ICカード対応の勤怠管理システム9選│機器の種類や選び方を解説

ICカードを使った勤怠管理の方法

近年の働き方改革に伴う法改正への対応や社会問題となっている長時間労働を防ぐために、勤怠管理システムの導入を検討する企業が増えています。

勤怠管理システムにはWeb打刻や生体認証打刻など、さまざまな打刻手段が提供されていますが、本記事では、ICカード打刻に対応した勤怠管理システムに絞っておすすめサービスをご紹介します。

ICカードによる打刻はオフィスだけに限らず、PCを持ち運べない現場での打刻、幅広い年代の方が簡単に操作できる打刻手段として効果を発揮します。

勤怠管理で利用できるICカードの種類や読み取りに必要な機器、ICカード打刻に適した職場と導入メリットも詳しく解説していますので、ぜひ今後の導入や活用の際にお役立てください。

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ICカードによる勤怠管理に必要なもの

ICカードによる勤怠管理を行うには以下のものが必要です。

  • ICカード
  • カードリーダー
  • ICカード打刻対応の勤怠管理システム

ICカード(規格と種類)

現在、日本国内で普及しているICカードの大まかな企画は「FeliCa(フェリカ)」規格と「MIFARE(マイフェア)」規格です。

FeliCaは交通系ICカードや電子マネーに多く採用されており、MIFAREと比較すると国内では利用率が高い規格となっています。

FeliCa規格のICカード例

  • JR等の交通系ICカード各種
  • 楽天Edy
  • nanaco
  • WAON
  • QUICKPay
  • おサイフケータイ等

一方、MIFAREは国際通信規格として標準化されており、世界的に最も多く採用されている規格です。国内ではtaspoに採用されていたり、FeliCaと比較して安価なため、大量に必要となる社員証のICカードに採用されていたりします。

勤怠管理システムで利用されるICカードリーダー

ICカードを利用して勤怠管理を行うには専用のカードリーダーが必要です。カードリーダーの種類は主に以下の3つがあります。

  • カードリーダー(打刻専用端末タイプ)
  • カードリーダー(PC接続タイプ)
  • FeliCa/MIFARE対応スマートフォン

カードリーダー(打刻専用端末タイプ)

出典:KING OF TIME公式サイト

打刻専用端末タイプのカードリーダーでは、タイムレコード機能を持つ端末にカードをかざして情報を登録します。現在普及しているカードリーダーは無線LAN、または3G通信に対応しているものがほとんどで、場所を選ばず設置することが可能です。また、多くがFeliCaとMIFARE両方の規格にも対応しています。

なお、打刻専用端末タイプのカードリーダーを利用する場合は、月額の基本料金とは別に初期購入費が発生することを想定しておきましょう。

カードリーダー(PC接続タイプ)

出典:KING OF TIME公式サイト

PC接続タイプのカードリーダーでは、USBによってPCと直接つながれた端末でカードを読み取ります。専用端末タイプと同じくFeliCaとMIFARE、両方の規格に対応しているものがほとんどで、オプションとして提供されていることが多いようです。

専用端末タイプと比較すると安価なため、手軽にICカードによる勤怠管理が開始できます。

FeliCa/MIFARE対応スマートフォン

出典:kincone公式サイト

FeliCa/MIFARE対応スマートフォンは、FeliCaやMIFAREに対応しており、専用アプリをインストールしたスマートフォンでカードを読み取ります。iPadやその他のタブレットでも規格に対応していれば読み取りが可能です。

読み取り用の専用端末を用意する必要がないため、元々社用スマホを利用している場合は初期費用をかけずに導入することができます。

ICカード打刻が適している企業

ICカード打刻は、企業の以下のようなニーズに応えることができます。

  • 複雑な操作を必要としない打刻方法を導入したい
  • PCを持ち込めない現場で打刻を行いたい
  • 交通系ICカード/社員証を打刻用カードにしたい
  • 打刻用共有PCの占領による打刻の遅延を防ぎたい

