編集部が解説!kinconeの特長と評判、利用イメージ
kinconeを検討されている方の中には「基本情報やスペックはわかったけれど、もっとわかりやすい評価が知りたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
kinconeは基本的な勤怠管理機能を押さえつつ、交通系ICカードによる打刻で交通費まで自動計算できるため、外周りが多い企業に適した勤怠管理システムです。
初期費用は不要、1ユーザーあたり月額200円と比較的低価格であり、60日間の無料トライアル期間も提供されているので導入しやすいサービスといえます。
とはいえ、勤怠管理ツールは類似の競合サービスも多いため、自社に合った勤怠管理システムが分からない、kinconeについてより詳しく知りたいという方もいらっしゃると思います。
本記事では、勤怠管理システム「kincone」の特長・評判をミナオシ編集部が本音で解説します。
1分でわかるkinconeとは
kinconeは、株式会社ソウルウェアが提供する、交通系ICカード(Suica、PASMOなど)を使った、タイムレコーダーと交通費精算の機能を備えたクラウド型の勤怠管理システムです。
kinconeの代表的な機能は以下の通りです。
- スマホ/PC/チャットツール/ICカードリーダー打刻
- アラート機能
- 位置情報記録
- 交通費自動計算
- 訪問先自動入力
- CSVダウンロード
- 多様な就業形態管理
- ダッシュボード
- 有給休暇管理
- 英語表記対応
- 勤務間インターバル設定
- 外部サービス連携
主な特長として「交通費自動計算」があります。これは登録しているICカードで打刻を行うことにより、改札駅の入場/退場と運賃等の交通機関情報をデータとして記録し、自動で集計を行います。
また、豊富な打刻方法と操作しやすいUIが備えられており、幅広い年代の従業員でも確実な打刻・管理が行える仕様のシステムです。
本記事で解説するkinconeのメリット・改善してほしいポイント、導入をおすすめする企業は、以下の通りです。
- メリット1:複数の勤務体系・勤務時間に合わせたシフトを作成できる
- メリット2:交通系ICカードで交通費の申請ができる
- 改善してほしいポイント1:勤務形態や交通費申請のワークフローを細かく設定できない
- 改善してほしいポイント2:サポートに関する問い合わせ手段が少ない
- 外出をする従業員が多い企業
- リモート環境下で勤怠管理を正確に行いたい企業
kinconeの仕組み・利用イメージ
kinconeを実際に利用する具体的なイメージが欲しい方もいると思います。そこで本章では、打刻をする際のイメージを参照しながら、機能面での特長もお伝えしていきます。
打刻イメージ
kinconeでは主に以下4つの打刻手段を選択できます。
- 交通系ICカードによる打刻
- Webブラウザでの打刻
- 専用アプリによる打刻
- チャットツール上での打刻
交通系ICカードによる打刻

交通系ICカードによる打刻はkinconeの専用のアプリがインストールされたスマホ、もしくはFelicaカードリーダーにICカードをかざして行う打刻方法です。モバイルSuicaやモバイルPASMOにも対応しています。
以下のICカードがkinconeに対応しています(2023年1月現在)。
- Suica
- PASMO
- Kitaca
- manaca
- TOICA
- ICOCA
- はやかけん
- nimoca
- SUGOCA
冒頭でもお伝えしたkinconeの特長として、ICカードによる打刻と同時に交通費のデータを読み取ることができる点があります。この機能により交通費申請にかかる工数を大幅に削減することが可能です。また、現金支払いのデータ登録や業務外の移動情報の削除・修正はクラウド上から行えます。
交通系ICカードによる打刻に必要な機器は、読み取り専用の端末と従業員ごとの交通系ICカードです。全ての端末で利用が可能ということではないため、導入前にあらかじめ確認しておきましょう。詳しくは以下のページを参照ください。
Webブラウザでの打刻
スマホやPCのブラウザから打刻を行う方法です。kinconeの管理画面にログインし、該当する操作を行います。打刻する際には位置情報読み取りのON/OFF設定を行うこともできます。
専用アプリによる打刻

従業員個人の端末や会社から支給されたスマートフォンにAppStoreまたはGoogle playからインストールした専用アプリから打刻する方法です。アプリを開き、ログイン後に打刻を行います。
Webブラウザ版ほど細かい操作は行えませんが、分かりやすいUIとなっているため操作が簡単です。細やかな操作が必要になった場合はアプリからブラウザへ遷移することもできます。
チャットツール上での打刻
チャットツール上で任意のメッセージ(「おはようございます/お疲れ様です」等)を送信して出退勤を登録する方法です。他の従業員が閲覧できるグループで打刻を行う、などのルールを作っておくことで打刻漏れ防止やリモートワーク時の出勤状況の確認を行えます。
