福利厚生アウトソーシングおすすめ8選|選び方のポイント・導入事例

企業にとって福利厚生施策とは、金銭以外の報酬を従業員に付与することでモチベーションや定着率の向上を図るための重要な取り組みです。

昨今は、各種福利厚生提供の体制をすべて自社で整えるのではなく、住居、医療・保健、食事などの「法定外福利厚生(企業が任意で提供する福利厚生)」を外部に委託する「福利厚生アウトソーシングサービス」の活用が進んでいます。

しかし、「福利厚生をアウトソーシングすると、具体的にどのようなメリットがあるのだろう」「アウトソーシング先のおすすめは何なのか?」など、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では福利厚生のアウトソーシングが企業から注目される背景やメリットを解説した上で、おすすめのアウトソーシングサービス9選を紹介します。

福利厚生のアウトソーシング(外部委託)とは

福利厚生のアウトソーシングとは、福利厚生のうち「法定外福利(企業が任意に行う従業員向けの福祉施策)」を自社で用意するのではなく外部の代行業者に委託する形で従業員に提供することです。

福利厚生アウトソーシングが注目されてきた背景には、大きく以下2つの要因があります。

  • 景気後退に伴う経営の見直し・コストカット
  • 従業員の福利厚生ニーズの多様化

1990年代のバブル経済崩壊後に日本経済は長きに渡って停滞し、多くの企業で経営状況が悪化しました。経営状況の見直し・コストカットを余儀なくされる中で、法定外福利もまた整理・見直しの対象となりました。

それと同時に成果主義を導入する企業の増加や、人材の流動化など、労働環境の多様化も進展。そのような中、労働者が勤務先に対して求める福利厚生ニーズも多様化してきました。

「福利厚生関連コストを抑えて、従業員の多様なニーズに対応できる」という観点から「福利厚生アウトソーシングの利用は合理的」と考える企業が増えているといえます。

「パッケージプラン」と「カフェテリアプラン」

福利厚生アウトソーシングには、大きく分けて「パッケージプラン」「カフェテリアプラン」という2つのタイプが存在します。

パッケージプランカフェテリアプラン
概要各種の福利厚生メニューがパッケージ化され、企業に対し一括提供されるプラン自社向けにカスタマイズした福利厚生メニューの中から、従業員が自由に選択して利用できるプラン
メリット数多くの福利厚生メニューを迅速に導入可能・自社に合った制度設計(カスタマイズ)ができる
・従業員が自らの属性・志向に適するメニューを主体的に選んで利用
・受益差を低減、公平性を保って運用できる
デメリット既にパッケージ化されているため、メニュー内容の融通が困難・導入時にカスタマイズする手間がかかる
・単年度精算方式(従業員の利用権に年度内の期限がある)の場合、消化できないと不満につながる
導入に適した企業費用を抑えつつ、幅広い福利厚生メニューをスピーディーに充実させたい企業・福利厚生の利用率・従業員満足度を高めたい企業
・受益差を低減したい企業
・自社の理念等を反映した制度設計をしたい企業

「パッケージプラン」とは、選定されたメニューによる福利厚生パッケージを一括提供するプランで、従業員はパッケージに含まれるサービスを利用できます。運用コストを抑えつつ、幅広い項目を迅速に充実させたい企業に向いています。

一方「カフェテリアプラン」は従業員にポイントを付与し、企業が自ら選定したメニュー内でポイントを消費することで利用可能にするプランです。従業員は利用したいサービスを自由に選ぶことができます。

企業ごとにカスタマイズしたプランを導入可能で、福利厚生の利用率・従業員満足度を高めたい企業に向いています。

上記のようにそれぞれにメリットが異なりますので、どちらが自社に適しているか、従業員の要望を調査するなどして検討を行ってみましょう。

また福利厚生アウトソーシングサービスには、上記に該当しない食事補助やリゾート施設利用などに特化したプランも存在します。

【調査結果を紹介】従業員ニーズの高い福利厚生とは

では、具体的にどのような福利厚生を導入すれば従業員満足度につながるでしょうか。次のグラフは、2018年に独立行政法人 労働政策研究・研修機構が行った従業員調査から、従業員からの要望が高い福利厚生を示しています。