ICカード打刻は、カードをかざすのみで打刻が完了するため、ITツールに不慣れな方がいる職場や、屋外の現場などでパソコンの持ち運びや操作が困難な場所においても確実な打刻を行うことができます。

社員の多くが交通系ICカードを所有している場合や社員証がICカードになっている場合は、新たにカードを調達する必要はありません。社員の多くが交通系ICカードを所有している場合も同様に、所有していない社員の分だけ新たにカードを配布すればよいです。

勤怠管理システムの中には交通系ICカードで打刻することで交通費の登録を行い、申請業務を効率化できる勤怠管理システムもあります。(例:kinconeネクストICカード

また、店舗などで業務用、打刻用の共有PCを使用している場合は、1人がPCを占領している場合による打刻の遅延を防ぐことができます。

以上のことから、ICカードによる勤怠管理は、社員数が多く、年齢の幅が広い企業ほど導入効果を得やすいと言えます。社員証などをICカードとすることで、低コストの導入かつ、誰もが確実な打刻を実現できるでしょう。

ICカード対応の勤怠管理システムの選び方・比較ポイント

ICカード対応の勤怠管理システムの選び方・比較ポイントは以下の4つです。

  1. 対応ICカードの種類
  2. ICカード以外の打刻方法
  3. セキュリティ体制
  4. 導入コスト

1. 対応ICカードの種類

ICカードによる勤怠管理を行うには利用予定のICカードをカードリーダーで読み取れなければなりません。読み取れる規格がFeliCaなのか、MIFAREなのかをあらかじめ確認しておきましょう。

なお、現在では提供されているカードリーダー(専用端末/PC接続)はほとんどFeliCa、MIFAREともに対応できます。

注意が必要なのはスマートフォンをカードリーダーとして使う場合です。iPhone、Androidともに2つの規格に対応できないものが存在します。比較検討をする際に利用予定の規格に対応できる端末のバージョンを担当者に聞いておきましょう。

2. ICカード以外の打刻方法

システム故障・カード紛失・在宅勤務時など、ICカード打刻の代替手段として使用する打刻方法を確認しておきましょう。

主な代替手段としては以下のようなものが用意されていることが多いです。

  • Webブラウザ
  • チャットツール
  • 顔認証
  • 生体認証

自社の働き方や社内のシステムへの理解度に応じた代替手段を選びましょう。

3. セキュリティ体制

ICカードにはクレジット機能が搭載されていたり、会社・個人の情報が保存されていたりするため、カードを紛失した際には情報漏洩のリスクがあります。

カードを紛失した際の無効処理の方法や、そのようなセキュリティトラブルに対するサポート体制を確認しておきましょう。

4. 導入コスト

ICカード対応の勤怠管理システムは基本的に、ICカード、カードリーダー、PC上の勤怠管理システム3つそれぞれに費用が発生します。

たとえばICカードは、MIFARE対応の社員証を打刻用カードにするのであればICカードの初期費用はかかりませんが、対応していなかった場合は新たに発行しなければなりません。

また、カードリーダーは端末を用意する必要があります。スマートフォンやタブレット、専用カードリーダーにせよ、レンタルにするのか買い切りにするのかによって費用は異なります。

PC上の勤怠管理システムは1人当たりの月額費用が発生する場合がほとんどです。

これら3つの要素をシステムごとに比較し、一番妥当性のあるものを選びましょう。

ICカード対応のおすすめ勤怠管理システム9選

ICカード打刻が使える勤怠管理システムの中から「FeliCa」と「MIFARE」の両方に対応する9サービスをピックアップしました。それぞれの特長と価格、ICカードによる打刻手段について紹介するので、自社に合ったシステムを選ぶ際にお役立てください。

1. ジョブカン勤怠管理

出典:ジョブカン勤怠管理
主な機能主な打刻方法特徴
・出勤管理
・残業アラート
・自動集計
・シフト管理
・休暇/承認申請
・工数管理
・医療機関特化
・ICカード
・Webブラウザ
・指静脈
・チャットツール
・顔認証打刻
・導入実績も50,000件以上
・労務管理、勤怠管理、給与計算を組み合わせたパッケージ販売有り
・LINE連携が可能

