福利厚生サービスおすすめ9選比較|利用者の声から特長・プランを紹介

福利厚生サービス(福利厚生代行)は、福利厚生の管理・運用を委託できるアウトソーシングサービスです。従業員は、代行サービス会社が提供する福利厚生メニューを利用できます。

近年、多様化する働き方やライフスタイルによって、福利厚生に対する従業員のニーズも変化していますが、代行サービス会社から提供される福利厚生メニューもまたバリエーションに富んでいます。

「おすすめの福利厚生サービスを知りたい」「従業員に充実した福利厚生を提供したいが、管理する手間も気になる」本記事を読んでいただいている方は、このような悩みをお持ちではないでしょうか。

本記事では、おすすめの福利厚生サービスを9社厳選してご紹介するとともに、それぞれのメニューやサポート体制、利用料金などを分かりやすくまとめています。また実際に利用した方の口コミ評価も掲載しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。

また、福利厚生サービスを導入するメリットや、自社にマッチしたサービスを選ぶポイントについても解説しています。

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福利厚生サービスとは

福利厚生サービスとは、福利厚生の管理・運用を外部に委託できるアウトソーシングサービスです。家賃補助や食事補助をはじめ、宿泊やレジャー施設の優待、e-ラーニングなど幅広いカテゴリの福利厚生を一括で取り入れることができます。

福利厚生サービスが導入されるようになった背景

従来は、福利厚生は全て自社が単独で手配・提供するものでした。しかし、各地に保養施設を建てたり社員食堂を整備したりするには、コストもかかり、利用のための事務手続きにも手間がかかります。

また時代の流れとともに、従業員の働き方やニーズも多様化し、自社だけでさまざまな福利厚生を提供するのは難しい状況となりました。実際にバブル崩壊後は、コストのかかる福利厚生を提供し続けられる企業も少なくなり、福利厚生費用は減少傾向となっていました。

そのような背景から、福利厚生を提供する外部企業が誕生し、福利厚生を外部企業に委託する方法が活発に取り入れられるようになりました。

実際に、2020年7月に独立行政法人労働政策研究・研修機構が行った「企業における福利厚生施策の実態に関する調査」によると、アンケートに回答した2,809社のうち、福利厚生をアウトソーシングしている企業は全体の15.5%を占めています。

特に、従業員規模が1,000人以上の企業では、40.7%とアウトソーシング導入の割合が高くなっています。

出典:「企業における福利厚生施策の実態に関する調査独立行政法人労働政策研究・研修機構 よりミナオシ編集部作成

現在は、総合的な福利厚生サービスはもちろん、従業員のニーズに合わせてメニューを選べるプランや、特定の分野に特化した福利厚生サービスも登場しています。

福利厚生サービスの対象は「法定外福利厚生」

福利厚生は大きく「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」に分けられ、「法定福利厚生」は設置することを法律で義務付けられています。福利厚生サービスでアウトソーシングできるのは企業が独自で取り入れる「法定外福利厚生」です。

法定福利厚生
  • 雇用保険
  • 健康保険
  • 労災保険
  • 介護保険
  • 厚生年金保険
  • 子ども・子育て拠出金
法定外福利厚生
  • 通勤・住宅(通勤手当など)
  • 健康医療(定期健康診断など)
  • 体育・レクリエーション(保養所の利用など)
  • 慶弔災害(結婚祝いや、負傷への手当など)
  • 育児介護(妊活支援など)
  • 財産形成(財形貯蓄制度など)
  • 職場環境(カフェコーナーの整備など)
  • 業務(資格取得費用負担など)
  • 自己啓発(外部イベントへの参加費用負担など)
  • 休暇(法定有給休暇以外の休暇制度など)