調査結果の上位には

  1. 人間ドック受診の補助
  2. 慶弔休暇制度
  3. 家賃補助や住宅手当の支給
  4. 病気休暇制度(有給休暇以外)
  5. 病気休職制度

が並んでいます。ニーズの高い福利厚生として「健康・保健」「休暇付与」「住宅補助」が重視されていることが分かります。従業員の多くは「ワーク・ライフ・バランスを大事にしたい」といった観点で福利厚生メニューを望んでいると考えられます。

自社の福利厚生を見直すにあたり、このようなトレンドも理解しておくと良いでしょう。 

福利厚生をアウトソーシングする3つのメリット

冒頭でもお伝えした通り、福利厚生のアウトソーシングには、以下3つのメリットがあります。

  • 迅速・手軽に導入できる
  • 従業員の多様なニーズに対応できる
  • 運用負荷・コストを削減できる

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

迅速・手軽に導入できる

一つ目のメリットは、アウトソーシングサービスを契約するだけで、各種福利厚生を、迅速・手軽に社内へ導入できる点です。

例えば「宿泊施設」「フィットネスクラブ」「レジャー施設」の利用など、アウトソーシング先が数多くの保養施設等と連携体制を整えているため、契約後はすぐに自社の従業員に対して豊富なメニューを提供できます。

従業員の多様なニーズに対応できる

二つ目のメリットは、従業員の多様な要望に応えられることです。

アウトソーシングサービスの多くは

  • 育児・仕事を両立させたい人向け
  • 介護・仕事を両立させい人向け
  • 外国人従業員向け

など、多様な従業員ニーズを踏まえて設計されています。導入後も「健康増進や自己啓発の強化をしたいので、利用可能なメニューを見直したい」など制度変更が可能な場合もあります。

運用負荷・コストを削減できる

三つ目のメリットは、福利厚生にかかる運用負荷・コストを削減できる点です。

すべて自社で「健康・保健」「育児」「介護」をはじめ各種の福利厚生施策を充実させようとすると、数多くの提携施設の検討・契約・運用といった負担が伴います。

一方、アウトソーシングサービスでは、人気の高いメニューが厳選され、サービス提供体制も整えられています。自前で福利厚生の管理運用する場合と比べて、長期的にコスト負担を抑えられ、従業員の活発な利用も期待できます。

カフェテリアプランを採用しているアウトソーシングサービスによっては、既に自社で実施している法定内福利厚生もメニューに組み込むことができ、運用面も委託できるなど、管理の負担をさらに減らすことができます。

福利厚生アウトソーシングの注意点

福利厚生アウトソーシングの注意点として、

  • 従業員があまり利用しなくてもアウトソーシング費用は発生する
  • 従業員満足度向上につながるよう、契約内容の精査が必要

といった点が挙げられます。

例えば企業側が「育児関連の施策を充実させよう」「介護補助関連の施策を充実させよう」といった考えを持っていても、従業員のニーズと乖離している場合、「子どもがいないから利用できない」といった人が出てくるなど、従業員間で受益差が生まれ、不満の種になったり福利厚生が形骸化してしまいます。

また、実際には従業員が積極的に各種福利厚生メニューを利用してくれなくても、アウトソーシング先への委託費は継続して発生します。

よって、導入前に社内アンケートで従業員の希望を聞くようにするなど、多くの人が利用できて、満足できる制度設計を行なうことが大切です。

おすすめの福利厚生アウトソーシングサービス8選

ここからは、中小企業から大企業まで、多くの企業で利用されている人気の福利厚生アウトソーシングサービスを紹介します。

福利厚生倶楽部

出典:株式会社リロクラブ

福利厚生倶楽部は、1993年からサービスを開始し、現在では業界最多の18,200社、会員数672万人という業界シェアNo1規模の福利厚生サービスです。宿泊、育児、レジャー、マネープランや住宅に関する相談サポートまで、多岐にわたるサービスが回数制限無しで利用できます。

企業の人数規模や予算に応じたプランが提供されているため、従業員一人あたりのコストパフォーマンスが非常に高くなります。また契約企業の内訳は、2018年8月時点で従業員数100名未満の割合が77.8%と、中小企業の強い支持を獲得しているサービスです。