ジョブカン勤怠管理は、株式会社Donutsが提供する勤怠管理システムです。あらゆる就業形態への対応や充実したサポート体制を行っており、会社規模に限らず多くの企業に利用されています。

ICカードによる打刻手段は打刻専用端末、PC接続カードリーダー、FeliCa/MIFARE対応スマートフォンで用意されており、自社で用意するもの以外は平均的な価格で提供されています。勤怠管理システムの月額利用価格は、1人あたり200円、最低利用人数10人のため合計で2000円となります。

システムの月額利用料金が比較的安価かつ、サポートも充実しているため、勤怠管理システムを初めて利用する方でも安心して導入できるサービスと言えるでしょう。

ICカード打刻専用機器価格
基本サービス料金月額2,000円~/10名以降従量課金
打刻専用端末(ピットタッチプロ3)93,000円(税抜)
PC接続カードリーダー(PaSoRi)3,000円(税抜)
FeliCa/MIFARE対応スマートフォン自社用意

ジョブカン勤怠管理を実際に利用した人の口コミ・評価

2. Touch On Time

出典:Touch On Time
主な機能主な打刻方法特徴
・勤怠集計/残業集計
・勤務状況の確認
・スケジュール/シフト管理
・有給休暇/休暇管理
・通知/アラート
・ワークフロー(申請/承認)
・働き方改革関連法対応
・外部サービス連携
・カスタマイズ機能

・ICカード
・Webブラウザ
・指静脈
・チャットツール
・ログオン/ログオフ

・企業の勤務形態に合わせて運用が可能
・継続率は99.7%
・ICカードリーダー、指静脈認証などの豊富な打刻方法を利用が可能

Touch On Timeは、株式会社デジジャパンが提供する勤怠管理システムです。サポート体制が充実しており、導入企業数22,000社以上、利用者数172万人という規模にも関わらず、継続率99.7%を誇ります。

勤怠集計や残業集計、申請ワークフローなどを自社に合わせて柔軟にカスタマイズでき、使いこなすためのサポートも充実しているため、運用もスムーズに行うことができます。

打刻機専用端末が買い切りとレンタルの2つが用意されているため、自社の運用に合っている方を選択しましょう。

ICカード打刻専用機器価格
基本サービス料金月額300円/1人あたり
打刻専用端末(タッチオンタイムレコーダー)94,800円(税抜)レンタル:月額2,300円/1台
PC接続カードリーダー(PaSoRi)3,300円(税抜)

Touch On Timeを実際に利用した人の口コミ・評価

3. KING OF TIME

出典:KING OF TIME
主な機能主な打刻方法特徴
・残業時間管理
・シフト管理
・ワークフロー(申請/承認)
・補助項目機能(工数管理/交通費精算)
・休暇管理
・アラート通知
・各種給与ソフトとの連携
・ICカード
・Webブラウザ
・指静脈
・指紋
・チャットツール
・顔認証打刻
・ログオン/ログオフ
・15種類の打刻方法
・誰でも分かりやすいUI / UX
・勤怠管理クラウドシステムでシェアNo1

KING OF TIMEは株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供するクラウド勤怠管理でシェアNo.1※の勤怠管理システムです。

※富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」勤怠管理SaaS市場 利用ID数による

シンプルなUIで誰でも使いやすい仕様になっており、中でも特長的なのが15種類以上の豊富な打刻方法を提供している点です。これにより従業員の働き方に最適な打刻方法を導入し、確実な打刻を実現できます。

ICカードによる打刻方法では打刻専用ポータブル端末という、打刻専用端末に比べてコンパクトな端末が用意されています。端末に場所をとられたくない、という場合はこちらを選ぶと良いでしょう。

