編集部が解説!Universal勤次郎の特長と評判、利用イメージ
Universal勤次郎をご検討中の方の中には「基本情報やスペックはわかったけれど、もっと詳しく知りたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Universal勤次郎は、ユーザーにあったカスタマイズが簡単にできることが強みの勤怠管理システムです。また、※導入社数5,500社以上、解約率は0.2%の実績を誇ります。
とはいえ、勤怠管理ツールは類似の競合サービスも多いため、一番自社に合った勤怠管理システムが分からない、またここまでの内容を踏まえてUniversal勤次郎についてもっと分かりやすく知りたい、検討するための情報が欲しい、という方もいらっしゃると思います。
そこで本記事では、Universal勤次郎の特長・評判をミナオシ編集部が本音で解説します。
1分でわかるUniversal勤次郎とは
Universal勤次郎は、勤次郎株式会社が提供する勤怠管理システムです。柔軟なカスタマイズに対応しており、ヘルスケアサービスと連携も可能です。
Universal勤次郎の代表的な機能は以下の通りです。
- 打刻機能
- 集計機能
- 連携機能
- アラート機能
- 工数管理機能
- 申請承認機能
シンプルながら、勤怠管理としての基本的な機能は網羅されているため、「複雑な機能は求めていない企業」や「初めて勤怠管理システムを導入する企業」に向いているといえます。
また、導入から運用開始までは専任のサポート担当者がつきますのでスムーズに導入できます。
本記事で解説する、Universal勤次郎のメリット・改善してほしいポイント、このような企業におすすめというポイントは、以下の通りです。
- メリット1:働き方に応じて打刻方法を選べる
- メリット2:ユーザーに合わせて柔軟にカスタマイズできる
- 改善してほしいポイント1:デザイン性・操作性に課題あり
- 改善して欲しいポイント2:顔認証での打刻に対応していない
- 医療、建設、運送などの複雑な勤務形態をしている企業
- Excelや紙で勤怠管理をしている企業
- IT導入補助金を使用してシステム導入したい企業
- シンプルな操作性により導入ハードルを下げたい企業
Universal勤次郎の仕組み・利用イメージ
Universal勤次郎はどのように利用するものなのか、具体的なイメージがほしい方もいると思います。そこで本章では操作画面を参照しつつ、主な機能や利用方法を解説します。
勤怠管理システムを導入後のよくある課題の一つに、「管理機能が多種多様がゆえに、社員が使用する際に迷ってしまう」といったケースがあります。
Universal勤次郎の管理ページは、シンプルな構成で、ユーザー毎によく参照するデータをトップページにカスタマイズすることができます。
例えば、上記のような残業時間集計や申請状況などを一目で確認できるダッシュボードやその他よく使用する以下項目のショートカットキーもユーザー毎にトップページに追加することができます。
- 残業申請
- 休暇申請
- 有給申請
- 勤務表
- 申請一覧
Universal勤次郎の機能一覧
本章では、Universal勤次郎の機能をお伝えしていきます。
主な機能 | できること |
打刻機能 | 勤務形態に合わせて打刻方法を選べます。 ・打刻可能なデバイス ・スマートフォン ・PC ・ICカード ・顔認証 ※リリース時期未定 |
集計機能 | 管理メンバーの残業状況を一元で管理でき、36協定違反を未然に防止できます。 |
連携機能 | 勤怠管理だけではなく、同社が別で提供している社員のヘルスケアサービス「HL ヘルス×ライフ」と連携が可能です。 |
アラート機能 | 勤怠管理だけではなく、同社が別で提供している社員のヘルスケアサービス「HL ヘルス×ライフ」と連携が可能です。 |
アラート機能 | 一定規準を超えて働いている社員にアラート機能で事前に通知できます。 |
工数管理機能 | 一定規準を超えて働いている社員にアラート機能で事前に通知できます。 |
工数管理機能 | 各プロジェクト毎に工数管理が可能です。 |
