シフト管理システム厳選15社を徹底比較|主な機能や特徴を解説

管理業務の中でも特に多くの時間と労力が必要なシフト管理。担当者の方は、もっと効率的にシフト表を作成したり、ミスを少なくする方法がないかと思っているのではないでしょうか。

そんな方におすすめするのが、簡単かつ短時間でシフト表を作成することができるシフト管理システムです。

シフト管理システムは、希望の収集からシフト表の共有までを一気通貫で管理できるツールで、導入することによって効率的にシフト管理を行えます。ただし、システムを選ぶ際は対応するシフト体系や細かな設定の有無など、自社が求める機能を有しているかという視点が大切です。

そこで本記事では、数多く存在するシフト管理システムから15社を厳選し、特徴や機能、価格など導入を検討する方が知りたい情報を詳しく解説します。

また、実際にシフト管理システムを導入する際に意識すべきポイントや、導入後の注意点まで解説するので、合わせてご覧いただきスムーズなシステム導入の一助としてください。

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目次

シフト管理システムとは

シフト管理システムとは、シフトの申請や作成、調整、共有などを一気通貫で管理できるシステムを指します。勤務日、時間帯の従業員が多岐にわたる場合でも、シフト表作成や調整をサポートできます。

諸々のシフト管理を自動化するため、Excelなどを使用してシフト管理を行う場合と比べて人的ミスがなくなり、工数削減・業務効率化が見込めます。

また、曜日や時間帯による従業員の過不足を可視化することで、不足する曜日や時間帯を分析し人材補充にも活用可能です。

シフト管理システムを導入する6つのメリット

シフト管理システムを導入することで得られるメリットには、以下6つが考えられます。自社が持っている課題を抜本的に解決するケースも多いです。

  • シフト作成にかかる時間を大幅に短縮できる
  • シフト表を自動作成し、シフトの隔たりを解消できる
  • 誤入力や配置ミスを軽減することができる
  • 勤怠管理も同時に行える
  • 従業員が不足する日時を分析してシフト安定化に繋げられる
  • 本部や複数店舗間でシフト情報を共有できる

シフト作成にかかる時間を大幅に短縮できる

シフト管理システムを導入すると、従業員からのシフト希望をシステム内で集約し、希望にマッチしたシフト表を自動で作成できるようになります。

シフト表を作成する際は、従業員の希望だけでなく、従業員同士の組み合わせや勤務日数などさまざまな面を考慮する必要がありますが、管理システム内で詳細な設定を行うことで、集約したシフト希望をバランスよく組み込むことが可能です。

特に、これまでExcelなどを使って手作業でシフトを作成していた職場では、大幅に作業工数を減らせるでしょう。

シフト表を自動作成し、シフトの隔たりを解消できる

シフト管理システムは、あらかじめ設定した条件を元に自動でシフト表を作成できます。Excelなどを使い作成したシフト表に比べて、簡単に、バランス良く従業員の配置が可能です。

例えば、手作業で作成するシフト表は、知らず知らずのうちに偏りが発生するというデメリットがあります。シフト管理システムを導入すれば、業務量の隔たりを解消し、シフトの平等性という部分で従業員の不満を減らすことができます。

誤入力や配置ミスを軽減することができる

手作業で入力するシフト管理では、曜日や時間の読み間違えや誤入力による配置ミスが起きやすいです。しかし、シフト管理システムなら、シフト表の作成を自動化できるので、こういった人的ミスはなくなります。

シフト表にミスがあると打ち直しや再度共有の手間がかかるものですが、シフト管理システムでは、修正内容をアプリから通知できるなど、修正も容易です。

勤怠管理も同時に行うことができる

シフト管理システムの中には、勤怠管理も同時に行うことができるものがあります。別々のシステムを導入せずともシフト管理と勤怠管理を一元化できれば、業務の効率化や導入費用の削減に繋がります。

従業員が不足する日時を分析してシフトの安定化に繋げられる

シフト管理システムは、従業員が不足する時間や曜日を可視化し、利用すると安定的にシフトを回せます。特定の日時で従業員が不足することが分かれば、新規スタッフの募集をかける際にも勤務日の重複がなく効率的なシフト配置ができるでしょう。

