スマホアプリ開発ツールは、iOSやAndroidのスマホアプリをノーコードで開発できるツール、または制作代行・運営支援サービスです。デザインテンプレート(テーマ)を選択し、素材や機能を追加していくだけで、自社オリジナルアプリが完成します。
- 会員専用ページ、ログイン認証
- プッシュ通知
- ブログやニュースの更新
- クーポンやQRコードの発行
- カレンダー、予約システム
ゼロベースでの自社開発や外部発注と比較して、圧倒的に短期間・低コストでアプリをリリースでき、ECストアやレストランをはじめ、教育(e-learning)、Webマガジン、金融など、あらゆる業界で活用されています。
以下、スマホアプリ開発ツールについて、それぞれの特徴や機能、契約プランを紹介します。製品の選定に際して、導入メリットや選び方などの詳細を確認したい方は、選定ガイドをご参照ください。
顧客層や世代を問わず誰もがスマホを所有するようになった昨今、スマホアプリもまた多くのユーザーに受け入れられ、ビジネスにおいて集客や顧客体験の向上といった大きな役割を果たす存在となりました。
スマホのホーム画面からすぐにアクセスでき、プッシュ通知などを活用して鮮度の高い情報や販促キャンペーンを発信できる、といった実店舗やWebサイトにはない特性を有することから、あらゆる業界でスマホアプリを導入する企業が急増しています。
こうしたスマホアプリの需要とアプリ開発のニーズに応えるのが「スマホアプリ開発ツール」です。予算や技術力、人材不足などの課題から、これまで構想があってもほんの一部の企業しか踏み込めなかったアプリ開発に誰もが取り組めるようになりました。
本記事では、スマホアプリ開発ツールについて、その役割や導入メリット、選び方や比較のポイントを紹介しています。
スマホアプリ開発ツールとは
スマホアプリ開発ツールとは、iOSやAndroidのスマホアプリをノーコードで開発し、運用管理できるツールです。ベースのデザインテンプレートを選択し、テキストや画像などの素材と搭載したい機能をマウス操作で追加していくだけでアプリを作成することができます。
※一部、HTMLやJavaScript、Pythonなどを利用して、独自のデザイン編集や機能拡張を行えるツールもあります。
また、アプリストアへのリリース申請代行や、集客・収益化のコンサルティングおよびセミナー開催など、アプリの運用支援もサービスとして提供されることが多く、自社オリジナルアプリを短期間・低コストで制作・運営することができます。
スマホアプリ開発ツールの導入メリット
スマホアプリ開発ツールの導入メリットは以下の3つです。
- ノ―コードで開発・運用ができる
- 低コストでアプリ開発が行える
- アプリのリリース支援を受けられる
スマホアプリ開発ツールは、細やかなカスタマイズや自社独自の機能やシステムなど、一から設計するスクラッチ開発に敵わない部分もあります。しかし、費用面や人材不足の課題や運用ノウハウ不足の懸念から、なかなかアプリ導入に踏み出せない企業にとって、アプリ開発ツールの導入はその解決の手立てとなるでしょう。
1. ノーコードで利用できる
スマホアプリ開発ツールは、ドラッグ&ドロップなど簡単なマウス操作とテキスト入力のみで、アプリを作成できることがほとんどです。プッシュ通知やクーポン発行、動画の埋め込みなど、スマホアプリに必要な機能群があらかじめ準備されており、コーディングやアプリ開発の専門知識は必要ありません。
一方で、テンプレートや機能ブロックは、ツールごとに選択肢やカスタマイズの幅が決まっているため、イメージ通りデザインをそのまま再現することは難しいこともあります。この点は、ツールによって異なる特色やバリエーションが選定の決め手となるでしょう。
2. 低コストでアプリ開発が行える
スマホアプリ開発ツールでは、既存のテンプレートや機能の組み合わせでアプリ開発を行い、運用のための管理画面もあらかじめテンプレートに組み込まれています。
開発からリリースまでを短期間で済ませられる分、システム開発費や人件費を抑えることができ、アプリを一から設計開発する場合と比べて、圧倒的に低コストなアプリ開発が可能です。
3. アプリのリリース支援を受けられる
通常、アプリを一般公開するには、iOS、Androidともにそれぞれのアプリストアに公開申請を行います。はじめてアプリをリリースする場合、アカウント作成やアプリ情報の登録、審査など懸念する点も多いのではないでしょうか。
スマホアプリ開発ツールのベンダーは、リリース支援や申請代行サービスも併せて提供していることが多いです。代行サービスにお任せすれば、開発したアプリを最短で確実にリリースすることができます。
自社開発であれば、そもそもアプリストアの規約に準ずる仕様設計から始めなくてはならず、申請が却下された際には、その原因によっては仕様変更やリリーススケジュールの延期を余儀なくされます。
スマホアプリ開発ツールの選び方・比較ポイント
スマホアプリ開発ツールは、各社で得意としている業界やアプリ種別、デザインの特色などが異なります。自社の現状課題やアプリの構想、目標を明確にした上で、比較検討の際には以下3点をチェックしておきましょう。
- 機能と費用感のバランス
- 操作性
- サポート体制
1. 機能と費用感のバランス
まず、自社アプリの導入目的に基づき、必要となる機能を洗い出しておきます。選択できる機能が豊富であることに越したことはないですが、機能数に応じて費用も高くなる傾向があるため、必要性の優先順位を付けて、機能と料金プランと折り合いのつくサービスを検討しましょう
同様の機能でもツールによっては、基本プランに組み込まれていることもあれば、有料オプションのみ利用できる場合もあります。
たとえば、EC系アプリであれば「実店舗との決済ポイント連動」は搭載しておきたいところですが、EC系アプリに特化した開発ツールにはデフォルトで搭載されているのに、業界を広くカバーする総合型ツールでは有料オプションに区分されているといったことです。
2. 操作性
ツールの管理画面の扱いやすさや見やすさは、業務効率に大きく影響するところです。担当者のITリテラシーや好みによっても個人差はありますが、一度デモ版などで実際に各人が操作を確認しておくと判断しやすいでしょう。
その際は、開発時のことだけでなく、リリース後の運用についても考慮しましょう。たとえばスピードが要求されるニュースサイトやWebマガジンであれば、情報更新や新規記事の投稿がすばやく行えるテンプレートになっているかといったことです。
また、JavaScriptやPythonなどのコーディングで、独自のデザイン変更や機能拡張を加えられるツール(アプリ開発プラットフォーム)もあります。自社でプログラミングスキルやアプリ開発の知見がある人材を確保できる場合は、こちらを検討候補に入れてコーディング環境などをチェックしてもらいましょう。
3. 導入・運用サポート
スマホアプリ開発ツールは、比較的容易に自社のオリジナルアプリを開発・運用できるように設計されてはいるものの、実際にツールを導入してアプリを運用していくには、デジタルマーケティング領域の知見や経験も必要とされます。
導入サポートや操作レクチャー、集客や収益化、顧客体験の向上などのアプリ運用セミナーなど、自社のITリテラシーや人材リソースで開発やリリースが進められるか、リリース後も運用しうるサポート体制が整っているかは、一つの差別化ポイントとなるでしょう。
海外製品の場合は、問い合わせの手段や時間帯、担当者(技術者か運用アドバイザーか)、サポートを受けられる言語をあらかじめ確認しておくべきです。