福利厚生サービスを導入する3つのメリット

福利厚生をアウトソーシングするメリットは以下の3点です。

  1. 従業員の幅広いニーズに対応できる
  2. 運用担当者の負担軽減と福利厚生コストの削減
  3. 企業のイメージアップ

1. 従業員の幅広いニーズに対応できる

現代では、働き方やライフスタイルの多様化が進み、従来のような企業が独自に決めた福利厚生だけでは、各従業員のニーズに答えることが困難になりました。

福利厚生サービスには、準備されているカテゴリが豊富(旅行やエンターテイメント等)なため、ライフスタイルの多様化や個人の嗜好に対応することができます。

たとえば、インドア派の従業員にとって旅行や宿泊、スポーツ等の福利厚生はメリットを感じにくいですが、スキルアップや自己啓発のメニューはインドア派にも利用価値を感じてもらえるでしょう。

従業員は自分のタイミングで好みの福利厚生を利用できるため、自社への満足度とモチベーションの向上が期待できます。

2. 運用担当者の負担軽減と福利厚生コストの削減

福利厚生を自社で用意する場合、提携先を探すところからはじめ、各提携先との内容のすり合わせや契約手続き、利用状況の管理などを行わなければなりません。加えて、価値観が異なる従業員の意見を取り入れ、自社だけで福利厚生を整備するのは手間がかかります。

福利厚生をアウトソーシングすることで、上記のような負担が軽減されます。また、利用しているサービスは一元管理ができるため、担当者の業務効率の改善や人件費の削減が可能です。

また、複数のサービスをパッケージで導入していることから、大口割引が利くケースも多く、個別契約と比べて手間もコストも抑えることができます。

3. 企業のイメージアップ

従業員のニーズに合わせた福利厚生を提供できるため、「従業員を大切にしている」というメッセージが投資家や採用候補者、地域などすべてのステークホルダーに伝わりやすくなります。

また、福利厚生によるイメージアップは採用にも有効でしょう。就職先の選定基準として福利厚生の内容を重視する求職者も少なくなく、多様な福利厚生のニーズに対応していることを発信し、興味関心度や採用率を高めることができます。

福利厚生サービスの3つのタイプ

福利厚生サービスは、それぞれの従業員のニーズに応えられるよう多彩なメニューが準備されており、その提供形態には、次の3つのタイプがあります。

  1. パッケージプラン
  2. カフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)
  3. 特定のサービスに特化したタイプ

1.パッケージプラン

パッケージタイプは、あらかじめピックアップされた福利厚生メニューが提供されるプラン(パッケージ)です。企業は自社に合ったパッケージを選び、従業員一人当たりの定額制で利用します。

パッケージプラン

従業員は、会員専用のWebページやアプリから、宿泊施設や自己啓発などのサービスメニューを検索して利用することができます。

あらかじめメニューが固定されたパッケージになっているため、従業員が利用できるメニューの変更はできませんが、比較的低コストで導入することが可能です。従業員がサービスを利用する際にも、一般より安い割引価格で利用できます。

一方で、メニュー内容とニーズが合わない社員は利用しないこともあります。できるだけ幅広いジャンルが含まれるパッケージを選択し、偏りが生じにくいよう配慮することが大切です。また、従業員の利用率を上げる施策も重要です。キャンペーンやポイント付与など、利用率をアップさせる仕組みを提供しているサービスもあります。

パッケージプランをおすすめする企業

充実したメニューが揃い、コストを抑えながら幅広いメニューを提供できるのが、パッケージプランの魅力です。

そのため、

  • コストを抑えて豊富な福利厚生メニューを提供したい
  • 充実した福利厚生制度で、企業イメージをアップしたい
  • 従業員の人数が多く、年齢や雇用形態、家族構成などが幅広い

という企業におすすめです。

2.カフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)

カフェテリアプランは、各従業員に上限付きのポイントが年単位で付与され、そのポイントを消費してサービスを利用するシステムです。

カフェテリアプラン

従業員全員のメニューがあらかじめ固定されているパッケージタイプとは異なり、従業員自身でメニューをカスタマイズできるため、利用率や享受できる恩恵の偏りが発生しにくく、公平性のある福利厚生制度を構築できます。