また、逆に従業員が多くいる時間帯があれば、再配置や他の時間帯での勤務を勧めるなどの対策も可能です。

本部や複数店舗間でシフト情報を共有できる

シフト管理システムは、本部支部間や複数店舗間のシフト共有にも最適です。例えば、シフト作成の段階で、従業員が足りずシフトに穴が開いてしまう部門と時間帯が把握でき、本部に応援を頼むことが可能になったり、従業員が余っている曜日や時間などは、他店舗の応援対応に回ってもらうなど、労働力を無駄なく配置することができます。

おすすめシフト管理システム5社を比較

本章では、利用するメリットが多いおすすめなシフト管理システムを5社厳選してご紹介します。

Sync Up

出典:Sync Up

パーソナルイノベーション株式会社が運営するSync Upは、出勤日の希望収集からシフト表作成、ヘルプの調整まで、シフト管理に関わるあらゆる業務をサポートしてくれるサービスです。

従業員はスマホからシフト希望を提出することができ、提出された希望が自動的にシフト表に組み込まれます。また、シフト管理者は週や月ごとに累計勤務時間や連続勤務日数なども確認でき、平等性の高いシフト表の作成が可能です。

また、複数店舗間のヘルプ対応もアプリから簡単に行えるなど、連携しながらシフトを管理できます。

Sync Upの主な機能
  • 希望シフトの収集
  • 職種や資格の管理
  • シフトの作成
  • 業務の割り当てと管理
  • 多店舗ヘルプ管理
  • 人件費の管理
  • シフト公開・共有

Sync Upの料金プラン

プラン費用概要
初期費用0円・初期費用はなし
無料トライアル0円・2ヶ月間のお試しプラン
・無料ですべての機能を利用可能
優良プラン3,000円~・1店舗あたりの価格
・無料プランから設定や内容を引き継いでそのまま利用可能

※金額表記はすべて税別

Sync Upを実際に利用した人の口コミ

ジョブカン勤怠管理

出典:ジョブカン勤怠管理

株式会社Donutsが運営するジョブカン勤怠管理は、導入実績50,000社を超えるシフト管理システムです。主な機能として、シフト管理だけでなく勤怠管理も利用でき、1つのシステムで2つの機能を同時に管理可能です。

シフトの自動作成やシフトの共有機能に加え、シフト表の確認をLINEで行えることも魅力です。シフト管理者と従業員の双方が簡単に利用できる仕組みとなっており、国内では最大級の管理システムの一つです。

ジョブカン勤怠管理の主な機能
  • LINE シフト確認
  • シフト募集機能
  • シフト共有
  • シフト公開機能
  • 人員の過不足判定
  • シフト自動作成機能
  • 予算管理

ジョブカン勤怠管理の料金プラン

プラン費用概要
初期費用0円初期費用はなし
無料トライアル0円新規登録後すぐに30日間の無料トライアルを利用可能
プラン1200円/月額「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」のうち1つ
プラン2300円/月額「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」のうち2つ
プラン3400円/月額「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」のうち3つ
プラン4500円/月額「出勤管理」「シフト管理」「休暇・申請管理」「工数管理」のうち4つ

※金額表記はすべて税別

ジョブカン勤怠管理を実際に利用した人の口コミ

CLOUZA

出典:CLOUZA

アマノビジネスソリューションズ株式会社が運営するCLOUZAも、シフト管理と勤怠管理の機能を備えたシステムです。シンプルでわかりやすいUIなので、初めてシフト管理システムを導入する場合でも問題なく使い始めることができます。

料金プランは利用人数ごとの従量課金制で、時期によって稼働人数の変化が大きい企業でも、利用者分だけの支払いで使用できます。

CLOUZAの主な機能
  • シフト作成
  • パターン登録
  • シフト共有
  • 年次有給休暇管理

CLOUZAの料金プラン

プラン費用概要
初期費用0円初期費用は発生しません
無料トライアル0円・新規登録後すぐに30日間の無料トライアルを利用可能
・全機能使用可能
月額費用200円/月額タイムレコーダー機能を利用したユーザー1名あたりの料金
年次有給休暇管理100円/月額ユーザー1名あたりのオプション料金
申請承認ワークフロー100円/月額ユーザー1名あたりのオプション料金
年次有給休暇管理+申請承認ワークフロー150円/月額ユーザー1名あたりのオプション料金