申請承認機能 | 勤怠管理に必要不可欠な管理システムが揃っています。 ・主な申請機能 ・遅刻早退申請 ・残業申請 ・休暇申請 ・時間休暇申請 ・休日出勤申請 ・勤務変更申請 ・振休振出申請 ・出張申請 ・直行直帰申請 |
前章でもお伝えした通り、勤怠管理システムとして基本的な機能が網羅されています。
また、他の勤怠管理システムと大きく違う点は、ヘルスケアサービス「HL ヘルス×ライフ」と連携できることです。勤務状況の管理だけではなく、そのデータを活かして、従業員の健康管理や働き方の改善にも繋げることが可能です。
実際に利用したユーザーの口コミで読み解く、Universal勤次郎のメリット・改善してほしいポイント
ミナオシ編集部がUniversal勤次郎の特長や口コミを調査・分析した結果わかったメリット・改善してほしいポイントを詳細にお伝えします。
- メリット1:働き方に応じて打刻方法を選べる
- メリット2:ユーザーに合わせて柔軟にカスタマイズできる
- 改善してほしいポイント1:デザイン性・操作性に課題あり
- 改善して欲しいポイント2:顔認証での打刻に対応していない
メリット1:働き方に応じて打刻方法を選べる
一つ目のメリットは、働き方に応じて打刻方法を選べることです。実際にユーザーからもこのような声が上がっています。
- PCやスマートフォンから打刻できる
- それぞれ勤務状況にあわせて打刻方法を変更できる
という主旨のコメントがありました。
コロナウイルスの拡大や働き方改革により、様々な働き方に対応する必要がある企業にとって、PCだけでなくスマートフォンからも打刻できる機能はメリットといえます。
メリット2:ユーザーに合わせて柔軟にカスタマイズできる
二つ目のメリットは、ユーザーに合わせて柔軟にカスタマイズできることです。Universal勤次郎は、カスタマイズ性に優れた勤怠管理システムです。
出典:Universal勤次郎
具体的には、上記のトップ画面に複数の項目を配置してカスタマイズできます。カスタマイズできる項目は以下の通りです。
- ショートカットキー設置
- ウィジェットの設置
- 打刻
- 残業推移グラフ
- 休暇日数
- 在籍管理表
- 申請状況
よく確認する項目を一目で見ることができるのはユーザーにとって大きなメリットといえます。
改善してほしいポイント1:デザイン性・操作性に課題あり
一つ目の改善してほしいポイントは、常に改善されてはいるもののデザイン性・操作性に課題があることです。実際にユーザーからもこのような声が上がっています。
- サービス自体は便利で活用しやすい
- 一方でデザイン性はまだまだと感じている
- シンプルで分かりやすいものだと高齢の方も使いやすい
という主旨のコメントがありました。
Universal勤次郎はUI・UXの改善を積極的におこなっているものの、一部古いデザインや仕様が残っており、操作が分かりづらい点があるようです。
サポートに直接希望を伝えることで改善をしてもらえる可能性もありますが、重要なものでない場合、すぐに改善されない場合も考えられます。操作に戸惑う社員が出てくる場合、全社に向けて使用マニュアルなどを作成することをおすすめします。
改善して欲しいポイント2:顔認証での打刻に対応していない
二つ目の改善してほしいポイントは、顔認証での打刻が現時点ではできないことです。
昨今さまざまな働き方があるなかで、勤怠管理は社員と企業の信頼の上で成り立っています。一方で、ICカードやデジタル上での打刻を悪用し「なりすまし打刻」をする社員がいるという話も聞かれます。
顔認証システムを使用することでなりすまし防止に繋がり、正確な勤怠状況を把握できます。顔認証打刻への対応が期待されるポイントです。
Universal勤次郎とよく比較される類似サービス
ここまでUniversal勤次郎の機能やメリット・改善してほしいポイントを見てきましたが、勤怠管理システムはUniversal勤次郎だけでなく、各社から提供されています。