個々のニーズに対応しやすく、働き方や価値観の多様化に伴って選択する企業が増えているプランです。付与されたポイント内なら、利用時に従業員の費用負担がないことも支持される理由の一つです。

カフェテリアプランで選択できるメニューには、福利厚生サービス会社が提供する宿泊施設や自己啓発などだけでなく、自社の福利厚生制度でこれまで行ってきた住宅補助や通勤補助なども加えることができます。

カフェテリアプランをおすすめする企業

カフェテリアプランでは、企業が自社の課題やニーズに合わせてメニューを設定でき、従業員はその中から使いたいメニューを自由に選べます。このカスタマイズ性の高さが、カフェテリアプランの強みです。

そのため、

  • 既存の福利厚生制度の利用率が下がってきた
  • パッケージプランでは、従業員の支持が得られない
  • 福利厚生制度への自社の方針が変わる

という企業におすすめなプランです。

3.特定のサービスに限定したタイプ

大手の福利厚生サービス提供会社は、パッケージプランとカフェテリアプランの両方を用意し、幅広いメニューから選択できるのが魅力です。一方で、利用できるメニューは全国に拠点のあるものが多く、限定されたニーズに対応した特色あるサービスはそこまで多くありません。

最近増加しているのが、特定のメニューに特化した福利厚生サービスです。例えば、フードデリバリーの割引や、レンタルオフィスの利用クーポンなど在宅ワークをサポートするメニューを豊富に取り入れたタイプや、オフィスに設置した専用ボックスからお弁当やお菓子を購入する「置き型社食」などがあります。

提供するメニューは基本的に一種類で、企業が個別に契約を結び、従業員に利用させることができます。社員の働きやすさを後押ししたり、健康面をサポートするなどの目的で導入されています。 

おすすめの福利厚生サービス3選【中小企業から大企業まで導入実績多数】

まずは、中小企業から大企業まで多数の導入実績を持つおすすめ福利厚生サービスからチェックしてみましょう。

  • 福利厚生倶楽部
  • ライフサポート倶楽部
  • WELBOX

多種多様な福利厚生が個別に求められる昨今、多くの福利厚生サービスが幅広く・ユニークなメニューを取り揃えるようになりました。利用者数が多いほどサービスの充実が期待され、体制構築や健康経営までサポートしてくれることもあります。

ここでご紹介する福利厚生サービスはパッケージプランとカフェテリアプランの両方を用意しており、自社のニーズに合わせて選択することができます。

1.福利厚生倶楽部

出典:福利厚生倶楽部

福利厚生倶楽部は、1993年からサービスを開始し、現在では業界最多の12,600社、会員数735万人という業界シェアNo1規模の福利厚生サービスです。宿泊、育児、レジャー、マネープランや住宅に関する相談サポートまで、多岐にわたるサービスが回数制限無しで利用できます。

企業の人数規模や予算に応じたプランが提供されているため、従業員一人あたりのコストパフォーマンスが非常に高くなります。また契約企業の内訳は、2018年8月時点で従業員数100名未満の割合が77.8%と、中小企業の強い支持を獲得しているサービスです。

項目概要
運営会社株式会社リロクラブ
提供サービス宿泊・旅行、グルメ、自己啓発・スキルアップ、ライフスタイル支援、エンターテイメント・レジャー、資産形成、スポーツ・フィットネス、育児・介護支援
利用可能プランパッケージプラン・カフェテリアプラン
サービス利用方法Webブラウザ、スマホブラウザ、電話、店舗、スマホアプリ
キャンペーン・利用促進・チラシ、会報誌提供
・ポイントプログラム提供
・会員証配布

福利厚生倶楽部を実際に利用した人の口コミ

口コミから分かる福利厚生倶楽部の特長

幅広いメニューが受けられる点を評価する声が多く見られました。また、従業員の家族も利用でき、旅行や宿泊などレジャー的な用途から、カフェやガソリンなど日常的なものまで網羅しているため、使い勝手が良いという評価です。