※金額表記はすべて税別

スマレジ・タイムカード

出典:スマレジ・タイムカード

スマレジ・タイムカードは、株式会社スマレジが運営するシフト管理システムです。実用性の高いシフト管理が人気のシステムで、管理業務を一気通貫で行い、管理に必要なデータが一目で確認できます。

最大の特長は、シフト希望をクリック一つでシフト表に反映させることができる簡易なUIです。勤怠管理機能も備わっており、シフト管理と勤怠管理を同じシステムで管理できます。

部署や勤務パターンごとに、シフトの課題を抽出する機能もあり、シフト表作成だけでなく、従業員の補填などにも活かせる管理システムです。

スマレジ・タイムカードの主な機能
  • 希望シフト集計機能
  • かんたんシフト作成
  • 見やすいシフト表示
  • シフト集計機能
  • シフトの課題抽出機能
  • シフト共有

スマレジ・タイムカードの料金プラン

プラン費用概要
初期費用0円
スタンダード0円・基本的な勤怠管理機能のみ
・30名まで無料、31名以上では追加110円/人
プレミアム10名まで
2,420円/月
・給与計算、シフト作成機能が追加
・11名以上の場合は、追加385円/人
プレミアムプラス10名まで
4,840円/月
・労務管理などの機能を追加
・11名以上の場合は、追加495円/人
エンタープライズ10名まで
7,260円/月
・プロジェクト管理、日報管理の機能を追加
・11名以上の場合は、追加770円/人

※金額表記はすべて税込み

スマレジ・タイムカードを実際に利用した人の口コミ

jinjer勤怠

出典:jinjer勤怠

jinjer株式会社が運営するjinjer勤怠は、導入企業11,000社を超えるシフト管理システムです。ゼネラルリサーチ株式会社が実施したアンケート調査において、2022年1月時点でサポート満足度93.2%と高い評価を得ています。

従業員から提出された希望シフトは、専用アプリを使って管理することができ、急な人員不足もアプリ上でヘルプ要請可能です。料金は従量課金制なので、企業規模に左右されずに導入できます。

jinjer勤怠の主な機能
  • 使いやすい画面でシフト管理
  • 簡単操作でシフト表作成
  • シフト収集と反映機能
  • 予実の管理
  • シフトの過不足確認
  • ヘルプの要請

jinjer勤怠の料金プラン

プラン費用概要
初期費用利用するプロダクトによって初期費用が異なる
基本プラン300円〜/月額1名1アカウントごとの従量課金制
オプション300円〜/月額・勤怠管理システムを含めた合計7種のプロダクトをカスタマイズして利用可能
・ご利用プロダクトに合わせてご料金が異なる

※金額表記はすべて税別

jinjer勤怠を実際に利用した人の口コミ

その他のシフト管理システム10選

AKASHI

出典:AKASHI

AKASHIは、ソニービズネットワークス株式会社が提供するシフト管理システムです。2020年にITreviewカテゴリーレポート・勤怠管理システム部門で満足度No.1に選ばれています。

ソニーグループが運営しているため信頼性が高く、週に一度のペースでアップデートを行い、常に改善を続けています。説明書不要のサービスというスローガンを掲げており、シフト管理も直感的に操作でき、パソコン初心者でも問題なく利用可能な点もおすすめです。

AKASHIの主な機能
  • 有資格者設定機能
  • シフト募集メッセージ
  • 希望シフト収集
  • 人員不足アラート
  • シフト作成

AKASHIの料金プラン

プラン料金概要
初期費用0円初期費用は発生しません
月額費用200円/月額・打刻と勤怠管理の効率化
・ユーザー1名あたりの従量課金制
スタンダード300円/月額・申請、承認のワークフローを構築
・ユーザー1名あたりの従量課金制
プレミアム400円/月額・テレワークやシフト、工数まで管理
・ユーザー1名あたりの従量課金制
初期設定サポート費用50,000円〜初期設定サポート(オプション)

※金額表記はすべて税別

KING OF TIME

出典:KING OF TIME

株式会社ヒューマンテクノロジーズが運営するKING OF TIMEは、勤怠管理に関する豊富な機能を備えたシステムです。その中でもシフト管理機能は特に充実しており、スマホやパソコンから簡単に申請と確認できます。

