編集部が解説!勤労の獅子の特長と評判、利用イメージ
勤労の獅子をご検討中の方の中には、「基本情報やスペックはわかったけれど、もっとわかりやすい評価が知りたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。勤労の獅子は、製造業やサービス業、飲食業や病院施設などのあらゆる業種で導入実績が豊富な勤怠管理システムです。2022年には「BOXIL SaaS AWARD(ボクシル サース アワード)」という優れたサービス・ソフトウェアを表彰するイベントで、「勤怠管理システム部門」で「Good Service」に選ばれています。
勤労の獅子は、専任の勤怠コンサルタントがベストな導入スケールを提案してくれるため、企業ごとのニーズに適した運用方法を実践できます。
一方、勤怠管理システムは各社からさまざまなツール、機能、料金形態などが展開されており、何を基準に選んだらよいのかがわからなくなることもあるでしょう。
そこで、勤怠管理システム「勤労の獅子」の特長・評判をミナオシ編集部が本音で解説します。
1分でわかる勤労の獅子とは
勤労の獅子は、エス・エー・エス株式会社が提供する勤怠管理システムです。複雑なシフト作成・管理が簡単に行え、バックオフィス業務がよりスムーズになります。
勤労の獅子の機能的な強みは以下の通りです。
- 多彩な打刻方法
- 10万以上のシフトに対応
- テレワークに対応
- 出勤管理
- シフト管理
- 休暇・年次有給管理
- 工数管理
- 集計
- 法改正へリアルタイムに対応
- 弁当注文・食券管理
- 英語表示
- 勤怠コンサルタントが運用フォロー
基本的な勤怠システムの機能を網羅しているのはもちろん、テレワークやヘルプ勤務に向けた多彩な打刻方法が備わっています。従業員に支給しているお弁当や食券を一元管理できるユニークな機能もあります。
本記事でご紹介する勤労の獅子のメリット・改善して欲しいポイント、このような企業におすすめというポイントは、以下の通りです。
- メリット1:10万以上のシフトに対応できる柔軟な機能性
- メリット2:プロジェクトにかかっている工数が把握できる
- 改善して欲しいポイント1:UIがわかりづらい部分がある
- 改善して欲しいポイント2:ICカードを用いた打刻方法でエラーが発生するケースがある
- アナログな勤怠管理・年末調整に労力がかかっている企業
- テレワークの勤怠管理を一元管理したい企業
- 年末年始手当や時間外給与など独自の給与計算が必要な企業
勤労の獅子の仕組み
勤労の獅子がどのような仕組みや特長を持つサービスか、詳細を解説します。下記は、Web打刻機能を利用する際の実際の打刻画面です。
利用者は、右下にある「出勤」「退勤」「私外出」「私外戻」から打刻種別を選択し、打刻ボタンをクリックするのみで打刻時間を登録します。
業種を問わず様々な勤務形態に対応しており、アルバイトや時短勤務・日勤や夜勤など雇用形態ごとに細かい設定ができます。管理画面は英語対応もされており、権限を持っている方に合わせた管理画面に設定・変更することも可能です。
また、多彩な打刻方法で勤務形態に応じて利便性の高い勤怠管理を行うことができます。打刻方法の一覧は以下の通りです。
打刻タイプ | 特長 | おすすめの人 |
専用打刻機タイプ | ・据置型専用打刻機(ピットタッチプロ) ・壁掛型専用打刻機(ESTEN) ・壁掛型専用打刻機(CENTiO XP43C7) の3種類 | PC環境が無い方 |
Webブラウザタイプ | ・Web打刻 ・スマホ打刻 ・バーコード打刻 | 拠点が本社のみ |
PCインストールタイプ | ・勤労の獅子TS(ICカード) ・勤労の獅子TS(指静脈) | 不正打刻の対策可能 |
他社サービス連携 | ・LINEWORKS打刻 ・カメレオンコード+顔のカラ・レコ打刻 | 利用している既存サービスと連携可能 |
上記に加えて、ボーナスや休日出勤手当などの独自の計算式も追加可能なため、イレギュラーな給与計算も一元管理できます。
勤労の獅子の機能一覧
本章では、勤労の獅子の主な機能をご紹介します。
打刻方法 | できること |