不満点はそれほど見られませんが、メニューが多くて検索しにくいという指摘が複数ありました。

福利厚生倶楽部の料金プラン

項目金額概要
初期費用30,000円~プランにより初期費用(入会金)は変動します
100名未満1名750円~/月・ゴールドプラン:1人当たり750円/月
・プラチナプラン:1,000円/月
1,000名未満1名650円~/月・ゴールドプラン:1人当たり650円/月
・プラチナプラン:900円/月
1,000名以上1名550円~/月・ゴールドプラン:1人当たり550円/月
・プラチナプラン:800円/月

※金額表記はすべて税別

2.ライフサポート倶楽部

出典:ライフサポート倶楽部

ライフサポート倶楽部は、大手企業・組合を中心に2,000社以上の導入実績があり、業界で唯一入会金不要をうたっている福利厚生サービスです。宿泊施設は5,000以上、生活メニュー2,000以上が利用でき、またリソルグループ直営のホテル、貸別荘、ゴルフ場などの施設も優待価格で提供されています。

基本サービスに任意で追加可能な補助金制度は、業界初の「補助金清算」によって未使用分が返金されます。そのため無駄なコスト負担がなく、なおかつ従業員には優待価格を提供できるというメリットの大きい制度となっています。補助金対象に指定するサービスは予算に応じて自由に設定可能です。

項目概要
運営会社リソルライフサポート株式会社
提供サービス宿泊・旅行、グルメ、自己啓発・スキルアップ、ライフスタイル支援、エンターテイメント・レジャー、資産形成、スポーツ・フィットネス、育児・介護支援
利用可能プランパッケージプラン・カフェテリアプラン
サービス利用方法Webブラウザ、スマホブラウザ、電話、店舗、FAX
キャンペーン・利用促進・チラシ、会報誌提供
・ポイントプログラム提供
・会員証配布

ライフサポート倶楽部を実際に利用した人の口コミ

口コミから分かるライフサポート倶楽部の特長

幅広いメニューが利用できる点について評価が高く、従業員のライフステージに関わらず利用しやすいと満足している口コミが多くあります。スマホでも利用できるため、利用しやすいとの声もありました。また、従業員が101名以上の場合は、1名あたり月額350円で利用できるため、企業側にとっては割安感もあるようです。

しかし、総合力は高い一方で突出した特徴はなく、他のサービスと比較した際に差別化しにくいとの指摘もありました。また、従業員数が少ない企業では、利用料金が割高となるため、人数によらないプラン展開を望む声もあります。

ライフサポート倶楽部の料金プラン

項目金額概要
初期費用0円
スマートプラン55万円~/5年5年更新で、内訳は入会金45万円~、年会費2万円×5年
統合型福利厚生ライフサポート倶楽部1名350円~/月1年更新のプラン
1,000名以上1名500円~/月1年更新のプラン

※金額表記はすべて税別

3.WELBOX

出典:WELBOX

WELBOXは、人間ドックや保育所、フィットネス、グルメなど、多数の施設やサービスと提携しているため、利用者の年代を選びません。20代~60代まで、幅広く対応しています。

宿泊施設については、41,000以上の施設と提携しているほか、高品質な独自施設も用意。すべての施設やサービスは、専用のWebページから検索することで、いつでも自由に利用できます。

また、便利で使用しやすいスマートフォン向けアプリを提供しています。ホーム画面からすぐに宿泊地の検索や会員証の提示、クーポン表示などが可能なため、操作に迷うことがありません。お得な情報のプッシュ通知にも対応しています。また、冊子やWeb、メールマガジンなど、多様な媒体での告知も行っているため、従業員だけでなく家族にもサービス内容をしっかりと届けられます。

項目概要
運営会社株式会社イーウェル
提供サービス宿泊・旅行、グルメ、自己啓発・スキルアップ、ライフスタイル支援、エンターテイメント・レジャー、資産形成、スポーツ・フィットネス、育児・介護支援
利用可能プランパッケージプラン・カフェテリアプラン
サービス利用方法Webブラウザ、スマホブラウザ、電話、店舗、FAX、スマホアプリ
キャンペーン・利用促進・チラシ、会報誌提供
・ポイントプログラム提供