提供プラン・パッケージプラン
・カフェテリアプラン
料金体系・800円〜1,000/月(一人あたり)
※従業員数による
※別途入会金あり
会員数(利用者数)契約社数18,200社(2023年5月時点)
利用サポート体制・全国に窓口拠点あり
・カスタマーセンターは多言語対応

ライフサポート倶楽部

出典:リソルライフサポート株式会社

「ライフサポート倶楽部」は、リソルライフサポートが運営する福利厚生アウトソーシングサービスです。大手企業・組合を中心に2,000社以上の導入実績を持ち、業界で唯一入会金不要、基本料金は最安350円/月(一人あたり)と、コストを抑えた運用が可能です。グループ直営のホテル、貸別荘、ゴルフ場などの施設を優待価格で利用できます。

「ライフサポート倶楽部」は、リソルライフサポートが運営する福利厚生アウトソーシングサービスです。大手企業・組合を中心に2,000社以上の導入実績を持ち、業界で唯一入会金不要、基本料金は最安350円/月(一人あたり)と、コストを抑えた運用が可能です。グループ直営のホテル、貸別荘、ゴルフ場などの施設を優待価格で利用できます。

提供プラン・パッケージプラン
・カフェテリアプラン
料金体系・350円〜500/月(1人あたり)
※少人数の場合は最低利用料金あり
※従業員数による
会員数(利用者数)契約社数2,000社以上
利用サポート体電話、メール、FAX、Web

Wantedly Perk

出典:Wantedly Perk

「Wantedly Perk(パーク)」は、ビジネスSNSで知られる「Wantedly」が運営する新興のサービスです。ビジネススキルアップやプライベートを充実させるメニューが1,000以上提供されており、食事宅配やニュースサイトのサブスクリプション契約など、従業員各自が好きな時に申し込んですぐに利用できるWebサービス等の提供が充実しています。「全社リモートワーク」といった状況でも福利厚生充実で従業員エンゲージメントを高めたい企業におすすめです。

提供プランカフェテリアプラン
料金体系・350円〜/月(1人あたり)
会員数(利用者数)非公表

Wantedly Perkを実際に利用した人の口コミ

WELBOX

出典:株式会社イーウェル

「WELBOX」は、株式会社イーウェルが運営する福利厚生サービスです。会員数は約370万人で、従業員の利用を促進したいメニューに対し企業側から補助金をWELBOXに預託して手厚い割引を加えるカスタマイズも可能です。例えば「健康・保健」「育児」などのメニューに補助金を付けることで、「健康経営」といった企業メッセージを従業員に向けて発信できます。

提供プラン・パッケージプラン
・カフェテリアプラン
料金体系・要問合せ
会員数(利用者数)約370万人(2022年4月時点)
利用サポート体制・専用スマホアプリでサービス申し込みが簡単にできる
・コールセンターは業界最長の受付時間(10:00〜21:00)
・継続的なコンサルティング、サポートあり

WELBOXを実際に利用した人の口コミ

バリューカフェテリア

出典:株式会社バリューHR

「バリューカフェテリア」は、健康管理サービスと健保設立・運営支援のリーディングカンパニーである、バリューHRが運営する福利厚生サービスです。少人数の企業・団体でも手軽に加入でき、利用料は実費精算型なので、コストを抑えつつ健康・保健関連の福利厚生メニューを充実させたい企業・団体におすすめです。

提供プラン・カフェテリアプラン
料金体系・実費精算型
※別途年会費あり
会員数(利用者数)非公表
利用サポート体制・Webからいつでもメニュー利用申込可能
・電話・メール・FAXで専門スタッフがサポート

バリューカフェテリアを実際に利用した人の口コミ

チケットレストラン

出典:エデンレッドジャパン

「チケットレストラン」は、エデンレッドジャパンが運営する食事サポートサービスです。全国66,000点以上の飲食店やコンビニにおける食事補助に特化し、導入企業は2,000社以上。内勤・外勤やパート・アルバイトを問わず提供でき、社員満足度も高いサービスです。どんな立場の従業員も公平にメリットを享受できる福利厚生メニューを求めている企業におすすめです。