2022年時点で44,000社以上の企業が導入し、260万人以上のユーザー数を有しています。

スケジュールパターンの設定から予実管理、人件費概算管理など、幅広い機能を使ってシフト管理にかかる時間を削減可能です。

KING OF TIMEの主な機能
  • スケジュールパターンの設定
  • スケジュール登録
  • 予実の管理
  • 人件費概算管理
  • 勤怠データ集計
  • シフト作成

KING OF TIMEの料金プラン

プラン費用概要
初期費用0円
無料トライアル0円登録後30日間全機能が利用できる無料トライアル
基本プラン300円〜/月額1名1アカウントごとの従量課金制

※金額表記はすべて税別

KING OF TIMEを実際に利用した人の口コミ

Touch On Time

出典:Touch On Time

株式会社デジジャパンが運営するTouch On Timeは、導入企業数22,000社以上、利用者数は172万人に上る管理システムです。シフト登録やシフトパターン設定、フレックス勤務に対応したシフト作成など、自由度の高いシフト管理ができます。

サービスのメインは勤怠管理機能で、独自開発の「タッチオンタイムレコーダー And. 」を利用することによって、指紋認証・ICカード・IDとパスワードといった3種類の方法で打刻可能です。

Touch On Timeの主な機能
  • シフトパターンの設定
  • シフト登録
  • シフト変更、休暇申請
  • 異なる勤務サイクルのシフト登録
  • 時給単価設定
  • 予実管理
  • 概算人件費

Touch On Timeの料金プラン

プラン費用概要
初期費用0円
通常プラン300/月額打刻した人数による従量課金制

※金額表記はすべて税別

R-GROUP

出典:R-GROUP

R-GROUPは世界中で使用されている完全無料のグループウェアです。無料でも利用者数に制限はなく、日本国内でも2,000社以上で導入されているなど、注目されているシフト管理システムです。

基本的な希望シフトの収集からシフトパターンの作成まで、無料ながら充実した機能を利用することができます。完成したシフトにロックをかける機能があるなど、セキュリティ面でも有用です。

R-GROUPの主な機能
  • 希望シフト収集
  • シフトパターンの作成
  • シフトロック機能
  • ドラッグ&ドロップでシフト表作成

R-GROUPの料金プラン

プラン費用概要
通常プラン0円制限なく完全無料

Airシフト

出典:Airシフト

株式会社リクルートが運営するAirシフトは、収集した希望シフトをもとに自動でシフト表を作成できるシステムです。確定したシフトは自動的にシフトボードを通じて従業員に共有されるため、毎回メールやSNSなどを利用して告知する必要はありません。

さらに、従業員に対してシフトに関する相談を行いたい場合、チャット機能やシフト調整機能を使うことでシステム内で完結が可能です。

Airシフトの主な機能
  • 希望シフトの収集
  • シフト表の自動作成
  • チャット機能
  • シフト調整機能
  • シフト共有機能

Airシフトの料金プラン

プラン費用概要
初期費用0円
無料体験0円2か月間無料で全機能を利用可能
通常プラン100円~/月額スタッフ用アプリ『シフトボード』と連携して利用している従業員の従量課金制

※金額表記はすべて税別

ShiftMAX

出典:ShiftMAX

ShiftMAXはKYODOU株式会社が運営するシフト管理システムです。独自開発のUIを使った管理システムが多い中で、Excelを常時ネットワーク接続することで、誰でも直感的に使用できます。

シフトを自動で作成する機能はありませんが、シフトパターンをあらかじめ登録することで、さまざまなシフト形式に対応可能です。

ShiftMAXの主な機能
  • 無制限のシフトパターン登録
  • 簡単操作でシフト表作成
  • シフトアラート機能
  • 予実管理
  • Excelからクラウドに接続可能

ShiftMAXの料金プラン

プラン費用概要
初期費用200,000円
通常プラン300〜/月額従業員一人当たりの従量課金制

※金額表記はすべて税別

おまかせシフト

出典:おまかせシフト

ピクオス株式会社が運営するおまかせシフトは、マウスドラッグ操作だけでシフト表を作成できるシフト管理システムです。従量課金する管理システムが多い中、おまかせシフトは使用人数に関係なく一律料金で利用できます。