WELBOXを実際に利用した人の口コミ

口コミから分かるWELBOXの特長

総合力の高いサービスだけに、幅広いメニューが用意されている点に満足している声が多いようです。全国どこでも提携サービスがあるため、転勤の多い企業や拠点が全国にある企業などでは従業員から喜ばれているようです。

一方で、割引が設定されているとはいえ、元の料金設定が高めのメニューが多いと感じている方もいるようで、低価格帯のサービスも選べたらなお良いという口コミがありました。また、Webでの検索画面が使いにくいという声も一部ながらあるようです。

WELBOXの料金プラン

項目金額概要
初期費用・利用料金要問合せ入会金、利用料金など料金に関する情報は公開されておらず、詳細は問い合わせが必要。

その他の福利厚生サービスおすすめ6選

ここからは、特定の分野に特化した福利厚生サービスを紹介します。

  • Wantedly Perk
  • チケットレストラン
  • バリューカフェテリア
  • オフィスグリコ
  • セブン自販機
  • オフィスおかん

自社の福利厚生制度や導入している福利厚生サービスでは対応しづらい分野がある場合、このような特化型の福利厚生サービスが役立ちます。

4. Wantedly Perk

出典:Wantedly Perk

Wantedly Perkは、ビジネススキルアップやプライベートを充実させるメニューなど、サービスの数よりも「挑戦を可能にする学習や装備」をテーマに100以上のサービスを取り揃えている福利厚生サービスです。

Wantedly Perkのサービス利用にあたっては、管理画面から会社専用ページのリンクを取得し、従業員に共有するだけで完了します。また当サービスは会社アカウントの管理や採用に携わらない一般の従業員も利用でき、LGBT(性的少数者)や事実婚を含む従業員の家族まで対象となります。福利厚生提供有無の管理は、こちらも管理画面から簡単に設定できます。

項目概要
運営会社ウォンテッドリー株式会社
提供サービス宿泊・旅行、グルメ、自己啓発・スキルアップ、ライフスタイル支援、エンターテイメント・レジャー、スポーツ・フィットネス、育児
利用可能プランカフェテリアプラン
サービス利用方法Webブラウザ
キャンペーン・利用促進社内アナウンス用テキスト提供

Wantedly Perkを実際に利用した人の口コミ

口コミから分かるWantedly Perkの特長

企業の採用活動をサポートするWantedlyを契約している企業なら無料で使用できるため、副次的に利用しているという声が多くありました。幅広いメニューを揃えつつ、特にコロナ禍での在宅ワークに対応したフードデリバリーなど、個人でも利用しやすいメニューが充実している点が評価されているようです。

しかし、他の福利厚生サービスと比べると選択肢が少なめな点や、利用サイトが検索しにくいとの指摘がいくつかありました。

Wantedly Perkの料金プラン

項目金額概要
初期費用無料無料
月額費用無料Wantedly有料プラン(4.5万円~/月額)利用中の企業は無料で利用可能

5. チケットレストラン

出典:チケットレストラン

チケットレストランを利用することで、全国66,000店以上の飲食店やコンビニで、毎日食事補助を受けることができます。食事に関する福利厚生サービスとして日本一の導入数を持っており、導入企業は2,000社以上。全国で15万人が活用しているサービスです。利用率99%、継続率98%、社員満足度90%と、利用者から高い評価を得ています。

サービスの導入後は、検索、利用、支払いの3ステップで利用できます。スマートフォンから専用アプリで店舗を検索。住所や駅名、ジャンル検索機能が実装されているため、スムーズに検索できます。店舗で食事する際は、チケットレストランを利用する旨を伝える必要はありません。支払い時にIDでの支払いを伝えるだけで利用できます。全国200ヶ所に拠点を持っているため、利用場所に困ることもありません。

