近年、スマホやSNSの普及によって情報入手が容易になったことから、BtoB・BtoCに関係なく、企業からの一方的な情報発信や担当者のスキルに依存した営業では、顧客を獲得することが難しくなってきました。
CRM(顧客関係管理)を積極的に取り組む企業が増えるとともに、CRMの活動を効率化するツール・システムの需要も高まっています。CRM(顧客関係管理)は、顧客と良好な関係を構築・継続することを目的とし、自社の顧客情報を一元管理するツールです。あらゆる顧客情報を収集・分析して、顧客の行動パターンや興味関心を定量的に見出すことができます。
CRMツール(顧客管理システム)は主に、以下のような機能を備えています。
- 顧客情報(個人情報・行動履歴・問合せ内容など)の一元管理
- メール配信(予約配信・ステップメール・問合せの自動返信など)
- 各指標の集計・レポーティング
- 関連ファイルやノウハウの共有
現在、国内外には数多くのCRMツール(顧客管理システム)が存在しますが、それぞれ得意領域やカバーできる業務範囲(マーケティング、営業、アフターフォローなど)、搭載機能は多種多様です。フリープランから月額10万円超まで価格帯も幅広く、導入後に成果を上げるためには、自社の現状課題や現場の運用体制に適したツールを選ぶ必要があります。
本記事では、CRM(顧客関係管理)の概念からツールの役割や機能、導入メリットまでわかりやすく説明します。CRMツールの選び方や比較のポイントについても解説していますので、ぜひ比較検討の際に参考にしていただけますと幸いです。