では、それぞれのツールにどのような違いがあるのでしょうか。Universal勤次郎とよく比較されるサービスの費用、特長を比較してみました。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 特長 |
Universal勤次勤怠 | 要問合せ | スマート 200円 / 1人あたり ライト 300円/ 1人あたり エンタープライズ 370〜400円/ 1人あたり | ・シンプルなUI、UXで使用しやすい。 ・ヘルスケアサービスとの連携も可能 |
Touch On Time | 0円 | 300円 / 1人あたり | ・企業の勤務形態に合わせて運用が可能 ・継続率は99.7% ・ICカードリーダー、指静脈認証などの豊富な打刻方法を利用が可能 |
ジョブカン勤怠管理 | 0円 | 200円〜500円 / 1人あたり | ・導入実績も50,000件以上 ・労務管理、勤怠管理、給与計算を組み合わせたパッケージ ・販売有り ・LINE連携が可能 |
KING OF TIME | 0円 | 300円/打刻人数 | ・15種類の打刻方法 ・誰でも分かりやすいUI / UX ・勤怠管理クラウドシステムでシェアNo1 |
jinjer勤怠 | 問い合わせ | 300円〜/ 1人あたり | ・契約継続率99.4%、サポート満足度91.6%と満足度高 ・人事業務を1DBで管理可能 ・予実管理、残業時間予想も可能 |
freee人事労務 | 0円 | 2,200円〜 / 月額(3名) ※4名以降は、1人あたり300円〜 | ・クラウド給与計算ソフトシェアNo1の実績 ・入力作業を効率化する「従業員アカウント」 ・プランは複数あり、自社に合ったプランを選択可能 |
マネーフォワード クラウド勤怠 | 0円 | 3,980円〜 / 月額(5名) ※6名以降は、1人あたり300円〜 | ・経営管理・会計システムを中心に、バックオフィス業務全般を効率化 ・勤怠集計から給与計算まで一気通貫で可能 ・社会保険労務士に労務関係の相談が可能 |
rakumo キンタイ | 0円 | 300円〜 / 1人あたり | ・低価格 ・ICカード、モバイル端末など4種類の打刻方法に対応 ・アラート機能が豊富 |
※金額表記はすべて税抜とする
※各公式サイトの記載による(2022年11月時点)
料金は、正直なところ他社とあまり差がありませんが、Universal勤次郎で取得したデータを同社サービス「HLヘルス×ライフ」に連携することで社員の健康管理も行えることが他社との大きな違いです。
また、上記でまとめているUniversal勤次郎の料金は、クラウド版での提供の場合のみに適用されます。その他にオンプレミス版や勤次郎プライベートクラウドでの提供もありますが、料金形態は要問い合わせとなっています。気になる方は直接問い合わせしてみましょう。
Universal勤次郎の料金・費用
前章でも記載したとおりUniversal勤次郎は、提供形態によって費用が変動します。
クラウド版 | オンプレミス版 | 勤次郎プライベートクラウド | |
初期費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
費用 | 月額料金 ・スマートプラン 200円 / 1人あたり ・ライトプラン 300円/ 1人あたり ・エンタープライズプラン 370〜400円/ 1人あたり | 要問い合わせ ・ライトプラン ・エンタープライズ に対応 | 要問い合わせ |
メンテナンス費用 | ー | 要問い合わせ | ー |
自社サーバー用意 | ー | 必須 | ー |
無料トライアル | あり | ー | ー |
最大利用アカウント数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
※金額表記はすべて税抜とする
Universal勤次郎にはスマートプラン・エンタープライズプラン(Universal勤次郎)の2種類が用意されていますが、クラウド版とオンプレミス版で対応するプランが異なります。
プラン | 特長 |
スマートプラン | クラウドのみでの提供プランで勤怠管理に必要な最低限の機能はついてます。 ■対応機能 ・打刻 ・残業超過アラート機能 ・休暇管理 ・年休管理機能 ※追加オプションによって料金が変動する場合あり |