提供プラン・食事チケットの配布
料金体系・実費精算型
会員数(利用者数)2000社以上
利用サポート体制・メール
・電話サポート

セラヴィリゾート泉郷

出典:セラヴィリゾート泉郷

長年にわたり企業の保養所を提供してきた「セラヴィリゾート泉郷」が運営する福利厚生サービスです。会員数は420万人、全国28地区、42施設の直営リゾートホテルを利用可能で、人気が高く、費用対効果の高い福利厚生項目を厳選して提供しています。宿泊利用だけでなく、スポーツ・医療・健康といったライフサポートメニューも利用可能です。

提供プラン・保養所システム
・ライフサポートメニュー(スポーツ・医療・健康・ペット・家事代行サービスなど)
料金体系・年間33万円〜/1社
※従業員規模による
会員数(利用者数)420万人
利用サポート体制・毎月の利用実績報告など、フォロー体制あり

福利ぱっと

出典:福利ぱっと

「福利ぱっと」は、業界最安水準、従業員100名までは無料で利用できる福利厚生サービスです。101名以上は月額10,000円です。「健康・ヘルスケア」「育児手当」「介護手当」等の福利厚生メニュー提供に的を絞り、他の福利厚生サービスより割引率が高いことが特徴です。コストをできる限り抑えて従業員満足度を迅速に高めたい企業におすすめです。

提供プラン・カフェテリアプラン
料金体系・無料
※100名以下の場合
会員数(利用者数)非公表
利用サポート体制・導入時オンラインサポートあり
・導入後はメール・チャットサポート

福利厚生のアウトソーシングを選ぶ際のチェックポイント

福利厚生のアウトソーシング先を選ぶ際にチェックすべきポイントは、主に以下3点です。

  • 料金体系
  • 利用会員数の実績
  • 利用サポート体制

各項目について詳しく解説します。

料金体系

料金体系も、導入前に十分に検討すべきポイントです。よくある料金体系としては、

  • 年会費
  • 月額利用料金(従業員一人あたり月額数百円〜1,000円程度)

というケースが多く見られます。

「従業員一人あたりの月額費用が安価」といったポイントだけで判断せず、必ず長期的なコストや費用対効果も含めて考えてみると良いでしょう。

  • 月額利用料は安価だが、利用できる福利厚生メニューが少なく長期的な従業員満足度につながるかは不明
  • 月額利用料は安価とは言えないが、運用フェーズまで代行を依頼できるので、長期的に法定外福利費を抑えられる

といった、先々のメリットまで視野に入れることをおすすめします。

利用会員数の実績

会員数実績が多いことは、数多くの企業の従業員にとって利用しやすく、長期的に支持され、福利厚生制度として定着していることの表れとも言えます。

  • 自社の従業員にとって利用しやすいか
  • 提供メニューに対し長期的に満足できるか

を検討する上で、利用会員数実績もよく確認しましょう。

利用サポート体制

福利厚生アウトソーシングサービスの利用サポート体制として、大きく分けて2つのパターンが考えられます。

  • 導入後の制度運用までアウトソーシングできる場合
  • 導入後は、メールや電話、FAX、チャットのカスタマーセンターが提供されている場合

「福利厚生運用までアウトソーシングしたい」のであれば、自ずと運用代行を請け負ってくれるサービスに選択肢が絞られていくでしょう。

運用委託する場合でも、カスタマーセンターへの連絡や、各種メニューの利用申し込み等、従業員が代行業者に連絡する機会は発生します。代行業者の窓口が「メール」「チャット」「電話」「FAX」など、従業員の視点でアクセスしやすいかどうかも含めて検討しましょう。

福利厚生アウトソーシング導入の流れ

福利厚生アウトソーシング導入までの一般的な流れは、以下の通りです。

福利厚生アウトソーシング導入の流れ

代行業者は、最初の打ち合わせで聞き出した現状を踏まえたうえで、最適なプラン・見積もりを提示します。そのため、打ち合わせの段階までに、社内アンケートなどで従業員の希望をできる限り把握しておきましょう。