出勤管理 | リアルタイムでスタッフの勤務状況を確認できます。 打刻方法 ・ICカード打刻 ・USB接続型打刻 ・指静脈打刻 ・Web打刻 ・スマホ打刻 また、他社サービス連携打刻の方法として以下があります。 ・LINE WORKS打刻 ・カメレオンコード+顔のカラ・レコ打刻 |
シフト管理 | スタッフがスマホやPCから申請したシフトを元に、管理者はシフト作成が可能です。 主な機能 ・シフト募集 ・LINEシフト確認 ・確定シフトの共有 ・人員の過不足判定 ・シフト自動作成 ・予実管理 ・予算管理 ・夜勤のような2日にまたぐ勤務時間対応 |
休暇・有給休暇申請管理 | シンプルな休暇申請・承認フローなので、複雑な休暇管理を簡単に行えます。申請内容は各管理者へ自動通知され、ワンクリックで承認・却下ができます。 ・主な機能 ・自動有休付与 ・LINE 休暇残日数確認 ・休暇・残業申請 ・休暇付与・残日数管理 ・承認フロー |
テレワーク対応 | テレワーク業務に対応した勤務時間管理のシステムも備えています。 主な機能 ・プレゼンス機能(在籍・離席状況の把握) ・自動スクリーンショット機能 ・プロジェクト・タスク登録 |
勤労の獅子では管理画面も見やすいように設計されていて直感的な操作が可能です。作業効率を重視した一覧表示が特長で、月別やスタッフ別に一括で確認や申請、修正が可能となっています。
実際に利用したユーザーの口コミで読み解く、勤労の獅子のメリット・改善して欲しい点
- メリット1:10万以上のシフトに対応できる柔軟な機能性
- メリット2:プロジェクトにかかっている工数が把握できる
- 改善して欲しいポイント1:UIがわかりづらい部分がある
- 改善して欲しいポイント2:ICカードを用いた打刻方法でエラーが発生するケースがある
メリット1:10万以上のシフトに対応できる柔軟な機能性
一つ目のメリットは、10万以上のシフトに対応できる柔軟な機能性です。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
- 勤務形態の異なる従業員の勤怠スタイルに合わせて柔軟に設定できる
- 支給している食券の管理も可能なのが良かった
といった主旨のコメントが見られました。
飲食業のような勤務時間帯で時給が変動する業種や、宿泊業や医療施設などの2日に跨ぐ勤務時間になる業種など、さまざまな勤務形態の業界で利用されています。
勤務形態に関わらず、管理者と従業員の両方で使いやすい運用ができるのが魅力です。
メリット2:プロジェクトにかかっている工数が把握できる
二つ目のメリットは、プロジェクトにかかっている工数が正確に把握できることです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
- プロジェクトを登録でき、各業務ごとにかかっている工数が管理できる
- 管理者側と従業員側でプラットフォームが分かれており、シンプルで使いやすい
といった主旨のコメントが見られました。日々の進捗や作業を見える化して最適なリソース配置とプロジェクトの原価管理が可能です。
改善して欲しいポイント1:UIが若干わかりづらい
一つ目の改善して欲しいポイントは、UIが若干わかりづらいことです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
毎日行う出勤・退勤の打刻はボタンUIがわかりづらいと操作ミスに繋がってしまうケースもあります。また、細かい操作の内容を新入社員に共有するといった手間もかかってしまうでしょう。
パソコンやスマートフォンの操作に慣れていない従業員の中には、個人の管理画面の操作が難しいと感じる方もいるかもしれません。
改善して欲しいポイント2:ICカードを用いた打刻方法でエラーが発生するケースがある
二つ目の改善して欲しいポイントは、ICカードを用いた打刻方法でエラーが発生する可能性があることです。実際に利用ユーザーからもこのような声が上がっています。
打刻情報の不正を事前に防げる打刻方法の一つとして、ICカード打刻を採用している企業も多いと思います。しかし、通信エラーや接触不良などによるエラーが多く報告されているのも事実です。
ただし、ICカード打刻によるエラーは勤労の獅子だけでなく、他社勤怠管理システムでも報告されている現象のため、勤労の獅子の改善して欲しい点として考えるかは他の要素ともよく比較して判断した方が良いでしょう。