項目概要
運営会社株式会社エデンレッドジャパン
提供サービスグルメ
サービス利用方法スマホブラウザ、スマホアプリ

チケットレストランを実際に利用した人の口コミ

口コミから分かるチケットレストランの特長

全国66,000店以上の飲食店を網羅しているだけでなく、コンビニでも利用可能なため、選択肢の幅が広いことが支持されています。従業員にとって最も身近な「食」をサポートしていることが満足度につながっているといえます。

しかし、会社の近くに大手チェーンの飲食店が少ない企業では導入しづらく、お弁当などで食事を済ませる従業員がいると不公平感が生じることが、気になる点として指摘されています。対象店舗を拡大したり、従業員によって利用料金を選べるなどの対応が望まれています。

チケットレストランの料金プラン

項目金額概要
初期費用・利用料金要問合せ

6. バリューカフェテリア

出典:バリューHR

バリューカフェテリアは、リフレッシュサービスとして、全国800以上の宿泊施設や、旅行会社での国内ツアーをインターネットから簡単に予約できます。また、専門スタッフによる旅行相談の対応も実施しています。そのほか、24時間インターネット予約が可能な健康診断予約や、会員価格での人間ドックなど、健康面のサービスも充実しています。

利用者は、自身に与えられたポイントを使用してさまざまなメニューを選択できます。管理者は利用者に対してポイントを付与できるため、コスト管理が簡単になり、双方の満足度を高められます。また、利用者が会員サイトから自身でポイントを購入することも可能です。

項目概要
運営会社株式会社バリューHR
提供サービス宿泊・旅行、エンターテイメント・レジャー、スポーツ・フィットネス
利用可能プランカフェテリアプラン
サービス利用方法Webブラウザ
キャンペーン・利用促進ポイントプログラム提供

バリューカフェテリアを実際に利用した人の口コミ

口コミから分かるバリューカフェテリアの特長

サービス名から分かる通り、カフェテリアプランでサービス提供を行なっており、ポイントで自由にメニューが選べる点が支持されています。特に、健康診断や人間ドッグなどの健康管理に関するメニューが充実していることへの口コミが多く見られました。

ただし、利用できるお店やサービスが首都圏に集中しており、エリアによっては選べるメニューの幅が狭くなることが改善してほしい点として挙げられていました。

バリューカフェテリアの料金プラン

項目金額概要
初期費用・利用料金要問合せ

7. オフィスグリコ

出典:オフィスグリコ

オフィスグリコは、導入する際の人数規模は、20人といった少人数から、100人以上の規模にも柔軟に対応可能なオフィスコンビニサービスです。引き出し型のケースにチョコレートやビスケット、スナックなどを入れてオフィスに提供する置き菓子サービスで、オフィスで働く社員のリフレッシュを願ったカエル型の貯金箱に料金を入れて購入します。

お菓子の設置はもちろん、アイスや飲料などを設置する場合、冷蔵庫の貸与がありますが、必要なのは電気代のみで他の費用は発生しません。申し込みから2週間ほどで設置可能です。週1回程度、担当スタッフによる商品の補充と集金を行い、必要に応じてメンテナンスも実施します。

項目概要
運営会社江崎グリコ株式会社
提供サービスグルメ:冷凍食品・アイスクリーム、お菓子、ドリンク
サービス利用方法自動販売機、小型什器型

オフィスグリコを実際に利用した人の口コミ

口コミから分かるオフィスグリコの特長

オフィスにいながら、コンビニよりも手軽にお菓子が買えるサービスとして、人気を集めているようです。お菓子がスタッフのコミュニケーションのきっかけになったり、リフレッシュに役立ったりしている点も支持されています。

それほど大きな不満点は見当たりませんが、お菓子の種類を増やして欲しい、人気のお菓子を補充して欲しい、お釣りがない時の対応があればいいなどの内容が口コミとして挙がっています。