ICカード打刻専用機器価格
基本サービス料金月額300円/1人あたり
打刻専用端末(ピットタッチ・プロ3)95,000円(税別)
打刻専用ポータブル端末(Pit-21A)74,000円(税別)
PC接続カードリーダー(PaSoRi)3,700円(税別)

KING OF TIMEを実際に利用した人の口コミ・評価

4. レコル

出典:レコル
主な機能主な打刻方法特徴
・勤怠管理
・外部サービス連携
・有休/休暇管理
・承認申請
・勤務アラート
・勤務集計
・勤怠分析
・ICカード
・Webブラウザ
・指静脈
・指紋
・チャットツール
・豊富な打刻方法(チャットツール連携もあり)
・休暇、スケジュール管理
・ワークフロー承認機能

レコルは、中央システム株式会社が提供する勤怠管理システムです。シンプルな管理画面と圧倒的低価格が特長で、一人あたり月額100円で利用することができます。連携機能も豊富に備えており、人事労務システム、給与計算ソフト、ビジネスチャットなどと連携することでバックオフィス全体の業務効率化が可能です。

ICカードによる打刻手段は比較的多く提供されているため、店舗やオフィスに最適な打刻手段を選択できるでしょう。

ICカード打刻専用機器価格
基本サービス料金月額100円~/1人あたり
打刻専用端末(ピットタッチ・プロ3)95,000円(税別)
打刻専用端末(ピットタッチ・ビズ)59,500円(税別)
PC接続カードリーダー(PaSoRi)自社用意
FeliCa/MIFARE対応スマートフォン自社用意

レコルを実際に利用した人の口コミ・評価

5. kincone

勤怠管理・交通費精算クラウド|kincone(キンコン)
出典:kincone
主な機能主な打刻方法特徴
・アラート通知
・位置情報記録
・交通費自動計算
・訪問先自動入力
・CSVダウンロード
・多様な就業形態管理
・ダッシュボード
・有給休暇管理
・英語表記対応
・勤務間インターバル設定
・外部サービス連携
・ICカード
・Webブラウザ
・チャットツール
・ICカード連携により交通費が自動計算される
・訪問先の自動入力
・豊富な打刻方法

kinconeは、株式会社ソウルウェアが提供する、交通系ICカード(Suica、PASMOなど)を使った、タイムレコーダーと交通費精算の機能を備えたクラウド型の勤怠管理システムです。

特長として、ICカードによる打刻と同時に交通費のデータを登録できる点があります。この機能により交通費申請にかかる工数を大幅に削減することが可能です。また、現金支払いのデータ登録や業務外の移動情報の削除・修正はクラウド上から行えます。

ICカードによる打刻手段はスマートフォンのみです。スマートフォンの中には交通系ICカードを読み取れないものもあるため、利用する場合は事前に動作する端末を確認しておきましょう。

ICカード打刻専用機器価格
基本サービス料金月額200円〜 / 1人あたり
FeliCa/MIFARE対応スマートフォン自社用意

kinconeを実際に利用した人の口コミ・評価

6. ICタイムリコーダー

勤怠管理ならICタイムレコーダー:クラウド型タイムカードで勤怠管理-クラウド型勤怠管理システム「ICタイムレコーダー」
出典:ICタイムリコーダー
主な機能主な打刻方法特徴
・勤務体系管理
・給与連携
・権限管理
・シフト管理
・申請・承認機能
・カレンダー機能
・有給管理機能
・打ち忘れ防止機能
・アラート通知
・ICカード
・Webブラウザ
・顔認証打刻
・アカウントも即日発行でかんたんに導入することが可能
・ICカードやネットで簡単に打刻が可能
・各拠点の勤怠データをリアルタイム管理が可能

ICタイムリコーダーは、株式会社オープントーンが提供する勤怠管理システムです。月額利用料金が1人あたり200円と比較的低価格であり、サポートも無料なためコストパフォーマンスが高いシステムと言えます。