事前にシフトパターンを設定しておけば、シフトの申請を受け取った後すぐにシフト表に組み込むことが可能です。また、勤務するスタッフの人数を自動集計する機能があるため、従業員の過不足を細かく確認できます。

おまかせシフトの主な機能
  • シフトドラッグで簡単シフト表作成
  • 1時間ごとに従業員の過不足を表示
  • スタッフごとの勤務時間を自動集計
  • 一括メッセージ送信機能
  • 他従業員のシフト確認可能
  • 出金、欠勤従業員を一覧表示

おまかせシフトの料金プラン

プラン費用概要
初期費用0円
月額7,700円従業員の数に制限なし
年間77,000円・従業員の数に制限なし
・年間契約の場合2か月無料

※金額表記はすべて税込み

oplus

出典:oplus

oplusはoplus株式会社が運営するシフト管理システムです。希望シフトを自動転記してくれる機能が魅力で、手入力による転記ミスを減らすことができます。

また、シフト表確定後は編集ができないようロックする機能もあり、誤操作やシフト表のズレなどのヒューマンエラーを回避できる仕組みとなっています。

有料にはなりますが人件費集計や勤怠管理機能も追加できます。自動シフト作成機能もオプションとして用意されているため、より効率的にシフト管理を行いたい場合は検討してみると良いでしょう。

oplusの主な機能
  • シフト提出・管理・確定
  • iOS・Androidアプリ対応
  • デイリースケジュール
  • 出勤要請機能
  • メッセージ一斉送信機能
  • コメント機能
  • 複数拠点管理
  • 統計・労務管理
  • 割り当て人数
  • 人件費計算
  • 勤怠管理
  • スタッフ別勤怠表・エクセル出力

oplusの料金プラン

プラン費用概要
スタンダードプラン0円上限100ユーザーまで
Proプラン100円/月額・従業員一人当たりの従量課金制
・スタンダードプランに加え複数機能が追加
Proプラン+勤怠200円/月額・従業員一人当たりの従量課金制
・Prpプランに加え勤怠管理が追加
自動シフト作成機能300円/月額・従業員一人当たりの従量課金制
・自動シフト作成機能など複数のシフト管理機能を追加

※金額表記はすべて税別

oplusにはユーザー数100人まで無料で利用できるスタンダードプランが用意されています。無料プランには自動シフト表作成機能はありませんが、希望シフト転記機能は搭載されるため、シフト表作成時のミスが軽減されます。

ユーザー数の限りはありますが、一般的なシフト管理機能を利用したいという企業は、無料プランでも十分利用する価値があるでしょう。

oplusの無料プラン

項目概要
利用者数100名まで
機能制限シフト管理の基本機能
主な機能・シフト提出・管理・確定
・OS・Androidアプリ対応
・デイリースケジュール
・エクセル(csv)・カレンダー出力
・出勤要請
・メガホン(メッセージ一斉送信)
・コメント機能
・テンプレート機能

Optamo

出典:Optamo

株式会社モーションが運営するOptamoは、AIを用いたシフト最適化アルゴリズムを使用した管理システムです。あらかじめ複数条件を設定しておくだけで、従業員の希望シフトや資格、スキルに応じた最適なシフトを自動で生成可能です。

3つのプランが用意されていますが、AIによる最適化エンジンは全てのプランに付帯しています。従業員数や細かな条件設定の数によって自由にプランを選択できるのが特長です。

また、確定したシフトはGoogleカレンダーなどのツールで共有できるのも魅力の一つです。

Optamoの主な機能
  • AIによる最適化エンジンでシフト表を自動作成
  • 細かな条件設定による隔たりのないシフト管理
  • 確定シフトをGoogleカレンダーで共有
  • 求める機能に応じた3つのプラン

Optamoの料金プラン

プラン費用概要
Optamo Lite R問い合わせ・AI最適化エンジン基本搭載
・シフト作成のエントリー版
Optamo for Shift問い合わせ・AI最適化エンジン基本搭載
・コストパフォーマンスの高いスタンダード版
Optamo for Task問い合わせ・AI最適化エンジン基本搭載
・スタッフの詳細条件、マルチタスク対応のハイエンド版

