サイト内検索ツールは、Webサイトに訪問したユーザーが、キーワード検索によって目的のページやコンテンツ、商品などをサイト内から見つけ出すツールです。Webサイトに実装しておくことで、ユーザーは自身が求める情報に最短でたどり着くことができます。
また、検索キーワードや検索回数などの検索履歴を取得することができ、ユーザーニーズの把握やサイト内回遊の導線整理に役立てることも可能です。
以下、サイト内検索ツールについて、それぞれの特徴や機能、導入費用を紹介します。製品の選定に際して、導入メリットや選び方などの詳細を確認したい方は、選定ガイドをご参照ください。
サイト内検索ツールとは
サイト内検索ツールとは、Webサイト内から目的の情報(商品やコンテンツ)を検索するシステムです。Webサイトにサイト内検索を実装しておくことで、ユーザーは自身が求める情報に最短でたどり着くことができます。
また、検索キーワードや検索回数などのデータを取得することができ、検索履歴を分析することでユーザーニーズを探り、ユーザビリティに優れたWebサイトを構築していくことが可能です。
たとえば、検索頻度の高いキーワードから、ユーザーがサイト内で求めている情報を把握することができます。また、検索しなければ見つけることができない情報が存在するとも捉えられ、サイト改善のヒントを得られます。
サイト内検索ツールの導入形態
サイト内検索ツールの導入形態は大きく分けて以下の3つです。
- Googleカスタム検索機能
- サイト内検索専用ツール
- WordPressの標準機能・プラグイン
なお、本記事では「サイト内検索専用ツール」を中心に解説を進めていきます。
1. Googleカスタム機能
Googleカスタム検索機能とは、Webサイトにサイト内検索機能を設置できるGoogleの無料サービスです。検索ボックスや検索結果表示のデザインの編集、サイト内の検索範囲を設定することもできます。
ただし、利用するにあたって以下のような制約があります。
- 検索結果に広告が表示される
- 検索ボックスには常にGoogleのロゴが表示される
- インデックスされていないページは検索にヒットしない
検索結果に広告が表示される仕様は、ユーザーに悪い印象を与えたり、競合の広告が表示され、ユーザーがそちらに遷移したりする恐れがある点に注意しましょう。
2. サイト内検索専用ツール
ベンダーが提供する独自のサイト内検索のシステムを、タグの埋め込みなどを利用して実装する方式です。
サジェスト機能や絞り込み機能のほか、Webサイトの特性や商品に合わせて検索の仕様やデザインをカスタマイズできます。また、複雑な操作も必要なく、検索精度のチューニングなどの運用サポートまで提供してくれるベンダーもあります。
3. WordPressの標準機能・プラグイン
自社サイトの構築にWordPressを利用しているのであれば、標準搭載のテンプレート、またはプラグインでサイト内検索機能を実装することができます。ただし、他のプラグインとの干渉やサポート期限を常に考慮した運用が必要です。
サイト内検索ツールの導入メリット
サイト内検索ツールを導入することで得られるメリットは以下の2点です。
- ユーザーが情報を素早く見つけることができる
- ユーザーのニーズを把握しやすくなる
1. ユーザーが情報を素早く見つけることができる
サイト内検索ツールは、ユーザーが求めている情報(コンテンツ・商品)にいち早くたどり着けるようにサポートするツールです。
情報を探すのに時間がかかったり、サイト内で目的の情報を入手できなかった場合、ユーザーは競合サイトへ移動してしまいます。サイト内検索ツールを導入することで、スピーディかつ適切な情報提供を行うことができ、ユーザー体験を向上させることで、離脱の防止や商品購入の促進を図れるでしょう。
2. ユーザーニーズを把握しやすくなる
サイト内検索ツールでは、ユーザーの検索履歴を取得可能です。検索キーワードはユーザーニーズを把握するための重要なデータとなります。そこからサイトに足りない情報や、現在のサイト設計からは検索を利用しなければたどり着きにくい情報を導き出すことができます。
サイト内検索ツールの選び方・比較ポイント
サイト内検索ツールの比較・選定する際のポイントは下記3点です。
- 検索結果の表示速度と検索精度
- 検索支援の機能
- 管理画面の操作性と見やすさ
1. 検索結果の表示速度と検索精度
検索結果の表示速度と検索の精度は、サイト内検索の使いやすさを左右する重要な要素です。
検索結果があまりに遅い、また検索キーワードと全く関連性のない商品やコンテンツが表示されるといった、ユーザーがストレスを感じるサイトはすぐに離脱されてしまいます。
表示速度と検索精度の妥当性は、各サービスサイトの導入事例で紹介されているサイトにアクセスし、実際にサイト内検索を利用して検索結果が適正に表示されるか確認してみるとよいでしょう。なお、検証の際は、規模や取扱商品・コンテンツが自社と類似しているサイトで検索を行うことをおすすめします。
2. 検索支援の機能
サイト内検索ツールには、ユーザーが求める情報やコンテンツにスムーズにアクセスできるように、検索支援の機能を組み込める仕様になっていることがあります。たとえば下記のような機能です。
- サジェスト機能:キーワード検索を行った際、一緒に検索される関連性の高いキーワード候補を表示する。
- ドリルダウン機能(絞り込み機能):検索結果ページからさらに小分類、価格、色などのカテゴリに絞り込んで検索できる機能。検索結果が0になることがない。
- ゆらぎ検索機能:「ひらがな」「カタカナ」「漢字」などの表記違いに対応した検索結果の表示が可能。
- もしかして機能:入力されたキーワードの表記ゆれに対応するよう、あらかじめ登録されたキーワードを「もしかして:○○」として表示する機能。
ユーザビリティの高いサイトであるためには、取り扱い商品やコンテンツ数、サイトの特性に合わせて、ユーザーの意図を汲み取った検索支援を行うことが求められます。
標準搭載されているものもあれば、オプションで展開されているものもあるため、自社サイトに必要な検索支援を見極め、それらをカスタマイズできるサイト内検索ツールを比較検討しましょう。
3. 管理画面の操作性と見やすさ
サイト内検索ツールには、ユーザーニーズを分析するための機能など、管理者がデータを活かすための機能も豊富に搭載されています。
しかし、解析機能が操作しにくい、検索ログのグラフが見づらい等の問題があると、サイトに必要な情報をくみ取るのに時間がかかり、サイトに反映するまでに無駄な時間が発生してしまいます。
デモ版や試用期間などを利用して、管理画面の見やすさに加え、操作性などを一通り検証しておきましょう。