ICカードによる打刻手段は豊富に取り揃えられており、中でも打刻専用ポータブル端末(Pit-21A)は現場での打刻手段として最適です。オフィスで利用できるのはもちろんのこと、ネットワークの設備がない場所や、工事現場・林業・投票所など電源供給がない野外などでの作業が多い企業におすすめします。

ICカード打刻専用機器価格
基本サービス料金月額200円〜 / 1人あたり
※利用人数100名以上の場合
打刻専用端末(ピットタッチ・プロ3)95,000円(税別)
打刻専用ポータブル端末(Pit-21A)110,000円(税別)
打刻専用端末(ピットタッチ・ビズ)59,000円(税別)
PC接続カードリーダー(PaSoRi)4,500円(税別)

ICタイムリコーダーを実際に利用した人の口コミ・評価

7. followスマートタッチ

出典:followスマートタッチ
主な機能主な打刻方法特徴
・外出先からモバイル申請
・確認、集計、月締め処理
・休暇管理
・シフト作成
・出張旅費管理
・かんたん初期設定
・ICカード
・Webブラウザ
・タブレットやICカードで勤怠管理ができる業界最安値クラスのシステム
・「駅すぱあと」と連携し出張旅費の管理も可能
・充実したサポートで、導入もスムーズに運用できる

followスマートタッチは、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社が提供する勤怠管理システムです。月額利用料金が1人あたり200円とリーズナブルであり、導入後の保守サポートも充実しているため、勤怠管理システムを利用したことがない企業でも安心して運用できます。

特長として「駅すぱあと」と連携し出張旅費の管理が可能と言う点があります。「駅すぱあと」と連携することで交通費の検索性も高めることができるため、交通費申請の工数を大幅に減らすことが可能です。

ICカードによる打刻手段はPC接続カードリーダーとFeliCa/MIFARE対応スマートフォンの2つがありますが、自社で用意する必要があるため、利用する場合は担当者に最適なデバイスがどれなのかを聞いておきましょう。

ICカード打刻専用機器価格
基本サービス料金月額200円〜 / 1人あたり
※利用人数100名以上の場合
PC接続カードリーダー(PaSoRi)自社用意
FeliCa/MIFARE対応スマートフォン自社用意

8. シュキーン

出典:シュキーン
主な機能主な打刻方法特徴
・シフト管理
・休暇管理
・給与ソフトと連携
・統計を表示
・ICカード
・Webブラウザ
・充実した勤怠データ分析機能
・60日間のトライアル期間

シュキーンは、株式会社インフィニットループが提供する、「タイムマネジメント」をコンセプトにした勤怠管理システムです。勤怠管理だけでなくシフト管理や休暇申請など、勤怠管理システムの基本機能が揃っており、労働時間を超過している従業員やリソースが足りていないチームをグラフで表示することができます。

ICカードによる打刻手段はPC接続カードリーダーとFeliCa/MIFARE対応スマートフォンの2つです。スマートフォンに関してはASUSが提供するNexus7があらかじめ用意されているため自社で探す手間が省けるでしょう。

ICカード打刻専用機器価格
基本サービス料金200円/1人あたり
PC接続カードリーダー(PaSoRi)自社用意
FeliCa/MIFARE対応スマートフォン(Nexus7)29,800円(税別)

シュキーンを実際に利用した人の口コミ・評価

9. Kinnosuke

出典:kinnosuke
主な機能主な打刻方法特徴
・アラート通知
・申請承認機能
・集計機能
・統計・グラフ分析
・給与ソフト連携
・プロジェクト工数管理
・シフト管理
・ICカード
・Webブラウザ
・指紋
・提供から15年以上の実績
・工数、シフト管理機能が搭載
・充実した導入サポート

Kinnosukeは、勤怠管理システムを15年以上提供しているHOYA株式会社が提供するクラウド型の勤怠管理システムです。基本的な勤怠管理のほか、工数管理やシフト管理を行うことができます。専任の導入担当者が付くなど充実した導入体制が整っており、システムの乗り換えだけでなく、初めて勤怠管理システムを導入する企業も安心して本稼働まで進めることが可能です。