打ち合わせの場で現状の福利厚生制度の利用状況や、年間にかけられる予算、現行制度も含めて外部委託したいかなど、自社の方針を明確に伝えましょう。

福利厚生アウトソーシングの企業事例

福利厚生アウトソーシングを実際に導入し、活用している企業事例を紹介します。  

エム・ユー・コミュニケーションズ株式会社

出典:エム・ユー・コミュニケーションズ株式会社

三菱UFJフィナンシャル・グループのコンタクトセンター運営・人材派遣会社である「エム・ユー・コミュニケーションズ株式会社」(従業員数約1,600名)では、従業員の積極的な福利厚生利用を促すために「福利厚生倶楽部」を導入しています。

導入の背景
  • 以前は別の福利厚生アウトソーシングサービスを利用
  • 従業員が積極的に利用しないという課題があった
結果
  • 従業員による福利厚生利用が積極的になった
  • 社内で行った従業員満足度調査でも、満足度が向上した

X Mile株式会社(クロスマイル)

出典:X Mile株式会社(クロスマイル)

ノンデスク産業(小売・飲食・製造・建設・清掃・物流・医療など)のDXに取り組むスタートアップ企業の「X Mile株式会社(クロスマイル)」(従業員数100名)では、従業員満足度向上の目的で、福利厚生アウトソーシングサービスの「Wantedly Perk」を導入しています。

導入の背景
  • 採用を急拡大させる一方で、離職率が高かった
  • 自社内で幾つかの福利厚生を用意していたが、あまり利用されていなかった
結果
  • 福利厚生メニューに対する従業員の反応が良くなった
  • 従業員が長く働くモチベーションが向上

福利厚生のアウトソーシングに関するよくある質問

福利厚生のアウトソーシングとは、福利厚生のうち「法定外福利(企業が任意に行う従業員向けの福祉施策)」を外部の業者に委託して従業員に提供することです。

福利厚生のアウトソーシングとは何ですか?

・迅速・手軽に導入できる
・従業員の多様なニーズに対応できる
・運用負荷・コストを削減できる

という観点から「福利厚生アウトソーシングを利用するほうが合理的」と考える企業が増えています。
詳しくは「福利厚生のアウトソーシング(外部委託)とは」をご覧ください。

福利厚生のアウトソーシングをする際にチェックすべきポイントは?

福利厚生のアウトソーシング先を選ぶ際にチェックすべきポイントは、主に以下の4点です。
・パッケージプランかカフェテリアプランか
・料金体系
・会員数
・利用サポート体制

詳しくは「福利厚生のアウトソーシングを選ぶ際のチェックポイント」をご覧ください。

まとめ|目的を明確に、自社の課題解決につながるサービスを選ぶ

福利厚生を充実させる重要な意義は、働きやすい労働環境を整えることで従業員満足度を高め、離職率を低減、定着率を向上させられることです。

従業員のモチベーション低下や定着率に課題を感じている企業は、福利厚生施策の見直しを検討することも課題解決の一助となると言えるでしょう。

また、2021年4月1日より全面施行された「パートタイム・有期雇用労働法」により企業・団体内で正規労働者・非正規労働者が同じ仕事をしている場合なら、待遇差を是正しなくてはならなくなりました。(いわゆる「同一労働同一賃金」)これには、賃金だけでなく、福利厚生も当てはまります。

自社の福利厚生制度の見直しを図る際には「あらゆる立場の従業員にとって働きやすい環境を提供できているか」という視点も大切にしましょう。そのためには管理工数をかけずにバリエーション豊富な福利厚生を導入できるアウトソーシングサービスの利用がおすすめです。

おすすめの福利厚生アウトソーシングサービス
  • 福利厚生倶楽部 
  • ライフサポート倶楽部
  • Wantedly Perk
  • WELBOX
  • バリューカフェテリア
  • チケットレストラン
  • セラヴィリゾート泉郷
  • 福利ぱっと

福利厚生アウトソーシングサービスを選定する際は「なぜ自社は福利厚生施策を見直したいのか?」「その目的は?」といった点を明確にすることが大切です。

従業員満足度向上や、運用負担・コスト減につながる福利厚生施策の立案に向けて、本記事の内容をぜひ参考にしてください。