連携可能なチャットツールは以下の通りです。
- Slack
- Chatwork
- LINEWORKS
kinconeの管理画面
インターネット環境があれば、管理画面から月間の勤務時間や日数をいつでも確認できます。法定外残業の超過や打刻・申請漏れのアラート設定も可能なため、労働法を遵守した勤怠管理の一助となります。
kinconeの機能一覧
本章では、先ほど紹介したkinconeの主な機能のほか、搭載されている機能を一覧でご紹介します。
主な機能 | できること |
打刻方法 | ・スマホアプリ ・PCブラウザ ・ICカードリーダー ・チャットツール |
アラート機能 | 打刻・申請漏れ、残業時間の超過、遅刻などをアラート通知することができます。 |
位置情報記録 | PC・スマホで打刻を行った場所を記録できます |
交通費自動計算 | 改札駅の入場/退場と運賃等の交通機関情報をデータとして記録し、自動で集計を行えます。現金支払いのデータ登録、修正はクラウド上で可能です。 ※バスの乗降にも対応しますが、バス停情報は空欄になります。 ※業務外の移動情報は一覧から削除できます。 |
訪問先自動入力 | 訪問先の情報を以下のシステムと連携することで自動登録ができます。 ・Googleカレンダー ・Office365 ・ガルーン(サイボウズ株式会社提供) 交通費を読み込むと同時に、訪問先が入力されます。交通費申請時に過去の予定を確認する手間がなくなり、申請の手間を大幅に削減します。 |
CSVダウンロード | 以下のデータをCSVでダウンロードできます。 ・勤務データ ・交通費データ 利用している経費精算システムにデータを流し込み、作業の効率化が行えます。 |
多様な就業形態管理 | 主に以下の就業形態に対応可能です。 ・固定時間制 ・フレックスタイム制度 ・裁量労働制度 ・時短勤務 など |
ダッシュボード | 従業員の残業時間や有給休暇取得率などを一目でわかるシンプルなダッシュボード(グラフ)で表示できます。 |
有給休暇管理 | 従業員ごとの有給残日数管理を行えます。 |
英語表記対応 | 従業員登録の際に日本語と英語を選ぶことができます。 ※PCブラウザでの表示のみ ※対応しているのは“表記”のみで海外での交通費情報などは読み取れません。 |
勤務間インターバル設定 | 働き方改革の中で事業主の努力義務とされている「勤務間インターバル制度」に対応できる機能です。 |
外部サービス連携 | 以下のサービスと連携することで業務効率化を図れます。 ▼コラボフロー 数段階を踏む承認フローや条件分岐のある複雑なフローに対応できるようになります。 ▼kintone シフト管理の作成や変更履歴の管理を行うことができます。 |
kinconeは、基本的な勤怠管理を行いつつ、外出が多い従業員にとってありがたい機能を多く搭載しているシステムと言えます。
実際に利用したユーザーの口コミで読み解く、kinconeのメリット・改善してほしいポイント
kinconeの特長や口コミを調査したところ、次のようなメリット・改善してほしいポイントが見えてきました。
- メリット1:複数の勤務体系・勤務時間に合わせたシフトを作成できる
- メリット2:交通系ICカードで交通費の申請ができる
- 改善してほしいポイント1:勤務形態や交通費申請のワークフローを細かく設定できない
- 改善してほしいポイント2:サポートに関する問い合わせ手段が少ない
メリット1:複数の勤務体系・勤務時間に合わせたシフトを作成できる
一つ目のメリットは、複数の勤務体系・勤務時間に合わせたシフトを作成できる点です。実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
- 複数の勤務体系・勤務時間に合わせたシフトを作成できる
- 打刻するだけで交通費の申請ができる
といった主旨のコメントが見られました。
kinconeは以下の勤務形態に対応しています。
- 固定時間制度
- フレックスタイム制度
- 裁量労働制度
- シフト制度
- 時短勤務
- アルバイト・パート など
指定した単位で打刻時間の切り上げ・切り捨てや労働時間に関する設定、有給休暇、ワークフロー等も就業形態ごとに細かく設定することが可能です。特殊な勤務形態の場合は、専用の設定を自分で作成することもできます。
また、上記画像のように設定画面は非常にシンプル。あと何段階で設定が完了するのかがわかり、ステップごとに操作を行うだけで設定が完了するため、IT知識が少ない方でも容易に設定を行えます。
メリット2:交通系ICカードで交通費の申請ができる
二つ目のメリットは、交通系ICカードで交通費の申請ができるため、経費処理の効率化が可能なことです。実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
- 交通系ICカードで交通費の申請ができるため管理が効率化した