レンタル型と買い切り型の打刻専用端末を提供しており、レンタル型の打刻専用端末(TIMETRAC)では指紋認証にも対応しているため幅広い年代の従業員が所属する企業でも勤怠記録を行えます。

ICカード打刻専用機器価格
基本サービス料金月額350円 / 1人あたり
打刻専用端末(ESTEN)99,000円(税別)
打刻専用端末(TIMETRAC)レンタル:月額 2,980円/1台(税別)
PC接続カードリーダー(PaSoRi)自社用意

Kinnosukeを実際に利用した人の口コミ・評価

ICカード対応の勤怠管理システムを導入するメリット

ICカード対応の勤怠管理システムを導入する主なメリットは以下の2つです。

  1. 誰でも簡単に利用できる
  2. 教育コストがかからず定着が早い

ICカードによる打刻はカードをかざすだけのため複雑な操作は必要ありません。幅広い年代が所属する企業でも打刻ミスを抑え、確実な打刻を行うことが可能です。

また、操作が簡単なため打刻のための教育やレクチャーのための時間やコストを抑えられます。他の打刻方法と比べ、定着が早いのもメリットの一つと言えるでしょう。

ICカード対応の勤怠管理システムを導入する際の注意点

ICカード対応の勤怠管理システムを導入する際の注意点は以下の2つです。

  1. 従業員がICカードを紛失するリスクがある
  2. ICカードリーダーの初期費用がかかる

ICカードを勤怠管理に利用する場合はICカードの管理が従業員に委ねられるため、不注意による紛失や盗難のリスクがあるでしょう。社内で注意喚起をしつつ、紛失した際の対応をあらかじめ従業員に共有しておく必要があります。

また、ICカードによる勤怠管理を行うにはカードリーダーが必須です。打刻専用端末にしろPC接続カードリーダーにしろ、初期費用が発生します。もし予算が足りないという場合は他の打刻手段を検討するのも一手です。

まとめ|ICカードによる勤怠管理は幅広い年代・現場に対応可能

ICカードによる勤怠管理は「カードをかざすだけ」という操作だけで打刻を行えます。ITに関して不慣れな方の打刻や現場などのPC操作が困難な場所においても効果を発揮する打刻方法です。

勤怠管理システムの中にはICカードのほかにチャットツールやWeb上で打刻するなど、いろいろな打刻手段を提供しているものもあります。目的はICカードによる打刻を行うことではなく「確実な打刻による正確な勤怠管理」のため、本記事を参考にICカードによる打刻が最適なのか、最適であればどの勤怠管理システムが自社に合っているのかを見極めましょう。

ICカードによる勤怠管理に関するよくある質問

ICカード対応の勤怠管理システムは何ですか?

FeliCa・MIFAREの両規格対応の勤怠管理システム

  • ジョブカン勤怠管理
  • Touch On Time
  • KING OF TIME
  • レコル
  • kincone
  • ICタイムリコーダー
  • followスマートタッチ
  • シュキーン
  • Kinnosuke

各サービスの詳細やおすすめポイントは、「ICカード対応のおすすめ勤怠管理システム9選」をご参照ください。

ICカードによる勤怠管理はどのような企業に適していますか?

ICカード対応の勤怠管理システムがおすすめの企業は勤怠管理に関して以下の要望がある企業です。

  • 複雑な操作を必要としない打刻方法を導入したい
  • PCを持ち込めない作業現場で打刻を行いたい
  • 交通系ICカード/社員証を打刻用カードにしたい
  • 打刻用共有PCの占領による打刻の遅延を防ぎたい

ICカードによる勤怠管理は「カードをかざすだけ」という操作だけで打刻を行えます。ITに関して不慣れな方の打刻や現場などのPC操作が困難な場所においても効果を発揮する打刻方法です。

また、元々利用していた交通系ICカードや社員証を打刻用ICカードとすることで新たにカードを発行/調達しなくても済みます。コストを抑えつつ、誰でも確実な打刻を実現できます。