勤労の獅子とよく比較される類似サービス
ここまで勤労の獅子の機能やメリット・改善して欲しい点を見てきましたが、勤怠管理システムは勤労の獅子だけでなく、各社から提供されています。
では、それぞれのツールにどのような違いがあるのでしょうか。勤労の獅子とよく比較されるサービスの特長と費用、基本的な機能を比較してみました。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 基本的な機能 |
勤労の獅子 | 問い合わせ | 100円/打刻人数 別途オプションあり | ・Web打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・自動集計・予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
ジョブカン勤怠管理 | 0円 | 2,000円~/10名以降従量課金 | ・WEB打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・自動集計・予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
KING OF TIME | 0円 | 300円/打刻人数 | ・WEB打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 ・自動集計・予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
jinjer勤怠 | 問い合わせ | 300円〜/アカウント数 | ・WEB打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 ・自動集計・予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
マネーフォワード クラウド勤怠 | 0円 | 3,980円~/6名以降従量課金 | ・WEB打刻機能 ・スマートフォン打刻機能 ・GPS打刻機能 ・ICカード打刻機能 ・休暇・スケジュール管理 ・ワークフロー承認機能 ・自動集計・予実管理 ・チャットツール連携打刻機能 |
勤労の獅子含めよく比較される5つのツールで、料金・基本的な機能なバランスがよいのは
- 勤労の獅子
- ジョブカン勤怠管理
の2つです。
月額で考えると勤労の獅子がもっともコストを抑えられるため、初めて勤怠管理システムを検討している方・費用が気になる方へおすすめです。
勤労の獅子の料金・費用
勤労の獅子の料金プランは、「利用する機能の数」と「ユーザー数」によって変動します。
初期費用・サポート費用 | 有料・要問合せ 30日間のトライアル期間あり |
月額費用は、利用オプション数とユーザー数によって変動する仕組みです。
最低利用料金は1人100円から利用できます。初期費用は公開されていませんが、有料で担当のコンサルタントが導入から運用をサポートしてくれるため、勤怠管理システムを初めて導入する方や社内に詳しい従業員がいない方、迅速な導入が必要な方におすすめです。
勤労の獅子|導入の流れ
勤労の獅子の導入の流れは以下4ステップになります。
- ヒアリング:現状のヒアリングを行って、企業ごとに最適なプランや運用方法を見積もりで提示
- 契約:導入スケジュール・運用方法を担当コンサルタントがヒアリングしてより詳しい運用法を提案
- 初期設定:初期設定を行ったのち、担当コンサルタントが操作をレクチャー(操作レクチャーの有無は導入プランによる)
- 運用開始:運用後も適宜担当コンサルタントによるサポートあり
勤労の獅子は企業ごとに担当コンサルタントがサポートにつき、最適な運用方法や導入プランの提案をしてくれるのが魅力です。さらに迅速な導入を目指す方に向けて、システム設定代行や複数回に分けた操作レクチャーがついた導入プランも用意されています。
また、契約前に最長30日間のトライアル環境も用意されているため、本運用前に画面操作に慣れておくこともできます。ただし、検証の時期も含めると本格的に導入開始するまでには平均2~3カ月かかる見込みです。
勤労の獅子を導入した企業事例3選
本章では、勤労の獅子公式サイトで公開されている、導入企業の事例をご紹介します。
