アプリ解析ツールは、自社が提供するアプリの利用状況やユーザー情報に関するさまざまなデータを取得・分析・追跡するツールです。以下のようなデータを取得し、マーケティング戦略の立案や効果検証に役立てることができます。
- アプリの利用状況(起動回数・アクティブユーザー数・課金状況など)
- アプリ内のユーザー行動(滞在時間・直帰率・閲覧数・SNSシェアなど)
- アプリストアの検索キーワード(ランク入り数、ダウンロード率、競合順位など)
- モバイル・SNS広告のキーワード(検索ボリューム、関連キーワード、競合入札状況など)
以下、アプリ解析ツールについて、それぞれの特徴や料金プランを紹介します。ツール選定に際して、導入目的や選び方などの詳細を確認したい方は、選定ガイドをご参照ください。
本記事では、アプリ解析ツールについて、その役割やツールの選び方を解説しています。
アプリ解析ツールとは
アプリ解析とは、アプリ内の課題の発掘や改善、およびアプリストアやモバイル広告の運用最適化などを目的として、アプリユーザーの属性や行動を分析することです。
どういった属性(性別・年齢・興味関心)のユーザーが、どのような経路(アプリストア・SNSシェア・モバイル広告)でアプリをダウンロードし、いつ・どの画面を開いているのかなどをモニタリングすることで、以下のような施策を実施することができます。
- 自社アプリのターゲット属性やユーザーニーズの把握
- アプリやダウンロードページのUI/UX改善
- アプリストア内の検索上位表示(ASO対策)
- モバイル広告・SNS広告の運用最適化
- キャンペーンやプロモーションの効果検証
こういった施策実施の根拠・仮説となるデータを計測・モニタリングするには、「アプリ解析ツール」が必要になります。データに基づく「課題発見⇒対策⇒効果検証⇒改善」を繰り返し、顧客体験と収益性の向上を両立していくためには不可欠のツールです。
アプリ解析ツールの導入目的
アプリ解析ツールを導入・活用する目的は、大きく以下5つに分けられます。
- アプリの利用状況の把握
- ユーザーの行動分析
- アプリストアでの検索上位表示(ASO対策)
- モバイル広告の最適化・戦略強化
- 市場調査や競合分析
取得・追跡できるデータがツールによって異なるため、目的に応じた適切なツール選定や機能の使い分けが重要です。
1. アプリの利用状況の分析
リリースしたアプリの利用状況(利用頻度やアクティブユーザー数)は、以下のようなアプリの起動データから把握できます。
- ユーザーID
- 起動時刻と離脱時刻
- 起動元(スマホのホームアイコン、Webページなど)
どの指標を見るべきかは、解析目的やアプリの特性によって異なりますが、たとえばバージョンアップ前後での起動回数やアクティブユーザー数の変化を見て、アップデートの反響をすぐに確認するといったことが可能です。
ダウンロード後に起動が行なわれていない、あるいは想定よりも起動回数が少ないといった場合には、プッシュ通知やメール配信などによる起動喚起の施策を検討しましょう。
また、アプリの起動元(アクセス経路)が複数存在する場合は、起動元別に利用状況を分析し、どの起動元でどういった対策を打つべきかがわかります。
2. 自社アプリユーザーの行動分析
アプリ内のユーザー行動分析では、アプリ起動後の操作データからどのようにアプリが利用されているかを把握します。たとえば下記のようなデータからユーザーニーズやUI/UXの改善のヒントを得ることが可能です。
- アプリ内でよくタップされているボタン
- アプリ内の各ページのアクセス数、滞在時間、直帰率
- アプリ内でSNSシェアされやすいコンテンツ
- プッシュ通知の反応率
どの指標をウォッチすべきかは現状課題や施策内容によりますが、アプリ解析ツールで取得できるのはあくまでユーザーの操作履歴であり、なぜその行動を起こしたかの理由までは把握できないことに注意しましょう。
アプリ内のさまざまなユーザー行動が数値で可視化されるため、仮説検証と改善を繰り返してアプリのパフォーマンスを高めていくことが重要です。