- 内勤・外勤・リモートワークを問わず使用できる
といった主旨のコメントが見られました。
kinconeは登録したICカードで打刻を行うと、交通費の申請も同時に行うことができる仕様になっています。
また、ICカードをタッチする場合はスマートフォン等の読み取りデバイスが必要になりますが、モバイルSuica・モバイルPASMOのWebサイトにログインし、交通費データの取り込みを行って交通費を登録することも可能です。
外出が多い従業員は交通機関を利用すればするほど申請作業がかさみます。少しでも申請作業を減らせるのは大きなメリットと言えるでしょう。
改善してほしいポイント1:勤務形態や交通費申請のワークフローを細かく設定できない
一つ目の改善してほしいポイントは、勤務形態や交通費申請のワークフローを細かくカスタマイズできない場合があることです。実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
- 勤務形態や交通費申請のワークフローを細かく設定したい
- 電話での問合せに対応してほしい
といった主旨のコメントが見られました。
勤務形態はあらかじめ用意されているもののほか、自分で新しく作成・設定することができます。また、交通費申請を含む申請全般のワークフローに関しては最大5ルート(5名)まで承認者を設定することが可能です。
勤怠管理システムとしては十分という見方もできますが、使用環境によってはもっと詳細に設定したいという場合があるかもしれません。
改善してほしいポイント2:サポートに関する問い合わせ手段が少ない
二つ目の改善してほしいポイントは、サポートに関する問い合わせ手段が少ない点です。実際に利用しているユーザーからもこのような声が上がっています。
- 困ったときの問合せがチャットボットでしかできない
- 細かい問い合わせを直接オペレーターに質問できないのが難点
2023年1月現在、kinconeのサポートはサイト上のフォームとチャットボットの2つです。月末など、経理作業が多くなる時期にトラブルが発生した際は早急に解決する必要がありますが、電話というリアルタイムでの質問ができない状態は改善が望まれる点の一つと言えるでしょう。
kinconeとよく比較される類似サービス
ここまでkinconeの機能やメリット・改善して欲しいポイントを見てきましたが、勤怠管理システムはkinconeだけでなく、各社から提供されています。
本章では、kinconeとよく比較されるサービスの費用と特長を比較してみました。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 特長 |
kincone | 0円 | 0円 | ・ICカード連携により交通費が自動計算される ・訪問先の自動入力 ・豊富な打刻方法 |
AKASHI | 0円 | 200円〜 / 1人あたり (税別) | ・ユーザーの声を元に週に一度のペースでアップデートを実施 ・ポイントの見える化で従業員のモチベーションアップ ・さまざまなサービスと連携が可能 |
F-Chair+ | 0円 | 10,000円〜 / 月額(10名) ※11名以降は、1人あたり1,000円〜 (税込) | ・従業員が「いつどこで何をしているのか」が分かる ・タイムバー形式で労働時間はひと目で可視化 ・アラート機能で労働過多を防止 |
KING OF TIME | 0円 | 300円~/1人あたり (税別) | ・15種類の打刻方法 ・誰でも分かりやすいUI / UX ・勤怠管理クラウドシステムでシェアNo1 |
レコル | 0円 | 100円~/1人あたり (税別) | ・豊富な打刻方法(チャットツール連携もあり) ・休暇、スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 |
Sync Up | 0円 | 0円~3,000円 1店舗あたり | ・自動集計、予実管理 ・シフト希望やヘルプの調整に対応 |
基本的な機能を比較したところ、kinconeは月額料金もリーズナブルながら、外出が多い企業に合った機能が多く搭載されている勤怠管理システムだということがわかりました。
差別化につながっているのが交通費の自動計算機能と訪問先の自動入力機能です。打刻を行うだけで交通費データが登録されるため、申請をする手間が省けます。外回りが多いセールス担当者の申請業務を省くことで、浮いた時間を資料作成などの重要な作業に充てることができます。
kinconeの料金・費用
kinconeの料金プランは、以下のようにシンプルなものになっています。
月額料金 | 200円/1アカウント |
勤怠管理 | 可能 |
交通費計算 | 可能 |
最低利用人数 | 5人 |
※記載料金は税別です
月額利用料金は1アカウントあたり200円、最低利用人数は5人のため最低でも1,000円は費用が発生します。
また、60日間の無料トライアルも用意されているため、自社で使えるかどうかしっかり確認したうえで導入の意思決定が可能です。