アールシフト

出典:アールシフト

アールシフトは、従業員1,000名以上の小売業における導入企業数3年連続No.1のシフト管理システムです。店舗向けのシフト管理を目的としたアールシフトは、シフトの自動作成やワークスケジュールの自動作成など、精度の高いシフト管理が実現します。

基本機能に加え、必要な機能をオプションで追加することも可能です。例えば、シフト管理と同じシステムで勤怠管理を行いたい場合や、勤怠データを集計したい場合など、さまざまな場面に応じた使い方ができます。

アールシフトの主な機能
  • 最短1分で最適なシフト表を自動作成
  • 直感的なインターフェースで簡単操作
  • ワークスケジュール機能で自動で作業割り当て
  • 800を超える機能から自社に適した機能を選択可能

アールシフトの料金プラン

プラン費用概要
初期導入費プランに応じて見積り
基本プラン300円/月額・従業員一人当たりの従量課金制
・自動シフト作成機能
カスタマイズ機能カスタマイズ内容に応じて見積り
個別サポート費内容に応じて見積り

※金額表記はすべて税別

自社にマッチしたシフト管理システムを選ぶ7つのポイント

自社に最適なシフト管理システムを選ぶには、本章で紹介するポイントを押さえて比較・検討することが重要です。

  1. 自社のシフト体系に対応しているか
  2. 細かな条件を設定しシフト管理できるか
  3. 担当者と従業員がどちらも簡単に操作できるか
  4. LINEなどの連絡手段と連携しているか
  5. 勤怠管理システムと連携しているか
  6. 本部や他店舗などと共有する機能はあるか
  7. サポート体制が充実しているか

1.自社のシフト体系に対応しているか

単にシフトと言っても、業種や就業体系によって企業ごとにシフト体系は異なります。例えば日勤と夜勤を分けてシフト管理する企業があれば、細かく休憩を挟みながら交代で勤務する企業もあるなどさまざまです。

シフト管理システムの中には、特定の業界に特化した管理システムも存在するため、自社のシフトや業種にマッチしたものを選びましょう。

2.細かな条件を設定しシフト管理できるか

古くからの慣習や特別な勤務ルールがあるなど、シフト表作成に細かな条件を設定できるとシフト管理にかかる労力を軽減することができます。

同じシフト体系や業種でも企業によって内情はさまざまです。そのため、自社が求める機能を洗い出し、ニーズにあった管理システムを導入する必要があります。

細かな条件設定を標準機能として提供しているか、オプションとして提供しているかは、管理システムによって異なるので確認が必要です。

3.担当者と従業員がどちらも簡単に操作できるか

シフト管理を効率的に行うためにシステムを導入しても、操作や管理方法が複雑で担当者が使いこなせなければ元も子もありません。担当者が人事異動により年々変わることも考えられるので、シンプルで直感的に操作することができることも重要です。

また、希望シフトを提出する従業員も、管理画面やアプリを簡単に操作することができれば、シフト提出漏れなどもなくなり、従業員に使い方を周知する手間を省くことができます。

4.LINEなどの連絡手段と連携しているか

今ではほとんどの人がスマホやタブレットなどのモバイル端末を保有していることから、LINEなどの連絡手段と連携しているかどうかで、利便性が大きく異なります。

例えば、LINEと連携可能なシフト管理システムでは、希望シフトの提出やシフト確定後の共有、急なシフト変更の連絡などをLINEを通して簡単に発信可能です。

特に、飲食店や小売店など、若い世代のアルバイトを採用している企業では、迅速な連絡手段と連携することで現場担当者の負担を軽減できます。

5.勤怠管理システムと連携しているか

シフト管理と勤怠管理を一元化して導入すると、担当者の負担を軽減できるだけでなく、導入費用を節約できます。

すでに勤怠管理システムを導入している企業は、オプションにシフト管理サービスを組み込むことができるか確認すると良いでしょう。

6.本部や他店舗などと共有する機能はあるか

本部からの派遣や店舗間のヘルプ対応を円滑に行うため、複数拠点でシフト管理を共有する機能は必須です。また、従業員不足をお知らせしてくれる機能があれば事前に対応でき、サービスを低下させる心配がありません。