オフィスグリコの料金プラン

項目金額概要
初期費用・利用料金0円初期費用・月額費用は無料です。冷蔵庫の貸与がある場合、電気代は企業の負担となります。

8. セブン自販機

出典:セブン自販機

セブン自販機は、約0.5坪の設置スペースで、通常と店舗同様の品質・鮮度が管理されたおにぎりやパンなどの最大92アイテムが届けられるオフィスコンビニサービスです。

日々の販売状況の分析を行い、売れ筋商品や立地特性に応じた品揃えが可能です。設置条件としては、500人以上が存在している場所、100V15Aのコンセント、同一フロアに給湯室もしくは手洗い場があることが挙げられますが、近隣状況・就業状況によって変わります。

項目概要
運営会社株式会社セブン-イレブン・ジャパン
提供サービスグルメ:お弁当、サラダ、冷凍食品・アイスクリーム、お惣菜、お菓子、ドリンク、カップ麺、おにぎり
サービス利用方法自動販売機型

セブン自販機を実際に利用した人の口コミ

口コミから分かるセブン自販機の特長

お昼休みに混雑したエレベーターやレジに並ばなくても、すぐに購入できる点が喜ばれているようです。特に、オフィスが高層階にある会社や、大型ショッピングセンターなど従業員が多い企業に勤めている方はメリットを感じやすいとの口コミが多く見られました。

不満点はそれほどないものの、商品のバリエーションが欲しい、もっと台数を多く設置して欲しいなど、サービス充実に関する要望があるようです。

セブン自販機の料金プラン

項目金額概要
初期費用0円設置に費用はかからない
月額費用問い合わせ電気代など、自販機の稼働に必要な料金が発生します。詳細はお問い合わせください。

9. オフィスおかん

出典:オフィスおかん

オフィスおかんは、オフィスに冷蔵庫を設置し、管理栄養士が監修した健康的なお惣菜を1品100円で購入できるオフィスコンビニサービスです。

昼食時だけでなく、24時間いつでも購入できるため、朝食を社内で食べたり、持ち帰って夕食にしたりと、さまざまなシーンで利用可能です。サービスは全国で展開されているため、利用する場所を選びません。導入数は3,000拠点を超えており、3名規模から1,000名超えの大企業まで、幅広く利用されています。

項目概要
運営会社株式会社OKAN
提供サービスグルメ:お惣菜
サービス利用方法自動販売機型、小型什器型

オフィスおかんを実際に利用した人の口コミ

口コミから分かるオフィスおかんの特長

栄養管理を考えた食事を手軽に購入できることや、1食100円という低価格が喜ばれているようです。社員食堂がなくデスクで食事を取る従業員が多い企業や、女性が多い会社でも支持されています。キャッシュレスで購入できる点も、評価されているようです。

サービスの満足度は高いものの、人気のお惣菜がすぐに売り切れてしまったり、1食の量が少なめで複数点購入すると結果的に費用がかかるなどが気になる点として挙げられています。

オフィスおかんの料金プラン

項目金額概要
初期費用・利用料金要問合せ

福利厚生サービスの導入時に押さえておきたい3つのポイント

以下のポイントを押さえて、企業・従業員ともに最適なサービスを探し出しましょう。

  1. 導入目的に合ったメニューや支援サービスが揃っているか
  2. 従業員のニーズを反映できるか
  3. 会員用サイトは使いやすいか

1. 導入目的に合ったメニューや支援サービスが揃っているか

福利厚生サービスは提供会社によってサービス内容が異なります。どのような福利厚生を取り入れるのかを判断するために、あらかじめ福利厚生を利用する目的を明確にしておきましょう。

たとえば、コロナ禍によって旅行やサークル活動等の利用率に偏りが出はじめていると判明した場合は、外出を必要とせずとも誰もが利用しやすい福利厚生を整える必要があります。

サービスページにある導入事例や顧客の声には、各企業の課題や導入のきっかけが記載されているため、利用目的を明確にするうえで参考にすると良いでしょう。

2. 従業員のニーズを反映できるか

福利厚生は、せっかく取り入れても従業員が求めているものでなければ利用されません。従業員によって利用率や感じられるメリットに偏りが生じると不満に繋がる恐れもあります。

