ストックフォトサイトは、商用利用が可能な写真やイラスト、動画、音楽などのメディア素材をダウンロード・購入できるサイトです。
膨大な点数のコンテンツが登録されており、目的やイメージに合った素材を選べば、広告や記事、教材、動画配信などさまざまな用途に活用できます。
月間上限数3点から750点にも及ぶ素材ダウンロードが定額プランで利用でき、「Webサイトやチラシに使える写真が大量に必要」「フォトグラファーに撮影を依頼する余裕がない」といった時でも、制作イメージに合った高品質素材を低コストで入手可能です。
以下、ストックフォトについて、それぞれの特徴やサービス内容、料金プランを紹介します。ストックフォトの著作権やライセンス、サービス選定時の比較ポイントを確認したい方はそちらもご参照ください。
本記事では、ストックフォトについて、定義やライセンスの種類、目的に合ったサービスの選び方などを解説しています。
ストックフォトとは
ストックフォトとは、デジタルコンテンツや印刷物への頻繁な商用利用を前提として、「あらかじめ用意された写真素材(Stock Photo)」、および画像や動画、音楽などのマルチメディア素材のことです。また、ストックフォトを管理・提供するサービスやを指すこともあります。
利用者は、サービス料金としてライセンス料を支払うことで、目的やイメージに合った素材を選び、ライセンス規定の範囲内で使用することができるという仕組みです。基本的に無料で使える素材(フリー素材)はストックフォトに分類されません。
撮影技術や知財権、素材としての使いやすさといった、各サービスが定める審査基準をクリアしたコンテンツのみが、ストックフォトとして登録されているため、高品質なストックフォトサイトは、Webデザイナーや編集者、広告、映画関係者まで世界中の顧客に利用されています。
ストックフォトのライセンス
ストックフォトには、大きく分けて2種類のライセンス「ロイヤリティフリー」と「ライツマネージド」があります。
ロイヤリティフリー
ロイヤリティフリー・ライセンスとは、規約の範囲内であれば追加料金を発生させずに使用できるライセンスです。使用する地域や期限に制限がなく、複数の媒体に利用可能であり、ライセンス料はサービスの基本料金プランに含まれています。有料ではありますが独占権はなく、同じ画像が別の使用用途で使われる可能性があります。
ライツマネージド
ライツマネージド・ライセンスは、使用期間やサイズ、掲載先媒体などの条件に応じて、料金が設定されるライセンスです。追加料金は高くなりますが、競合他社に対する利用制限をかけるなどして独占利用することもできます。
商用利用不可のエディトリアル画像とは
ストックフォトの中には、エディトリアル画像が含まれていることもあります。エディトリアルとは、報道の自由に基づいて、利用を新聞やニュースなどの報道に限定するものです。
エディトリアル画像は商用利用が認められておらず、その画像内(動画内)に含まれる個人から許諾を得ていないものです。個人を認識可能な人物が含まれている写真をマーケティングやブログなどに商用利用する場合には、肖像権利用許可(モデルリリース)が必要となります。
違反した場合は、損害賠償を求められることもあるので、各サービスの利用規約はしっかりと確認しておきましょう。ShutterStockでは、検索条件でエディトリアル画像を除外したり、商業・報道のどちらにも利用できるモデルリリース有りのカテゴリを選択したりすることができる仕様となっています。
ストックフォトサイトの選び方・比較ポイント
ストックフォトサイトを比較・選定する際のポイントは下記3点です。
- 素材コンテンツの種類とストック数
- サイトの使いやすさ・サービス品質
- 料金プラン
1. 素材コンテンツの種類とストック数
まず、目的や制作イメージにフィットする素材コンテンツを取り扱っているか、また頻繁に使うカテゴリやジャンルについては、素材に十分なストック数があるかどうかも確認します。たとえば、日本人モデルの写真や国内の風景が必要であれば、PIXTAのような国内サービスから絞り込むと良いでしょう。
また、画像という括りにおいても、「写真」「イラスト」「ベクター」「3Dモデル」「テンプレート」と、さまざまな小カテゴリがありますが、サービスによって登録数にバラつきや偏りがあるため、コンテンツ品質とも合わせて登録点数をチェックしましょう。
2. サイトの使いやすさ・サービス品質
ストックフォトサイトを選ぶ時の注意点として、素材コンテンツそのものの品質だけでなく、サイトのサービス品質にも着目しましょう。特に「必要な素材をすぐに探し出すことができるか」は、作業効率にも影響する重要なポイントです、
膨大なストック数があるのに検索をかけると一気に減ってしまう、サムネイル一覧表示の動作が重いといった環境では、素材選びもダウンロードもスムーズに進みません。
3. 料金プラン
ストックフォトサイトの料金プランは、基本的に以下3パターンに分類されます。
- 単品購入:解像度によって単価が変わる買い切りタイプ
- 月間契約:月々の支払いと契約更新で、解約や自動更新停止がいつでも可能
- 年間契約:月々の支払いだが、1年に1度の解約月以外に解約すると違約金が発生
素材ダウンロードの数や頻度にもよりますが、継続的に利用するのであれば年間契約が圧倒的にお得です。単品購入はかなり割高ですが、動画素材や特殊素材を1点だけダウンロードするといった使い方には向いています。