kincone導入の流れ
kinconeの導入の流れは、以下の通りです。
- 無料トライアル申込み:メールアドレスの登録後、アカウントを発行。パスワードの設定や会社情報などを登録します。
- 60日の無料体験:無料期間中はサポートセンターへ問合せを行えます。
- 正式導入:管理画面から支払い方法を設定し、正式に利用開始します。
正式導入の際に年額プランを選択すると利用料金の5%割引を利用することができます。詳細は株式会社ソウルウェアへ直接問い合わせください。
kinconeを導入した企業事例3選
本章では、kinconeの公式サイトで公開されている、導入企業の事例をご紹介します。
- 事例1「株式会社ハイテンション」
- 事例2「株式会社テマサトラベル」
- 事例3「株式会社XEN GROUP」
事例1「株式会社ハイテンション」
株式会社ハイテンションは入場料を払えば原価でお酒が飲めるコンセプトの「原価BAR」を運営する企業です。以前は、昔ながらのタイムカードを利用しており、以下のようなフローで勤怠データの集計を行っていました。
- 店長確認
- 担当者確認
- 手動でスプレッドシートに転記
- 印刷後会計士に郵送
わざわざ従業員に打刻用のカードを支給したり、手作業による転記・郵送に負担がかかっていたため、kinconeの導入を決定。スタッフ個人の交通系ICカードでタッチして打刻と交通費を登録、勤怠データはメールで会計士に送信することで勤怠管理の効率化に成功しました。
- タイムカードでの勤怠管理に負担を感じていた
- 毎月30分以上かかっていた集計作業が2~3分でできるようになった
参考:導入事例|kincone
事例2「株式会社テマサトラベル」
株式会社テマサトラベルは、イスラエルなどの中東地域を専門に様々な旅行プランを提案している旅行会社です。
以前は、Excelで勤怠管理を行っていましたが、人的ミスが発生する可能性もあり、丁寧な勤怠管理ができていませんでした。そこで、コスト面で魅力的なこともありkinconeの導入を決定しました。
導入後は、交通費を現金精算していたものがワンタッチで明細が記録され、月一回の振り込み制になったため、申請・管理ともに楽になりました。また、申請された有給の記録が残るため、有給管理がしやすくなったという声も上がっています。
- エクセルでの勤怠管理が雑になっており正確ではなかった
- 交通費の清算が現金であったため管理が困難だった
- 勤怠データを正確に記録できるため丁寧な勤怠管理が実現した
- 交通費精算・管理の効率がアップした
参考:導入事例|kincone
事例3「株式会社XEN GROUP」
株式会社XEN GROUPは、香川県高松市で食品機械や産業機械などの機械開発・製造を手掛けるメーカー企業です。
同社は勤怠管理を工場で勤務する従業員が紙ベース、事務所ではExcelベースでの管理という二段階の勤怠管理を行っていました。工場勤務の従業員は、日報とともに勤務時間を紙に書いて提出、勤務時間をリーダーがまとめ、毎月締め日にExcelへ転記するというフローとなっていました。
各従業員一人ひとりの日報を書く時間、リーダーがそれを集計してExcelに入力する時間だけで毎月50時間程かかっていたといいます。また、100人近くいる従業員が毎日一人一枚の紙を使用するとなると、1ヵ月で1,000枚以上の紙を消費することになるため、その費用も問題視されていました。
クラウド型の勤怠管理システムkinconeを導入し、管理をすべてシステム上で行うことで、人件費と紙や印刷にかかる経費を150万円以上削減することに成功しました。
- 紙を使用した集計作業に大きな工数を割いていた
- 申請用紙のコストがかさんでいた
- 人件費+紙や印刷にかかる経費を150万円以上削減に成功した
- 差し戻し作業が効率化した
参考:導入事例|kincone
まとめ|kinconeは交通費申請を効率化できる勤怠管理システム
kinconeは交通費自動計算機能により、従業員の外回りが多い企業の申請作業を効率化できるシステムです。申請作業に時間がかかっていると資料作成やアポイントメント獲得のための時間が失われるため、営業活動などのパフォーマンス向上という点でもメリットがあります。
本記事ではkinconeの機能やメリット・改善してほしいポイント、料金プランについて解説しました。改めて結論をまとめてみましょう。
- メリット1:複数の勤務体系・勤務時間に合わせたシフトを作成できる
- メリット2:交通系ICカードで交通費の申請ができる
- 改善してほしいポイント1:勤務形態や交通費申請のワークフローを細かく設定できない
- 改善してほしいポイント2:サポートに関する問い合わせ手段が少ない
以上の内容から、kinconeはこのような企業におすすめです。
- 外出をする従業員が多い企業
- リモート環境下で勤怠管理を正確に行いたい企業
kinconeを含む勤怠管理システムを検討する際に、ぜひお役立てください。