- 事例1「日本テトラパック株式会社 」
- 事例2「AI inside 株式会社」
- 事例3「株式会社マルシメ」
事例1「日本テトラパック株式会社 」
日本テトラパック株式会社は、食品加工や紙容器・包装などの製造システムを提供する世界的な企業です。日本国内では従業員数が約600人ほど在籍しており、5つの支店と6つのサービスステーションを設置しています。
同社では、勤怠管理や有給休暇管理をExcelで行っていたため、集計や確認作業に工数がかかり、ヒューマンエラーが多発していました。また、1日に複数回打刻したり、外国籍の従業員向けにさまざまな勤務形態に対応する必要があったのです。
勤労の獅子を導入したことで、勤怠の集計や有給休暇の付与・消化がスムーズに対応できるようになりました。また、Web・スマホ両方の打刻ができるようになり、勤怠情報の修正もWebから手軽に行えるようになったことで、勤怠管理の効率が向上しました。
- Excelで勤怠管理運用をしており工数がかかってエラーが多発
- 様々な勤務形態に対応した勤怠管理が必要だった
- 勤怠の集計や有給休暇の付与・消化がスムーズに対応可能
- 勤怠情報の修正もWebから手軽にできるようになったことで、勤怠管理の効率が向上
参考:導入事例|勤労の獅子
事例2「エイコウ電子株式会社」
エイコウ電子株式会社は、5Gの無線技術で各地のデジタル化へ向けて通信インフラの整備を行っている企業です。神奈川県横浜市に本社ビルを構え、従業員数は現在約70名の企業です。(2022年12月現在)
毎月の請求書発行タスクに工数がかかっていたため、勤怠集計の工数を削減して請求書発行にリソースを回したいといった課題がありました。また、働き方改革の法改正を遵守するべく残業時間の把握を徹底したかったことも背景にあり、勤労の獅子導入に踏み切ったそうです。
導入後は管理者が従業員の就労時間を適切に管理できるようになり、法を遵守した運用が可能になりました。また、常駐先の企業に合わせた勤務時間で細かな設定ができるため、毎月の勤怠集計の工数削減に繋がったのです。サポート体制が充実していたのも、導入の決め手の一つだったようです。
- 法改正に遵守した勤怠管理を徹底するため、残業時間を把握したい
- 勤怠集計のリソースを、工数のかかっている他の作業へ回し効率化を図りたい
- 管理者が従業員の就労時間を適切に管理できるようになった
- 毎月の勤怠集計の工数削減につながった
参考:導入事例|勤労の獅子
事例3「ルグラン軽井沢ホテル&リゾート」
ルグラン軽井沢ホテル&リゾートは、長野県JR軽井沢駅から車で15分に位置するリゾートホテルです。レストランや結婚式場などを併設した話題の複合宿泊施設で、現在従業員は51~100人程が勤務しています。
勤怠業務全般の業務効率化を目指して、勤怠管理システムの検討をしていました。様々な勤務形態の従業員を抱える中で、利用開始時に従業員の負担にならないようなシステムを探していたそうです。
勤労の獅子導入の結果、従業員がそれぞれ個人で勤怠管理・提出できるため管理部門は最小限の人員で対応可能になりました。さらに、管理者はリアルタイムで従業員の労働時間を管理できるため、問題視されている過重労働を未然に防ぐことへ繋がりました。
- 利用開始時に従業員の負担にならないような勤怠管理システムを導入したい
- 勤怠管理の業務効率改善・一元管理ができるようになった
- リアルタイムで従業員の労働時間を管理できるため、過重労働を未然に防ぐことへ繋がった
参考:導入事例|勤労の獅子
まとめ|勤労の獅子の強みは、多様な勤務形態に合わせた柔軟な設定
- メリット1:10万以上のシフトに対応できる柔軟な機能性
- メリット2:プロジェクトにかかっている工数が把握できる
- 改善して欲しいポイント1:UIがわかりづらい部分がある
- 改善して欲しいポイント2:ICカードを用いた打刻方法でエラーが発生するケースがある
以上の内容から、勤労の獅子はこのような企業におすすめです。
- アナログな勤怠管理・年末調整に労力がかかっている企業
- テレワークの勤怠管理を一元管理したい企業
- 年末年始手当や時間外給与など独自の給与計算が必要な企業
勤労の獅子をはじめとした勤怠管理システムを検討する際に、お役立てください。