シフト管理システムの中には、ヘルプ要請から派遣の決定までシステム内で完結できるものがあります。

7.サポート体制が充実しているか

運営会社のサポート体制が充実していると、導入後も円滑にシステムを運用できます。

シフト管理システムを導入した後、実際に利用してみると機能や操作などさまざまな面でトラブルや疑問が発生するものです。利用者からの問い合わせに対応する窓口があれば、安心してシステムを導入できるでしょう。

また、最適な運用方法を提案してくれる運用サポートや導入方法を解説してくれる導入サポートがあれば、導入前からサポートを受けることも可能です。

シフト管理導入時の注意事項

シフト管理システムを導入し、有効活用するために担当者が注意すべきポイントを2つ解説します。

  • システムを正確に運用するには社員教育が必要
  • システム導入後に費用対効果を検証する

システムを正確に運用するには社員教育が必要

シフト管理システムを導入し、使いこなすためには管理者・従業員への教育が必要です。

シフト管理システムを正確に運用するためには、あらかじめ使い方のレクチャーを行ったり、マニュアルの作成、試用期間を設けるなど事前準備を行いましょう。

システム導入後に費用対効果を検証する

企業によっては、シフト管理システム導入前に費用対効果を試算しているかと思いますが、導入後も担当者の話や必要な機能、不要な機能の聞き取りを行い、検証を行いしましょう。

例えば、導入時に多機能オプションを追加したとしても、現場担当者はその機能を求めていない・重視していないことも考えられます。不要なオプションを解約し費用を節約可能です。

逆に、こんな機能が欲しいという要望があれば、必要性や予算を考慮して、さらに充実したシステム運用ができるかもしれません。

まとめ|自社に適したシフト管理システムを導入し、効率性と生産性の向上を

シフト管理システムを導入すると、シフト作成にかかる時間を大幅に短縮し、シフト管理に関する人的ミスを減らすことができます。従業員が不足する曜日や時間を可視化することで、人材補充にも役立てられます。

自社に最適な管理システムを選ぶためには、以下のポイントに注目しましょう。

シフト管理システムを選ぶ7つのポイント
  • 自社のシフト体系に対応しているか
  • 細かな条件を設定しシフト管理できるか
  • 担当者と従業員がどちらも簡単に操作できるか
  • LINEなどの連絡手段と連携しているか
  • 勤怠管理システムと連携しているか
  • 本部や他店舗などと共有する機能はあるか
  • サポート体制が充実しているか

本記事では、おすすめ5社とその他10社のシフト管理システムを紹介しました。シフト管理を効率的に行うための方法として、シフト管理システムの導入を検討しましょう。

シフト管理システムに関するよくある質問

シフト管理システムとは何ですか?

シフト管理システムとは、シフトの申請やシフト表の作成・調整、シフトの共有を一つのシステムで管理できるサービスです。

 

シフト管理に係る全ての業務を一気通貫で行い、手作業で行っていたシフト作成も自動化できます。シフト管理工数を大幅に削減可能です。

 

詳しくは「シフト管理システムとは」をご覧ください。

シフト管理システムを導入するメリットは何ですか?

シフト管理システムを導入するメリットは以下の6つです。

 

  • シフト作成にかかる時間を大幅に短縮できる
  • シフト表を自動作成し、シフトの隔たりを解消できる
  • 誤入力や配置ミスを軽減することができる
  • 勤怠管理も同時に行える
  • 従業員が不足する日時を分析してシフト安定化に繋げられる
  • 本部や複数店舗間でシフト情報を共有できる

 

これらのメリットによってシフト作成にかかる時間を大幅に短縮し、シフト作成時のミスを削減できます。

 

詳しくは「シフト管理システムを導入する6つのメリット」をご覧ください。

おすすめのシフト管理システムは何ですか?

おすすめのシフト管理システムは以下の4つです。

 

  • Sync Up
  • ジョブカン勤怠管理
  • CLOUZA
  • スマレジ・タイムカード
  • jinjer勤怠

 

シフト管理に特化したシステムや勤怠管理と一括で運用できるシステム、完全無料で使用することができるシステムなど、シフト管理システムには幅広い選択肢があります。

 

詳しくは「おすすめシフト管理システム5社を比較」をご覧ください。