エンタープライズ | クラウドとオンプレミスで使用可能です。 また、基本機能に加えて、Universal勤次郎のサービス連携機能がすべて使用できます。 ※追加オプション・人数によって料金が変動する場合あり |
※追加オプションによって金額が変動する場合もあります。
クラウド版は、インターネットとPCがあれば少額から導入可能なので取り入れやすくなっています。オンプレミス版は自社でサーバー準備が必須ですが、同社が提供している勤次郎プライベートクラウドを使用することで、サーバーの選定・購入・設置までのエンジニアの工数を削減することが可能です。また、その後サーバー監視や運用まで行ってくれるのもメリットになるでしょう。
Universal勤次郎の導入の流れ
Universal勤次郎の導入の流れは以下4ステップになります。
- 問い合わせ
- 打ち合わせ
- 見積り
- 発注
導入前に、無料デモトライアルを使用しながら自社にあった管理方法のご提案を受けられるため、不安要素を解消してから導入判断をすることができます。
Universal勤次郎を導入した企業事例2選
本章では、Universal勤次郎公式サイトで公開されている、導入企業の事例をご紹介します。
- 事例1:社会福祉法人 あざみ会
- 事例2:株式会社 大塚商会
事例1「社会福祉法人 あざみ会」
社会福祉法人あざみ会は、東京都内を中心に8つの保育園を運営しており、子供の保育や育児に幅広く携わっている法人です。
すべての人を大切にした経営方針のもと、職員の働きやすさ改善の一環として、Universal勤次郎とヘルス×ライフを導入しました。以前は、職員のストレス値が可視化されておらず、職場課題に気づくことが出来ませんでした。導入後は、職員のストレス値をデータ集計・分析を行うことができ、職場環境の課題解決の一助になっています。
- 各保育園・幼稚園で働く社員のストレスが可視化されておらず、職場環境の課題が不明瞭だった
- 職員のデータをもとに、社員のストレスを見える化して職場環境の改善に活かすことが可能に
参考:導入事例|Universal勤次郎
事例2「株式会社大塚商会」
株式会社大塚商会は、企業のDX支援のためのIT製品の取り扱いや、導入までのサポートサービスを展開するIT企業です。
同社は以前より社内の人事、給与、勤怠連携がされておらず、社内のDXの一環としてシステムを一新することを検討していました。また社員の6割がテレワークのため「社員が今なにをしているのか」を一元で管理できる勤怠管理システムを探していました。導入後は、従業員の勤務状況が一目で分かるようになったことが一番大きなメリットとのことです。
- 社員の6割がテレワークのため、フレキシブルな勤怠管理を導入する必要があった
- 働き方問わず、従業員の勤務状況が一元管理できるようになった
参考:導入事例|Universal勤次郎
まとめ|Universal勤次郎の強みは誰でも使用できるシンプルな設計
Universal勤次郎は基本的な勤怠管理に加え、トップ画面を柔軟にカスタマイズできるのが強みです。
無料でデモトライアルも使用可能ですので、まずは自社にあった管理システムか操作感を体験してみるのもよいでしょう。
最後に、Universal勤次郎のメリット・改善してほしいポイントやこのような企業におすすめという点を再度まとめました。
- メリット1:働き方に応じて打刻方法を選べる
- メリット2:ユーザーに合わせて柔軟にカスタマイズできる
- 改善してほしいポイント1:デザイン性・操作性に課題あり
- 改善して欲しいポイント2:顔認証での打刻に対応していない
以上の内容から、Universal勤次郎はこのような企業におすすめです。
- 医療、建設、運送などの複雑な勤務形態をしている企業
- Excelや紙で勤怠管理をしている企業
- IT導入補助金を使用してシステム導入したい企業
- シンプルな操作性により導入ハードルを下げたい企業
Universal勤次郎をはじめとした勤怠管理システムを検討する際に、ぜひお役立てください。