先表示や担当者の振り分けを自動化することも可能です。

3. 分析・レポーティング

問い合わせ管理システムは、問い合わせ状況や担当者の稼働状況をモニタリングし、業務オペレーションの改善に役立てることができます。

各担当者の案件処理数や所要時間、チャネルごとの問い合わせ内容や顧客属性の傾向、時間帯別の問い合わせ件数など、分析したい指標に応じたグラフ化やレポート作成が可能です。

問い合わせ管理システムの選び方・比較ポイント

問い合わせ管理システムの導入課題は、情報共有やコミュニケーションのタイムロスをなくし、現場が運用しやすいシステムを選定することです。比較検討のポイントとしては、下記の3点が挙げられます。

  1. 対応チャネル
  2. 目的に合った機能
  3. システムの操作性

自社の業務オペレーション課題や運用環境などを整理し、導入目的を明確にした上で、それぞれのポイントを押さえた比較検討を進めていきましょう。

1. 対応チャネル

問い合わせ管理システムの強みの1つに、「複数チャネルからの問い合わせの統合管理」がありますが、製品タイプとしては、大きく「Eメール特化型」と「複数チャネル対応型」の2タイプに分類されます。

Eメール特化型は、予約受付や決済なども含め、各種フォームからの問い合わせをメール対応に集約し、顧客とは引き続きメールでのやり取りが中心となる業務体制に適しています。案件ステータスや対応履歴の一元管理、集計レポートなど機能を持ちながら、システム導入に現場が順応しやすいように、従来のメールソフトのようなデザインが多いことも特徴です。

複数チャネル対応型は、メールのほか、電話やチャット、TwitterやLINE公式アカウントなど、さまざまなチャネルからの問い合わせを一括管理することができます。ECサイト事業では、Yahoo!ショッピングや楽天市場などのECモールと連携できるものを導入することで、モールからの問い合わせにも各種専用アプリを開くことなく、ほかのメールと同じように一括管理することが可能です。

利用できるチャネルやWebサービス、業務システムは、製品の提携先によって異なるため、自社の問い合わせ窓口を洗い出し、運用体制に合ったものを取捨選択するようにしましょう。

2. 目的に合った機能

問い合わせ管理システムは、問い合わせの情報管理を起点とする総合的な顧客対応ツールでもあり、製品によって、カスタマーサポート業務のカバー範囲や提供されるソリューションはまちまちです。

製品の選定に際しては、問い合わせ管理の業務オペレーションにおいて、現状課題の解決にどういった機能が必要になるかをあらかじめ整理しておく必要があります。

たとえば、対応漏れや重複対応などのミスの多さを最優先で解消すべき課題であれば、案件の進捗ステータスがわかりやすく、担当者の自動振り分け、未対応案件の優先表示やアラートが対策機能となるでしょう。

また、業務フローや人員配置の最適化を目的とする場合、「どういった内容の問い合わせのどの対応フェーズで業務が停滞しているのか」といった現場の状況把握が重要になります。分析に必要な指標を取得できるか、施策の効果検証や前後の比較はしやすいか、分析やレポーティングのダッシュボード機能をチェックしておきましょう。

3. システムの操作性

問い合わせ管理の業務効率に大きく影響するのが、コミュニケーションツールや情報共有システムの使いやすさです。デモ版や試用期間を活用して、管理画面の見やすさや情報登録の手順などをひと通り確認しておきましょう。

オペレーターとして派遣社員やアルバイトスタッフを採用する場合、また人材の出入りが多い場合などは、都度教育コストがかからないよう、システムの付帯機能を必要最小限に抑えて運用するのも一手です。

多機能・高性能なツールでも、現場の担当者が使いにくいと感じれば生産性は下がってしまうため、管理者視点だけで使い勝手を判断しないように注意しましょう。

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