リファラル採用ツールは、リファラル採用のの導入や実施、効果測定をサポートするツール、またはサービスです。
主に下記のような機能・サービスを備えています。
- 求人情報や採用方針の社内周知、求人票の配信
- 採用状況や候補者情報の一元管理
- リクルーター社員の活動状況の可視化
- 導入サポートや採用コンサルティング
- 採用データの集計と分析
以下、リファラル採用ツールについて、それぞれの特徴や機能、料金プランを紹介します。サービスの選定に際して、導入メリットや基本機能、選び方などの詳細を確認したい方は、選定ガイドをご参照ください。
本記事では、リファラル採用ツールについて、その役割や導入メリット、選び方を紹介しています。
リファラル採用ツールとは
リファラル採用ツールとは、リファラル採用の導入や実施、効果測定をサポートするツール、またはサービスです。採用の活動状況や候補者情報、コミュニケーションをツール上に集約し、業務を効率的に進めることができます。
リファラル採用とは
リファラル採用とは、社員に友人や元同僚などを紹介・推薦してもらい、選考に繋げる採用手法のことです。企業文化をよく理解している現場社員が候補者を推薦するという性質から、リファラル採用を取り入れることで以下のようなメリットを期待できます。
- 採用決定率の向上
- 潜在候補者へのアプローチ
- 従業員エンゲージメント向上
- 採用コストの削減
リファラル採用は、転職活動をしていない潜在層も含めて候補者に声掛けができ、他の採用手法よりもマッチング確度が高い候補者を選考に繋げられるため、求める人材に効率的にアプローチでき採用決定率も高いです。
加えて、エージェントや求人広告に頼らず、応募から採用決定まで自社完結するため、採用コストを抑えることもできます。さらに、自社の魅力を知人に語ることで紹介者のエンゲージメントが向上し、候補者とのミスマッチ低減による定着率向上も見込めます。
ツールの活用で解消できるリファラル採用課題
採用戦略にリファラル採用を組み込むことは、優秀人材の獲得やコスト削減などの多大な効果を見込める一方で、以下のように導入や実施にあたっての課題もあります。
- 自発的に紹介を行なってくれる社員が少ない
- リクルーターとなる社員に業務負担がかかる
- リクルーター社員の活動状況が把握できない
- 求める人材を社内で共有できていない
- 候補者情報や選考データが散在していて課題分析が難しい
特にリファラル採用をはじめて導入する場合は、社内リソースの確保や体制構築に時間がかかり、また指標となる過去実績やノウハウが不足していることもあり、上記のような問題を抱えがちです。
リファラル採用ツールは、こういったリファラル採用において発生しがちな課題を解消できるように設計されています。機能やサービス内容はツールによって異なりますが、課題・ニーズにあったツール選定を行うことで、はじめてでも適切にリファラル採用を進めることが可能です。
リファラル採用ツールの導入メリット
リファラル採用ツールの導入によって企業が得られるメリットは以下の3点。
- リファラル採用をスムーズに導入できる
- 採用状況や候補者情報を一元管理できる
- 採用活動のアドバイスや業務サポートを受けられる
1. リファラル採用をスムーズに開始できる
自社でリファラル採用を実施する場合、以下のように社員にかかる負担が大きく、本来の業務とは別にリソースを割いて、積極的に紹介を行なってくれる社員は少ないものです。
- 自社の採用方針や求める人材の把握
- 候補者への声掛けや求人情報の提供
- 候補者情報をまとめて人事担当者へ共有
リファラル採用ツールは、「人事担当者⇔社員⇔候補者」のコミュニケーションや情報共有をすばやく円滑に行えるように設計されています。
求人票や採用状況、その他リファラル採用に必要となる情報を社員に一括告知し、社員はSNSやメールを通じて求人票を知人にシェアすることが可能です。
リクルーターとなる社員への負担を抑えて紹介依頼が行えるため、社員紹介が浸透しなければ採用戦略に組み込むことが難しいリファラル採用を、スムーズに実施開始することができます。
2. 採用状況や候補者情報を一元管理できる
リファラル採用ツールでは、以下のようなリファラル採用に関連する情報やデータファイルをツール上に集約し、一元的な情報管理が可能です。
- 社員の活動状況(紹介数、応募獲得率、アクセスログなど)
- 候補者情報(プロフィール、コミュニケーション履歴、面接スケジュールなど)
- 採用状況(応募数、スカウト送信数、採用決定率など)
ダッシュボード上で採用状況やリクルーターの活動状況が可視化されることで、選考プロセスや管理の効率化、人事担当者の負担軽減を図ることができます。
また、リファラル採用を継続することで採用データが蓄積していきます。施策の効果測定やボトルネックの把握、定量的なデータに基づく改善策の立案など、幅広い活用法が考えられるでしょう。
3. 採用活動のアドバイスや業務サポートを受けられる
リファラル採用サービスは、ツールの提供だけでなく、導入サポートや採用活動のコンサルティングも行なっていることがほとんどです。
サービスの支援実績や採用ノウハウが豊富なアドバイザーに、採用計画や体制構築から、スカウト文の添削、データ分析、イベント・広報施策の展開まで、組織の採用課題や状況に合わせて支援やアドバイスを行なってもらえます。
まだ採用力が弱い企業でも、リファラル採用における成果を高めていくことができ、また自社の採用ノウハウも少しずつ蓄積していくでしょう。
リファラル採用ツールの選び方・比較ポイント
リファラル採用ツールを比較・選定する際のポイントは下記3点です。
- 機能・サービス
- サポート体制
- 導入実績
1. 機能・サービス
まず総合的な傾向として、どのツールもリファラル採用の一連業務を効率化できるようには設計されています。加えて、リファラル採用の活動推進や成果には、自社の採用体制や優先課題に対して強みを持つツール・サービスの選定が肝要です。
たとえば、求人媒体など他の経路も含めて応募管理を行うのであれば、外部サービスや採用管理し打てむとの連携ができるツールが適しているでしょう。中長期的に候補者をウォッチしたいのであれば、タレントプール管理機能やコミュニケーション機能の充実したツールが有効です。
2. サポート体制
リファラル採用サービスには、採用・組織づくりの経験やリファラル採用のノウハウを持ったアドバイザーが在籍しています。自社が蓄積してきた実績データや採用ノウハウに、さまざまな採用現場を見てきたプロの経験や提案を取り入れることができるため、積極的にサポートを活用したいところです。
ただし、求人票やスカウト文面の添削といった業務サポート、社員の活動参加のモチベーションを高める仕組み作り、データ分析や改善提案など、サポートやコンサルティングの内容は一律ではありません。
どのような支援をどの範囲まで依頼できるのか、専任のアドバイザーを指名できるのか、オプション料金がかかるのかなど、各サービスのサポート体制を事前に確認しておきましょう。
3. 導入実績
どういった機能やサポートが必要になるのか明確化するのが難しい場合は、ツール・サービスの導入実績を参考にするのも一手です。
各サービスの公式サイトでは、さまざまな業界や職種、企業規模などのデータとともに、インタビュー記事を通して、リファラル採用を実施した背景や導入前の採用課題、得られた結果や特に役立ったツールの機能などが詳細に記されています。
また、導入事例を見ることで、リファラル採用の進め方やツールの活用方法をイメージしやすくなるでしょう。自社に近い業界やシチュエーションの事例があれば、導入計画の参考にすることができます。