従業員が「どのような福利厚生を求めているのか」「どういった利用形態がいいか」などをアンケート等でリサーチをし、企業側が意図する福利厚生の導入目的と従業員の要望に折り合いをつけましょう。

特に従業員の年齢に幅があると、それぞれのライフスタイルや価値観が大きく異なるため、そのような会社は入念にリサーチを行う必要があります。

3. 会員用サイトは使いやすいか

カテゴリやメニューの充実度も重要ですが、意思決定の前に注意して見ておきたいのが、会員用サイトの使いやすさです。

魅力的な福利厚生メニューも、申し込みに手間がかかったり、手順がわからなければ利用されなくなってしまう恐れがあります。せっかく導入した福利厚生サービスも十分な効果を発揮しません。

福利厚生を検索しやすいか、ログインはスムーズにできるかなど、サイトやアプリが利用しやすいかを利用する前に確認しましょう。その際、担当者だけではなく、他の従業員にも操作性を確認してもらうことをおすすめします。

まとめ|目的を明確にし、自社に合ったサービスの導入を

福利厚生サービスを導入すると、管理・運用の負担を軽減しながら、従業員の幅広いニーズに応えることができます。従業員の満足度に貢献する制度を備えていれば、企業のイメージアップにもつながります。

導入する際には、それぞれのサービスの特徴を踏まえ、自社のニーズに合うものを選びましょう。

おすすめの福利厚生サービス
  • 福利厚生倶楽部
  • ライフサポート倶楽部
  • WELBOX
その他の福利厚生サービスおすすめ
  • Wantedly Perk
  • チケットレストラン
  • バリューカフェテリア
  • オフィスグリコ
  • セブン自販機
  • オフィスおかん

また、福利厚生サービスには、

  • パッケージプラン
  • カフェテリアプラン
  • 特定のサービスに限定したタイプ

の3つのタイプがあります。従来は、豊富なメニューを割引価格で利用できるパッケージプランが主流でしたが、近年は、企業から付与されたポイントで利用できる「カフェテリアプラン」の導入も進んでいます。

従業員の顔ぶれやニーズに合わせ、より満足度の高くなるサービスを導入しましょう。

福利厚生サービスに関するよくある疑問・質問

福利厚生サービスとは、どのようなサービスですか?

福利厚生サービスとは、福利厚生の管理・運用を外部に委託できるアウトソーシングサービスです。

 

複数ある福利厚生を一括で導入でき、個別で契約する必要はありません。宿泊や旅行をはじめ、エンターテイメントやレジャーなど、幅広いカテゴリの中から従業員が個人の嗜好に合わせて福利厚生を選択できるため、従業員満足度の向上が期待できます。

 

詳しくは、「福利厚生サービスとは」をご覧ください。

福利厚生サービスのメリットは何ですか?

福利厚生サービスを利用するメリットは、次の3つです。

  1. 従業員の幅広いニーズに対応できる
  2. 運用担当者の負担軽減と福利厚生コストの削減
  3. 企業のイメージアップ

自社のみで福利厚生制度を運用する場合と比較し、幅広いサービスを取り揃えることができるため、授業員のニーズに細やかに対応することができます。

 

また、宿泊施設や自己啓発メニューを自社で保有しないため、コストがかからず、運用の手間もかかりません。

 

詳しくは、「福利厚生サービスを導入する3つのメリット」をご覧ください。

おすすめの福利厚生サービスを教えてください

導入実績が多い定番の福利厚生サービスは以下の3つです。

  1. 福利厚生倶楽部
  2. ライフサポート倶楽部
  3. WELBOX

福利厚生サービスの料金体系は「一人当たり月〇円」という月額制が一般的なため、大企業、中小企業問わず気軽に導入することが可能です。

 

選び方としては、①福利厚生を利用する目的の明確化、②従業員のニーズリサーチ、③会員用サイトの使いやすさの確認、という順番で行うとよいでしょう。

 

詳しくは、「おすすめの福利厚生サービス3選【中小企業から大企業まで導入実績多数】」をご覧ください。